2015年新年のご挨拶-2020 Vision of Progress-
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
おかげさまでパンキャンジャパンも今年で設立9周年を迎えます。高齢化がすすむ日本では膵臓がんは毎年1,000名単位で増えてきています。国立がん研究センターによる2014年度推計では膵臓がん罹患者数が35,000人となりました。米国の約倍です。そのようななか、パンキャンジャパンでは2020年までに膵臓がん生存率を倍増するというアグレッシブな目標に向かって積極的な活動を続けております。
いま世界では膵臓がん患者の生存率を改善するために新薬が急ピッチで開発されています。これらの医薬品を迅速に我が国の患者に届け、生存率向上を図 るために始めたのが「ドラッグラグ解消を求める署名活動」です。いままでは、5年待たないと世界の標準治療薬が日本では使えないというドラッグラグ問題が ありました。しかし、大勢の皆様にご支援いただき、2011年のエルロチニブ、2013年のフォルフィリノックスに続き、2014年12月18日にナブパ クリタキセル(商品名 アブラキサン)が承認されました。また、2011年にスタートした希少がんの膵内分泌腫瘍患者支援活動でも、エベロリムス(商品名 アフィリトール)、スニチニブ(商品名スーテント)、さらに長年の課題であったストレプトゾトシン(商品名 ザノサー)の早期承認も関係者のご尽力により実現しました。パンキャン ジャパンが活動を開始した2006年当時はゲムシタビンとS-1の2剤しかなかったことを考えると、隔世の感を禁じ得ません。
今後の大きな計画として、(1)既成医薬品・未承認薬適応外薬ラグ、メディカルデバイスラグ、ラジオアイソトープ療法ラグなどの解消、(2)膵がん撲滅パープルリボンセミナー・パープルストライド・勉強会など、(3)若手研究者支援、がん研究予算確保などを三つの大きな柱として活動を進めていく所存です。なにとぞ一層のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
このようなパンキャンジャパンの活動が続けられるのもご支援くださる皆様のお蔭です。こころより御礼申し上げます。本年も相変りませぬご支援、ご協力を賜りたくお願い申し上げます。
皆様方のご健康とますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げて新年のご挨拶とさせていただきます。
平成27年 元旦
特定非営利活動法人パンキャンジャパン
眞島喜幸 理事長
