Diabetus PDAC blood checkup

海外ニュース:新たに発症した糖尿病は膵臓がんの早期徴候

著者:カーラ・マルティネス

 2018年6月18日

アメリカ国立がん研究所誌(Journal of the National Cancer Institute:JNCI)に本日発表された研究は、アフリカ系とヒスパニック系アメリカ人の50歳以上の男女の糖尿病が、世界で最も厳しいがんである膵臓がんの早期徴候である可能性を発見しました。

JNCI誌に発表された調査では、20年以上にわたって50,000人近くの個人を追跡し、糖尿病を発症した50歳以上の人は、糖尿病を発症しなかった人と比較して膵臓がんを発症する可能性が2倍以上でした。また、糖尿病の人は、長年の糖尿病の人と比較して、糖尿病の診断から3年以内に膵臓がんの診断を受ける可能性が2.3倍高くなりました。この発見は、新たに発症した糖尿病が膵臓腫瘍の初期症状とみなされる可能性があるという他の研究で指摘された観察結果を裏付けています。また、この発表は、これらの少数民族で特に糖尿病と膵臓がんの相関を調査する最初の研究です。アメリカの黒人は、米国のすべての民族、人種グループのなかで膵臓がんの発生率が最も高く、他の人種グループよりも最大67%高くなっています。

「膵臓がんと診断された人の生存率は、ほとんどの場合数ヶ月単位で測定されるため、診断と治療法を改善することが重要です」と、世界最大の膵臓がん患者支援団体であるアメリカのパンキャン本部(PanCAN)の最高科学責任者リン・マトリシアン博士は指摘します。 「この研究は、膵臓がんで新たに発症する糖尿病が持つ重要な役割を強調し、早期発見につながる戦略を開発するというパンキャン本部(PanCAN)の使命、既存のコミットメントをさらに強固にします。」

パンキャン本部(PanCAN)は、長年糖尿病が膵臓がんの軽度の危険因子であることを理解してきましたが、今回の研究発表にあるように、新たに発症した糖尿病は膵臓がんの早期のシグナルかもしれません。パンキャン本部はこの分野の研究に研究資金を継的に提供し、糖尿病患者の膵臓がんをより早期に発見するための手がかりを見つけるためのプロジェクトに取り組んでいきます。

メイヨークリニックの胃腸病学および肝臓学専門医、医学部教授、パンキャン本部の科学医学諮問委員会(SMAB)のメンバー、このJNCI研究の著者であるスレシュ・チャリ(Suresh Chari)医学博士は、糖尿病は膵臓がんの初期症状の可能性があることから、新たな発症の早期発見に貢献してきました。彼はパンキャン本部と緊密に協力し膵臓がんの早期発見戦略を研究開発しています。詳しくはチャリ博士の「糖尿病と膵臓がんについて知っておくべき6つの重要なポイント」を参照ください。

 

#糖尿病、#早期発見、#危険因子、#膵臓がん、#症状

 

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