■膵臓がん専門病院(外科症例数の多い病院のことをハイボリュームセンターと呼びます)  

 外科手術の症例数が多い病院ほど治療成績はいい傾向にあるという調査結果がでています。厚生労働省では、2002年4月から年間症例数、医師の経験年数等、一定の基準を導入し施設の診療報酬に格差をつけることにしました。この施設基準では膵臓がんの外科症例数が年間6~10例以上を目安としていますが、なかには年間50例以上の切除例を報告するハイボリュームセンタ-といわれる専門病院もあります。近年の膵がん患者の増加に伴い、国内では年間100症例を超える膵臓がんの手術を行う病院もふえてきました。

 また、膵臓の手術は難易度が高いことから、日本肝胆膵外科学会では、その高難度の手術をより安全かつ確実に行うことができる外科医を育てるために、肝胆膵外科専門医制度を発足させました。この制度では、高度技能をもつ指導医のもとで外科医は経験を積み、認定基準に定められた手術実績以上の経験を積むことが要求されます。日本肝胆膵外科学会の定めるハイボリュームセンターのリスト(肝臓・胆のう・膵臓を含む50症例以上)は 2)を参照してください。

 下記は膵臓がんの外科手術が多いとされている病院のリストです。2) 手術数のデータを公開する病院は毎年増える傾向にありますので、近隣の病院について調べてみてください。(☆=約10症例)

■がん薬物療法専門医(日本臨床腫瘍学会)

 

 ハイボリュームセンターはあくまでも手術数が多い施設を指しますが、膵臓がんの場合、手術を受ける患者は全体の約20%と言われ、抗がん剤治療を受ける患者数はその約3~4倍と推定されます。

 膵臓がんの化学療法は外科・内科・各担当科の現場の医師により行われていますが、欧米では化学療法の専門家としての腫瘍内科医(オンコロジスト:Oncologist)が独立して治療にあたり、良績をあげています。そうした現状を受け、国内でも日本臨床腫瘍学会が中心となり2006年より臨床腫瘍医(腫瘍内科医)専門認定制度が開始されました。

 膵がん専門病院のなかで認定を受けた化学療法専門医のいる施設は◎で示しました。現段階で認定を受けた消化器内科医の数も増えてきており、オンコロジストは1200名を超えるまでになりました。


【北海道】

 北海道大学病院 (☆☆☆☆☆)  ◎

 JA北海道厚生連札幌厚生病院 (☆☆☆☆☆

 札幌医科大学病院 (☆☆☆) ◎

 手稲渓仁会病院 (☆☆☆☆☆) 

 旭川医科大学病院 (☆☆☆☆☆) 

 札幌医科大学附属病院(☆☆☆☆☆

 JA北海道厚生連札幌厚生病院(☆☆☆☆☆

 北海道消化器科病院(☆☆☆


 【岩手県】    
 岩手県立中央病院 )  

 岩手医科大学病院 )  

 


 


【秋田県】    
 秋田大学病院 )  

 

 

 


 

 

 

 【山形県】    
 山形県立中央病院 )  

 


 

 


【宮城県】  
 東北大学病院がんセンター(☆☆☆) 
 仙台医療センター() 

 

 仙台オープン病院( 

 仙台厚生病院()   

 宮城県立がんセンター 

 



【栃木県】  
 独協医科大学病院(
 自治医科大学病院(

 栃木県立がんセンター ◎

 

 


 


【千葉県】
 千葉大学病院(☆☆☆☆) 

 国立がんセンター東病院(☆☆☆)  
  ※最新※2013年度膵腫瘍切除 年間88例(膵癌切除年間65例)

 千葉県がんセンター(☆☆) 
 



【埼玉県】
 
埼玉医科大学国際医療センター() ◎

 埼玉県立がんセンター(☆☆) 

 防衛医科大学校病院() 
 埼玉自治医科大学さいたま医療センター(☆☆) 

 



【東京都】
 国立がんセンター中央病院(
☆☆☆☆) 
 東京女子医科大学病院(☆☆☆☆) 
 帝京大学病院(☆☆

 癌研有明病院(☆☆☆☆) 

 都立駒込病院(☆☆☆☆) 

 東京大学病院(☆☆) 

 虎ノ門病院(☆☆) 

 日本医科大学病院() 

 順天堂大学順天堂医院(☆☆
 慶応義塾大学病院(☆☆)  

 杏林大学付属病院(☆☆) 
 日本大学板橋病院(

   東京医科大学病院() 

 都立府中病院(

 



【神奈川県】
 東海大学病院(
☆☆☆☆

 神奈川県立がんセンター) ◎ 

 横浜市立大学病院
 北里大学東病院) ◎

 聖マリアンナ医科大学病院) ◎

 



【新潟県】    
 県立がんセンター新潟病院(☆☆☆) 

 新潟大学医歯学総合病院(☆☆) ◎

 



【富山県】  
 金沢医科大学病院    
 富山県立中央病院   

 



【石川県】
 金沢大学医学部付属病院) ◎

 

 



【福井県】
 福井県立病院

 福井医科大学病院  

 



【長野県】  
 信州大学病院(

 



【山梨県】 
 山梨大学付属病院()  

 


 


【静岡県】
 静岡県立静岡がんセンター(
☆☆☆☆☆☆☆☆) 
 静岡県立総合病院()  

 

 



【愛知県】
 名古屋大学病院(
☆☆☆☆) 

 愛知県がんセンター(☆☆☆☆) 

 名古屋市立大学病院(☆☆) 
 藤田保健衛生大学病院()  

 豊橋市民病院() 

 愛知医科大学病院() 

 



【岐阜県】
 大垣市民病院(
☆☆☆) ◎

 


 

【滋賀県】
 滋賀県立成人病センター(

 滋賀医科大学病院(

 大津赤十字病院 (※)

   

 

 


 

 

 【奈良県】

 天理よろづ相談所病院(
 奈良県立医科大学病院(

 

 


 

 

【三重県】
   三重大学付属病院(☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 


 

 

【和歌山県】
   和歌山県立医科大学病院(☆☆

 

 

 

 

 



【京都府】
 京都大学医学部付属病院(
☆☆☆☆☆) 
 京都府立医科大学病院(☆☆)  ◎

 

 


 

 

 【大阪府】

 大阪府立成人病センター(☆☆☆☆) ◎

 国立病院機構 大阪医療センター(☆☆☆

 関西医科大学牧方病院(☆☆☆

 近畿大学病院☆☆☆ 

 大阪市立総合医療センター() 

 大阪市立大学病院(☆☆

 大阪赤十字病院(☆☆) 

 大阪医科大学付属病院☆☆) ◎
 大阪警察病院 ☆☆

 大阪大学病院()   

 大阪労災病院() 
 淀川キリスト教病院(

 市立豊中病院()   ◎  

 済生会野江病院( 

 関西医科大学滝井病院  ◎

 



【兵庫県】

 神戸大学付属病院(☆☆ ◎

 神戸市立中央市民病院(

 明和病院☆☆ 

 兵庫医科大学病院(☆☆

 兵庫県立がんセンター()   

 兵庫県立成人病センター() 

 姫路赤十字病院(

 


 

 

【岡山県】
 岡山大学病院(
☆☆☆☆)  
 岡山済生会総合病院(☆☆☆)  
 倉敷中央病院

 松田病院

 

 


 

 

【広島県】

 

 広島大学病院☆☆☆) 

 尾道総合病院()  ◎

 市立広島市民病院  
 広島赤十字・原爆病院() 

 

 

    

 

 



【山口県】

 山口大学付属病院  

 

 


 

【高知県】
 高知医療センター(
) ◎

 高知大学病院(

 

 


【愛媛県】

 四国がんセンター☆☆

   愛媛県立中央病院

 松山赤十字病院(☆☆)◎

 



【福岡県】
 九州大学病院(
☆☆)  
 久留米大学病院(☆☆☆)  ◎

   福岡大学病院()    ◎ 

 国立病院機構 九州がんセンター  
 北九州市立医療センター

 飯塚病院

 



【長崎県】
 長崎大学病院(
)   ◎

 国立病院機構長崎医療センター() ◎

 



【熊本県】
 熊本大学病院(
☆☆) 

 熊本赤十字病院(

 



【大分県】
 大分医科大学病院 

 



【宮崎県】
 宮崎大学病院
) ◎

 

 


【鹿児島県】
 鹿児島大学病院
☆☆

 


更新日: 2018年3月20日(一部)

 

 

参考資料:

 

『がん薬物療法専門医』とは質の高いがん薬物療法を実現するために、幅広い臓器のがん薬物療法の知識と技術を持った専門医です。それぞれの専門医やメディカルスタッフと連携しながらがん治療を行います。
全国のがん診療連携拠点病院・大学病院やがんセンターなどに在籍しており、1,233名(2017年4月1日現在)が専門医認定を受けています。 専門医をお探しの方は専門医名簿をご覧ください。

 

1)内科医:日本臨床腫瘍学会(JSMO)「科学的根拠に基づいた抗がん剤治療ができる専門医の養成について」

『がん薬物療法専門医』とは質の高いがん薬物療法を実現するために、幅広い臓器のがん薬物療法の知識と技術を持った専門医です。

それぞれの専門医やメディカルスタッフと連携しながらがん治療を行います。
全国のがん診療連携拠点病院・大学病院やがんセンターなどに在籍しており、1,233名(2017年4月1日現在)が専門医認定を受けています。

専門医をお探しの方は下記の認定施設に記載されている専門医の名簿を参照ください。

・日本臨床腫瘍学会認定施設(2018/03/18)

 

2)外科医:日本肝胆膵外科学会:修錬施設検索(都道府県別) (A…50例以上、B…30例以上)

肝胆膵外科手術は、消化器外科手術の中で、特に難易度が高いため、難しい手術を安全に、かつ確実に行うことのできる外科医を育てるために日本肝胆膵外科学会は、高度技能専門医制度を2008年より始めました。

高度技能専門医の資格を得るには、まず、消化器外科専門医の資格を持っていること、日本肝胆膵外科学会が認定した修練施設(*1)で3年以上の修練期間を有すること、そこで高度技能指導医(*2)に直接指導を受け、高難度肝胆膵外科手術の経験を積み、基準以上の手術実績数を持つ必要があります。書類審査と高難度手術のビデオ審査を受け、通過した医師だけが高度技能専門医になれます。

 

(*1)修練施設とは?
日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設に認定されており、かつ高度技能指導医あるいは高度技能専門医が1名以上常勤している病院のうち、1年間に高難度肝胆膵外科手術を50例以上行っている施設を修練施設(A)、30例以上行っている施設を修練施設(B)としています。2016年12月現在、日本全国に修練施設(A)が111施設、修練施設(B)が106施設存在します。

(*2) 高度技能指導医とは?
消化器外科専門医または指導医の資格をもち、肝胆膵外科診療に指導的立場で従事し、高難度肝胆膵外科手術を100例以上行った経験を持っています。2016年12月現在、日本全国に640名の高度技能指導医がおります。

 

 

 

 

 

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