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希望とインスピレーションの物語(2002年10月) プリント メール
作者 Administrator   
2007/11/29 Thursday 13:52:22 JST

希望とインスピレーションの物語

スティーブ・ニーハンス(55歳)、カリフォルニア州コロナ在住

 

スティーブ・ニーハンスと申します。私はすい臓がん患者です。私はこの恐ろしい病気で死ぬかもしれません。でもそうはならないかもしれないと思っています。去年の9月のことでした。私のすい臓にしこりができて十二指腸の方へ伸び、胆管を塞ぎ、つまり肝臓に胆汁が逆流するようになってしまいました。私は真っ黄色になり、まるでマジックペンのようでした。秘書さんたちは文字通り私を引きずって病院に連れて行きました。1週間後、私はウィップル手術に備えていました。手術は行われましたが合併症がひどく、重い感染症の他に血栓が両足と両肺にできました。一度となく私の信仰が試されました。私は手術台の上にマグロのように何もできずに横たわる自分の姿をはっきり覚えています。看護婦さんが一人、私の手を握りながら驚いたような声で、ニーハンスさんは緊張してませんねと言いました。私は全然心配していませんよ、と答えました。彼女の頬に大粒の涙がつたい落ちるのが見えました。

 

ウィップル手術が終わったとき、すい臓の断端検査は陽性でした。つまり化学療法と放射線療法が必要となったのです。私は「この治療、お昼休みの間にできますか?」と聞きました。1月に治療が始まりました。私は11:30に会社を出ると、サン・ベルナディーノがんセンターに行って放射線を受け、腫瘍内科医に寄って5FUを打ってもらい、それから一日の仕事を終えるために会社に戻りました。毎日、私は高速道路のお気に入りの場所で止まってクッキーをかじることにしていました。ある日ハイウェイパトロールの警官に呼び止められたのを覚えています。警官は私に大丈夫かと聞きました。私は答えました。大丈夫です、ただちょっとがんと闘っているだけなんです。警官は私を一瞬抱きしめると仕事をしに行ってしまいました。自分が正気かどうか知りたくなったら、何百台もの車が通り過ぎている横でハイウェイパトロールの警官に抱きしめられてみてください!

 

この文章を書くのはとても大変でした。ふだんあまり自分のことは話したくないので。なぜならこれは自分の話ではないからです。私自身は寛解状態で毎日素晴らしく過ごしています! これは私の後についてくる皆さんの話なのです。最悪のニュースをたった今耳にして、病院の駐車場でエンジンをかけてハンドルを握ったまま恐怖に凍り付いている皆さんの話なのです。何時間も泣いたり祈ったりしている家族や友人や会社の人たちの話なのです。これはより良い治療と治癒の希望についての話なのです。

 

このがんは私の人生を変えました。私は、自分がなぜこの世にいるのか理解したつもりでいます。今の私は、自分が残りの人生で何をしなければいけないのかを知りました。私はこの人生を私の後についてくる人々のために捧げることを決心しました。これほど素晴らしいチャンス、神様からの呼び出し電話を受ける人はそうはいないでしょう。

 

乳がんや大腸がんがどのようにして世間に注目されるようになってきたかを調べてから、私はPanCANおよびすい臓がんでの自分の役目を果たそうと決心しました。世の中の人々に広く知ってもらうことが鍵なのです。この病気に関連しているすべての人が、このがんを世の中に広く知らせる役割を持っています。どこがおかしいのか分かりますか? 世の中の人々はもうすい臓がんのことを知っているんですよ。「私はすい臓がんにかかりました」と言ったとたんにどれほどの人が涙を流して泣いたことか。みんなすい臓がんの大変さを知っているんです。だからその知らせを聞いたとき土の中に顔を埋めてしまうんです。それはただ、そんな深刻な病気の人に対して自分がどうしたら良いのか分からないからなんです。ですから、それは私たちの義務なんです。そういう人たちの首根っこをつかんで土の中から顔を上げさせ、彼らに何ができるのかきちんと示してあげることが。

 

私は友人たちと、PanCANのために小さなチーム・ホープ・がん広報ウォークを立ち上げました。1012日、カリフォルニア州リバーサイドで開催の予定です。少しずつですが計画は走り出したのです。私たちがお願いしたどの人も、どの会社も文字通り泣きながら支援を申し出てくれました。今までの人生で、これほどまでに人々の善意に触れることができたことはありませんでした。もしあなたがいっぱしの55歳の大人が泣くのを見たかったら、ちょっと私に電話して「支援したいんです」と言ってみてください。それだけでいいんです。ふだんの会話でちょっとすい臓がんの話をするだけで、またちょっと援助の話をするだけでも、それだけこの病気のことを広く知ってもらうことになるんです。それからあと一つ。頼む時はお金を出してもらうように頼むことを忘れないでください。口に出して頼まなければ、どこからもお金はやってこないのですから。

 

私は毎日、すい臓がんという病気に関わっているすべての人のために特別な祈りを捧げています。あなたの存在は私の心の中、私の頭の中そして私の魂の中にいます。私への連絡は、 このメールアドレスはスパムボットから保護されています。観覧するにはJavaScriptを有効にして下さい またはがん広報ウォークのページ http://www.pancan.org/1teamhope/ca/rvrsd/index.html をご覧ください。

 

 

 

 
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