ナノナイフ(NanoKnife®)治療とは

NanoKnife®は、重要な臓器であるとか体内の主要な血管の近くに位置するため手術不能またはリーチの困難な腫瘍のある患者に低侵襲なオプションを提供します。従来のマイクロ波腫瘍焼灼熱凝固療法のような高熱や凍結療法などの寒さでは、正常隣接組織を損傷する恐れがありますが、NanoKnifeシステムでは腫瘍を破壊するために電流を使用しています。

NanoKnifeの潜在的な利点は次のとおりです。

  • 切開する必要がない
  • 健康な組織への損傷が少ない
  • 最小限の術後疼痛
  • 副作用が少ない
  • 短期入院
  • 術後の迅速な回復
  • 新しい腫瘍が再発した場合の何回でもリピートできる能力


どのように動作するのか?

マイクロ波エネルギーの代わりに、高熱や極端な冷さを使用するのではなく、NanoKnifeシステムでは、腫瘍を治療するために電流を使用します。 患者が全身麻酔下にある間、治療する医師は慎重に患者の体内に最大6本の細い針(電極)を導入し、戦略的に腫瘍の周囲に配置します。その後、NanoKnifeシステムがセットになっている針の間に電気パルスまたは電流を送ります。このプロセスは、不可逆的エレクトロポレーション(IRreversible Eelectroporation)と呼ばれ、細胞にナノメートルサイズの穴を穿刺することにより、腫瘍細胞を破壊します。穴があけられた癌細胞はバランスをくずし、自然死にいたります。

電気パルスは、電極の間に流れるため、周囲の健康な細胞組織、血管および他の重要な構造の損傷を最小限に抑え、腫瘍が破壊された後、死んだ腫瘍細胞は、体が自然に健康な細胞に置換されます。

IRE治療は、2〜4時間で終わります。処置後、患者は観察のために一晩入院し、典型的には翌日に退院します。患者には、感染を防止するために抗生物質が与えられます。

NanoKnifeは従来の外科療法の候補ではない局所進行がんの患者で、抗がん剤治療しか残されていないと言われたような場合、他の治療法がないと言われた患者には選択肢のひとつになりえる治療です。心臓ペースメーカーを有する患者は、心拍異常、神経刺激異常のみられる患者は、この治療はできません。

 

2014年10月5日に予定されている『パープルリボンセミナーin東京2014』では、「放射線療法の最前線」の基調講演で伊丹純先生 (国立がん研究センター)が説明いたします。


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