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EVALUATION OF RESEARCH GRANTS PROGRAM: PRIVATE FUNDING CREATES EXPONENTIAL PROGRESS
研究支援プログラムの評価:プライベートファンディングは大きな前進を生み出しています

 

パンキャンが2003年から2011年の間、支援してきた膵臓がん研究者は、パンキャンの支援1ドルについて、さらに9.93ドルの膵臓がん研究予算を米国がん研究センター(NCI)などから獲得しています。

この期間にパンキャンから支援を受けた研究者は、平均して論文を13本執筆していますが、これらの論文はさらに約8倍の数の論文において、他の研究者より引用されh、参照元となっています。

これらの結果はパンキャンの研究支援の戦略が効果を発揮しており、そして、膵臓がんの研究領域において臨界点に到達するのに必要な数の科学者の育成に成功していることを示しています。そしてまた、私たちの研究支援資金は10倍の投資効果を生み出していることを明確に示し、私たちパンキャンの助成金が素晴らしい結果を生み出していることが証明されたといえます。私たちの努力により、より多くの科学者がこの病気について研究を行い、私たちはかつてよりもこの病気の実態を理解し、また、早期診断ツールとさらに改善された治療の選択肢を得ることができるようになりました。研究者達はプロジェクトの助成をうけるほか、研究支援を受けた科学者達は膵がん研究コミュニティの一員となってお互いの研究を広げ、また、協力し合える関係を得られるようになっています。

パンキャンは2013年はじめに2003年から2011年の間の自分たちの研究支援プログラムを厳格に評価しました。この期間には66名の研究者がパンキャンから合計915万ドルの研究助成を受けました。そして、この方法により、研究者達は915万ドルを元手に研究を発展させて、さらに9100万ドルの膵臓がん研究予算を他の機関などから獲得したことがわかりました。


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パンキャンによる研究助成をきっかけにして得られた9100万ドルの膵臓がん研究資金の内訳を調べると、約58パーセントは連邦政府(そのうち92パーセントはNCI=National Cancer Institute)から拠出されていることが分かりました。この統計はパンキャンの政策提言活動の努力が、たいへん重要であり、私たちの努力によって成立した「難治がん研究法」がとても重要だったことを示しています。この「難治がん研究法」はNCIが膵臓がん研究・治療の成果をだすために活動をする根拠法として、2013年1月にオバマ大統領によって署名されたものです。私たちは連邦議会が私たちの命を守るがん研究予算を削減しないよう、これからも訴える努力を続けなければなりません。


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投資効果として生まれた資金の残りの42パーセントは、私的助成金(個人・私企業)の支援によるものであり、これはパンキャンが呼びかけてきた私的助成金による研究支援運動もまた大変重要であることを示しています。毎年、支援を受けた研究者は、連邦政府とプライベートの支援の両方が重要であることを理解しています。パンキャンの投資は、現在及び将来のすい臓がん研究者が使える資金源となる一方、連邦政府が膵臓がん研究をするために十分な予算を確保するよう、パンキャンが働きかけるための活動資金となっています。


パンキャンの支援を受けた研究者がさらに研究予算を得ているという実情に加えて、パンキャンはそれらの研究者が、さらに論文において成功しているかを調査しました。学界において生物医学雑誌は、研究結果の信用性を確認し、そして他の科学者がそれを読んだ上で自分たちの研究に繋げる役割をもっています。この生物医学雑誌を分析して、パンキャンは波及効果(ripple effect)が起きていることを確認しました。つまり、私たちが支援した科学者がしっかりとした研究を行い、結果を信用ある論文として残すことで、それらが他の研究者たちによって引用されているということです。2003年から2011年の間に62人の科学者がパンキャンから支援を受け、813論文を作成し、多くが他学界で高く評価されている雑誌に掲載されました。他の研究者はこれらを読み、さらに自分たちの研究成果につなげています。そして、6200以上の論文へ引用されることで、急速に膵臓がんの知見が深められています。この調査データは、私たちの支援を受けた研究者が、膵臓がんの研究分野にとどまって活動をしており、膵臓がんを研究する研究者を決定的に増加させようというパンキャンの戦略に貢献していることを裏付けています。


ripple-effect-2013

 


今回の調査により、パンキャンの助成を受けた研究者が膵臓がんの研究に専念し、かつ、この分野で結果を残していることがわかったことで、パンキャンのこれまでの戦略は成功していることいえます。パンキャンの活動を長年支援してくださっている皆様のご寄付は、研究者への支援が科学的に重要な発見につながり、より大きな膵臓がん研究につながり、そして、他の科学者が参照する生物科学雑誌においてさらに研究成果の理解が促進されているとご理解いただけたと思います。

パンキャンは最終的に膵臓がんを撲滅し、2020年までに生存率を2倍にしようとする目的を掲げています。膵臓がん撲滅のためのイベントに参加したり、または直接研究のための資金を提供したり、そしてまた、連邦政府に膵臓がんの重要性を訴える政策提言に参加するといった、パンキャンを支援してくださる皆様のすべての活動が、この目的実現の原動力となっています。

 


パンキャンジャパン

パンキャンジャパンは2006年から日本で活動してきました。そして日本においても研究支援、患者支援、希望をつくる(Advance Research, Patient Support, Create Hope)ことを使命に掲げて活動しています。このために、PALSの運営(電話相談)、教育・啓発セミナー、情報交換会を基本としつつ、さらに「ドラッグラグの解消」「研究者育成」「家族性膵癌研究の支援」を日本独自に行ってきました。みなさまからいただいた寄付の運用は、これらの活動のために投資されています。
ここでは、これまで成果となったトピックを引用いたします。


ドラッグラグ解消

ドラッグラグ問題解消を訴え厚生労働大臣に3万1千筆の署名提出

読売新聞朝刊(8月1日)「海外薬承認を促進」にパンキャンのコメントが掲載

国内ニュース:<ドラッグ・ラグ問題>日本経済新聞の「医出づる国」(8月25日)特集

 

研究者支援

パンキャン賞

国内ニュース:膵臓がん早期発見で成果(山陽新聞)

 

家族性膵癌研究

国内ニュース:日本膵臓学会・パンキャンにより家族性膵癌登録制度がスタート

 

 

 

 

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