内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)


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内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP: Endoscopic Retrograde Cholangiopancreatography イーアールシーピー)は、通常は病院の内視鏡検査設備の中、もしくは外科手術センターで行われます。超音波内視鏡と呼ばれる特別に細く軽いチューブが口から入り、下がって胃、小腸の最初の部分(十二指腸乳頭部)に到達するまで挿入されます。

 その内視鏡を通ってカテーテルと呼ばれる小さなチューブが胆管、膵管の中に挿入されます。造影剤はこの管を通って挿入され、X線写真が撮影されます。これらの画像は、腫瘍や他の要因で、管が狭まったり詰まったりしていないかを示してくれます。また、がんの疑いのある病変について、内視鏡から主膵管に挿入されるカテーテルを通して、膵液が採取され細胞診が行われることもあります。

 また、ERCPは、がんによって胆管が詰まり、黄疸を起きた状況で用いられる治療方法でもあります。ERCPにより、閉塞した管の中にステントが挿入され、詰まった管を流れるようにします。これは、外科的手術よりは侵襲的でないため閉塞から起こった黄疸を治療する際に好まれる手法です。

 ERCP Image 1Image courtesy of Shawn Mallery, MD & Minnesota Pancreas and Liver Center
およそ5〜7%の患者が、ERCPの合併症として、膵炎(すい臓の炎症)を経験します。普通、膵炎は軽いものですが、重篤な膵炎が起こることもあります。内視鏡を引き剥がすときや麻酔の反応として起こる消化管出血や感染症がごくまれな合併症です。ERCP後の観察のために入院が認められています。

 

<このがん情報は米国PanCANで作成されていますので、日本の状況と多少異なる点もあります。それらについては担当医にご相談下さい。PanCANJapanの責任で翻訳、提供しています。無断転載禁止>

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