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スティーブ・ジョブス-膵臓がんサバイバー プリント メール
作者 Administrator   
2008/01/17 Thursday 15:00:00 JST

 

Imageジョブス氏は膵臓がんと診断され、20048月に手術を受けました。結果は良好で、療養するために一月ほど休暇を取りましたが、翌月には仕事に戻ることができました。以下は2006年スタンフォード大学卒業式におけるジョブス氏のスピーチ抜粋です。すい臓がんと診断されたときの体験について語っています。



(省略)3つめは、死に関するお話です。私は17の時、こんなことわざを読みました。「毎日、これが人生最後の日と思って生きなさい。いつか、あなたは正しかったと思える日が必ずくるから」(笑)。その話は私にとってとても印象的でした。それから現在に至るまでの33年間、私は毎朝鏡を見て自分に問い掛けてきました。「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることを私は本当にやりたいと思うだろうか?」と。もし、その答えが「ノー」である日が何日も続いていたとするなら、何かを変える必要があるということです。


すべてはもうすぐ終わる(死ぬ)ということを常に意識しておくことは、人生の重大な選択をする際、何よりも助けとなる最も重要なツールです。外部からの期待、自分のプライド、屈辱や挫折に対する恐怖などといった大抵のことは、すべて死に臨んでは消えてなくなり、真に重要なことだけが残るからです。自分もいつか死ぬという意識は、私の知る限り、何かを失うかもしれないという「思考のわな」に陥ることを避けるための最善の策です。あなたはすでに丸裸です。自分の心に従わない理由はありません。

 

今から1年ほど前、私は膵臓がんと診断されました。朝の7時半にCTスキャンを受けたところ、私の膵臓にはっきりと腫瘍が映っていました。私はその時まで、膵臓が何かも知らなかったのです。医師たちからは、「これはまずまちがいなく治療不能なタイプのがんで、長くても3ヶ月から6ヶ月の命だろう」と告げられました。主治医は私に「家に帰って身辺を整理しなさい」とアドバイスしてくれました。「死の準備をせよ」というときの医師の婉曲的な表現です。要するに、今後10年かけて子どもたちに伝えられると思っていたことを、この数ヶ月のうちに伝えなさい、ということです。それはまた、家族が対処しやすいよう、何もかも整理しておきなさい、ということでもあります。お別れをしておきなさい、ということです。

 

私はその診断結果を背負って丸1日過ごしました。そしてその日の夕方遅く生検を受けました。医師は内視鏡の管を私の喉から入れ、胃を通り小腸まで挿入し、そこからすい臓に針を刺して腫瘍細胞を幾つか採取しました。私は麻酔をかけられていましたが、立ち会った妻に後で聞いたところ、顕微鏡をみていた医師が私の細胞を見たとたん、泣き出したのだそうです。それはきわめて珍しいタイプの膵臓がん(島細胞神経内分泌腫瘍islet cell neuroendocrine tumor)で、手術で治癒できるものでした。私は手術を受け、そして今は、ありがたいことに元気です(拍手)。



 

アップルの従業員へのメールで、ジョブズ氏のすい臓がんは、島細胞神経内分泌腫瘍(islet cell neuroendocrine tumor)と呼ばれる非常にまれなタイプだったと説明されています。ジョブス氏の話にもあるようにすい臓とはどのような臓器なのか、また、すい臓がんとはどういう病気なのか、あまり理解されていません。ジョブス氏の場合がそうであったように、良性で切除すれば完治するタイプのすい臓がんもあります。たとえ悪性の可能性が高い場合でも、早い時期に診断され、適切な治療を受けることができれば治るがんもあります。40代から50代の男性をとると、がんによる死因の第3位がすい臓がんです。早期発見・診断・治療の鍵は40歳からの積極的なすい臓の検診にあります。 あなたのすい臓は大丈夫ですか。

 

 
関連リンク:スティーブジョブズ氏のスピーチ(YouTUBE動画)

 

 

 

 



 

 

最終更新日 ( 2008/11/09 Sunday 05:40:11 JST )
 
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