パンキャンジャパン 第77回保健文化賞を受賞しました

パンキャンジャパン 第77回保健文化賞を受賞しました

このたび、パンキャンジャパンは厚生労働省・第一生命保険株式会社主催の第77回「保健文化賞」団体賞を受賞いたしました。
本賞は、保健衛生の向上に顕著な功績をあげた団体・個人に贈られる歴史ある賞であり、私たちの活動が社会的に評価されたことを大変光栄に存じます。

受賞のご報告

2025年11月19日、明治記念館にて開催された贈呈式において、パンキャンジャパンは団体賞を授与されました。
この栄誉は、膵臓がん患者とご家族の支援、早期発見の啓発、研究促進に取り組んできた活動が認められたものです。

 77th Health Culture Award 2025sm

77th Health Culture Award 2025 Sakoi Majima sm

なお、翌11月20日の「世界膵臓がんの日」には、天皇皇后両陛下に拝謁の栄を賜り、殿下より温かいお言葉を頂戴いたしました。

この様子は、宮内庁公式Instagramおよび産経新聞の報道記事にも掲載されております。ぜひご覧ください。
宮内庁公式Instagram掲載写真はこちらをクリック(Instagramの登録が必要)
産経新聞記事はこちらをクリック

(more…)

Continue Readingパンキャンジャパン 第77回保健文化賞を受賞しました

海外ニュース:FDAは、転移性膵癌の一次治療としてオニバイドを承認

fda building

海外ニュース:FDAは、転移性膵腺癌の一次治療としてオニバイドを承認

2024年2月13日、

食品医薬品局(FDA)は、オキサリプラチン、フルオロウラシル、およびロイコボリンと共に、転移性膵腺癌の一次治療としてイリノテカンリポソーム(オニバイド)を承認しました。

(more…)

Continue Reading海外ニュース:FDAは、転移性膵癌の一次治療としてオニバイドを承認

海外ニュース:膵臓がんの5年生存率が12%に上昇

pancan 12percent

膵臓がんの5年生存率が12%に上昇
~ 2年連続で向上し12%になる ~

2023 年 1 月 12 日

著者 エリン・ポスト

本日発表された American Cancer Society の Cancer Facts & Figures 2023 は、膵臓がんの 5 年生存率が現在 12% であり、昨年から 1 パーセンテージ ポイント増加したことを報告しました。

生存率が 2 年連続で上昇したのは 2017 年以来初めてであり、この困難な病気との闘いが継続的に進歩していることを示す有望な上昇傾向です。また、これは命が救われたことも表しています。1 パーセント ポイントの増加は、膵臓がんと診断されてから 5 年後に人生の瞬間を楽しむことができる人が(米国において) 641 人増えることを意味します。

編集注:2019年の統計では日本の膵臓がん罹患者数は43,865人でしたので、5年後に人生を楽しむことができる人が日本では439人増えることを意味します。

(more…)

Continue Reading海外ニュース:膵臓がんの5年生存率が12%に上昇

神経内分泌腫瘍:ルタテラ治療(PRRT)が受けられる病院の探し方

Lutethera Lu177

神経内分泌腫瘍:ルタテラ治療(PRRT)が受けられる病院の探し方

~ 神経内分泌腫瘍の放射線治療 (ルテチウム-177)について相談できる病院 ~

「ルタテラ」は、ペプチド受容体放射性核種療法(Peptide Receptor Radionuclide Therapy; PRRT)に用いられる医薬品です。「ルタテラ」は、「ペプチド受容体放射性核種療法剤」として2021年6月に国内で初めて承認されました。

神経内分泌腫瘍は、ホルモンやペプチドを分泌する神経内分泌細胞に由来する腫瘍で、全身のさまざまな臓器、なかでも膵臓、消化管および肺に多く発生します。選択できる薬物療法が限られていることから、アンメットメディカルニーズの高い疾患と言われ、PRRT療法の承認は朗報です。米国では外来で治療ができる「ルタテラ」ですが、日本では一部の病院で外来治療がスタートしていますが、入院してPRRT療法を受ける施設がまだ多いい状況です。PRRT療法が受けられる施設については、いくつものサイトで紹介されています。

(more…)

Continue Reading神経内分泌腫瘍:ルタテラ治療(PRRT)が受けられる病院の探し方

国内ニュース:千葉大病院でMRリニアック治療が近くスタート

国内ニュース:膵臓がん治療に新しい味方が登場
千葉大病院でMRリニアック治療が近くスタート

千葉大学医学部附属病院は2021年12月にも新しい放射線照射装置(MRリニアック)を稼働させると発表しました。「難治がんが多い肝胆膵のがんの治療に期待している」と放射線科の宇野隆部長は語っています。

(more…)

Continue Reading国内ニュース:千葉大病院でMRリニアック治療が近くスタート

海外ニュース:アメリカでもアブラキサンの出荷調整始まる

abraxane injectable

海外ニュース:アメリカでもアブラキサンの出荷調整始まる

大鵬薬品工業から第5報 来年1月下旬まで供給持続、海外製造所の追加承認取得

 

2021年11月11日

アブラキサンがアメリカFDAのDrug Shortage List(※)に10月4日付で掲載され、ブリストルマイヤースクイブ社より、下記のニュースレターが米国の医療関係者に発信されていたことがパンキャン本部の調べで判明した。日本市場におけるアブラキサンの供給は大鵬薬品工業株式会社が行っており、パンキャンジャパンからは9月25日付で大鵬薬品工業株式会社宛に患者向けの情報発出を含む下記3点のアクションをお願いする要望書を提出している。

1) 安定供給の早急な復活を内容とする緊急ステートメントを患者向けに発出すること。

2) 今般の「アブラキサン点滴静注用 100 ㎎」の供給停止の原因となった米国アリゾ ナ州フェニックス工場とは別のイリノイ州メルローズパーク工場で製造される「アブ ラキサン点滴静注用 100 ㎎」を日本市場向けに提供するよう米ブリストル・マイヤー ズ スクイブ(アブラキシスサイエンス社)に働きかけ、緊急輸入すること。

3) フィニックス工場にて同様な問題が発生しても、2度と供給停止が起こらないようリスクマネジメントの対策をたて患者向けに発出すること。

大鵬薬品は、アブラキサンの供給停止に関するプレスリリースを医療関係者向けに3回、患者向けに2回発信しているが、フィニックス工場の再稼働の見通しについては一切言及していない。10月12日付で第4報、11月11日付けで第5報がリリースされ、アメリカにおける在庫調整の結果、国内におけるアブラキサンの供給は来年1月下旬まで継続できる見通しとの報告がなされた

大鵬薬品からの第5報:

・厚生労働省より薬事手続きを迅速に進めるなどのご協力を得て、新たな海外製造所の追加承認が得られましたこと。

・海外在庫調整および出荷調整の継続により欠品が12月中旬から、更に来年1月下旬頃までの延長に目処がつきましたこと。

新たな海外製造所の追加により、その製造所で既に製造された海外在庫の輸入が可能となりましたが、今後の新規に製造される製品の輸入につきましては調整中であり、まだ安定供給には至っておりませんことお詫び申し上げます。また、前回の報告させて頂きました従来製造所の再稼働につきましても再開時期についての詳細がまだ分かっていない

状況でございます。こちらも詳細な情報を得次第、ご報告させて頂きます。

第5報の詳細については、大鵬薬品工業のHPを参照されたい。https://www.taiho.co.jp/

 

(more…)

Continue Reading海外ニュース:アメリカでもアブラキサンの出荷調整始まる

国内ニュース:大鵬薬品工業株式会社発表の「アブラキサンの供給停止についてのお詫び」についてのパンキャンからのお知らせ

大鵬薬品工業株式会社 発表の 「アブラキサン点滴静注用 100mg 供給に関するお詫び」(8月18日付)についてのパンキャンからのお知らせ がん治療に用いられる抗がん剤アブラキサンを供給する大鵬薬品工業株式会社より、8月18日に医療関係者に向けて、表題の内容について発表されました。 大鵬薬品工業が輸入している米国のアブラキサンの生産工場で製造上での不具合がみつかり、生産が中断したことから、海外の供給先の1つである日本への供給が停止したためです。米国パンキャン本部からの情報では、米国国内ではアブラキサンの供給停止はないとのことで、日本への供給ストップは、今回不具合が見つかったフィニックス工場に依存しているための問題とのことでした。アブラキサンの供給停止は日本とオーストラリアで発生しており、欧米(アメリカ、カナダ、英国など)では供給が継続されているとのことです。 オーストラリア政府のMedicine Shortage List(供給不足の医薬品リスト)には、アブラキサン供給停止が日本と同じように記載されました。オーストラリアでは、 これについての対応策として、2022年1月31日まで、オーストラリアの販売会社に対して他の工場で製造されたアブラキサンの輸入と販売を認めるという政府の措置がとられています。(Section19A) NPO法人パンキャンジャパンは、本件について、8月20日にこの情報を得ました。アブラキサンは、膵臓がんをはじめ、肺がん、胃がん、乳がん等の治療で用いられている薬剤で、特に膵臓がんでは、多くの患者さんがこの治療を受けています。状況の混乱を防ぐため早急の情報提供は控え、正しく信頼できる情報をお知らせするため、本日の情報公開となりました。 本件についての対応の経過をお知らせします。まず各所と連絡を取り、8月20日に医療関係者だけではなく、治療を受けている患者への情報開示をもとめた要望書 「アブラキサン点滴静注用100mg」出庫調整並びに供給停止に関する要望書の提出について」を全国がん患者団体連合会 天野理事長と相談の上、厚生労働省、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)、大鵬薬品工業株式会社に、同日全国がん患者団体連合会より提出しました(添付資料参照)。 また、日本膵臓学会でも重要な問題として、全体会議がもたれ、パンキャンジャパン 眞島理事長も参加し、対応策について協議しました。また、8月23日には大鵬薬品工業株式会社と連絡をとり、患者さん向けの情報提供の準備を進めていただき、8月26日付で大鵬薬品工業株式会社のホームページにて、患者様およびご家族の皆様宛にお知らせが提供されました。 https://www.taiho.co.jp/news/files/pdf/abraxane.pdf アブラキサンを使用する疾病は、膵臓がん、肺がん、胃がん、乳がんがあります。しかし、使用の割合は、全体の65%が膵臓がんであり、他がんでは、承認されているパクリタキセルという代替品がありますが、パクリタキセルは膵臓がんでは未承認のため、今回のアブラキサンは膵臓がん治療には必須の薬剤です。 ■患者へ提供が求められる情報1.フィニックス工場の再稼働の見通し2.アブラキサンが国内で在庫切れしないように他の工場で製造されたアブラキサンの緊急輸入と販売3.より安定した供給が行われるような体制の構築(他の工場で生産されたアブラキサンの承認取得) ■今回の問題で対応が求められる事項●アブラキサンをはじめとした、がん治療薬の安定した供給体制今回供給停止となったアブラキサンは膵癌患者にとり、一次治療のひとつであり、大変重要な治療薬です。製薬企業の社会的責任として、供給不能と決してならないよう、より安定した供給が行われるための体制の構築が患者側からは必須の事項としてお伝えします。 ●がん治療薬の海外依存への長期的な対応整備今回浮かび上がってきた問題、がんの治療薬の海外依存です。2010年より、パンキャンジャパンではドラッグラグ問題と向き合って、対応を継続しています。結果、PMDAによる承認プロセスの迅速化を進めるための体制構築が功を奏して、ドラッグラグも大幅に軽減されました。しかし、今回のように海外のひとつの工場で生産される医薬品に依存している限り、アブラキサンのような問題は必ず起こることを覚えておかなければいけません。特に、アブラキサンのような膵臓がん患者にとってのエッセンシャルメディスンが 海外の工場停止のために国内で供給ができなくなった場合、その対応策を十分準備しておくことが必要です。今後、迅速な対応が可能になるために、(例えば、今回のように海外に複数の工場がある場合は) 同じ製造元の他の工場から同じ効能効果をもつ薬剤を緊急輸入し、国内で迅速承認して、販売供給できるような体制作りをしておくことは重要なリスクマネジメントの対策だと考えます。 現在、米国パンキャン本部からアブラキサンの販売元であるブリストルマイヤースクイブ社と連絡をとり、アブラキサンの在庫状況、日本への緊急輸入に関する可能性、フィニックス工場の再稼働の見通しなどについての情報を求めています。(8月25日現在) ■今後のパンキャンジャパンとしての対応と情報についてパンキャンジャパンでは、欧米では供給不足がないアブラキサンの日本での在庫切れ問題について、日本の患者に実害の及ぶことがないよう、関係者に最大限の努力を求めていきます。この件については、新しい情報が入手出来次第、ホームページにアップさせていただきます。 ■資料●全国がん患者団体連合会 プレスリリース「アブラキサン点滴静注用100mg」出庫調整並びに供給停止に関する要望書の提出について」 http://zenganren.jp/?p=3517" http://zenganren.jp/?p=3517 ●日本膵臓学会 プレスリリース「アブラキサン点滴静注用100mg」出庫調整並びに供給停止に関する要望書の提出について」http://www.suizou.org/etc.htm#210819 ●大鵬薬品工業株式会社 「アブラキサン点滴静注用 100mg…

Continue Reading国内ニュース:大鵬薬品工業株式会社発表の「アブラキサンの供給停止についてのお詫び」についてのパンキャンからのお知らせ

国内ニュース:がん患者と『コロナワクチンナビ』のご紹介

Vaccine MHLW site

国内ニュース:がん患者と『コロナワクチンナビ』のご紹介

がん患者さんが待っていた新型コロナワクチンの接種がいよいよ始まります。

全米総合がんネットワークのコロナワクチン委員会(NCCN COVID-19 Committee)では、がん患者のコロナワクチン予防接種に関するガイドラインを公開しています。このガイドラインでは、がん患者はできるだけ早く予防接種を受けることが推奨されています。詳しくは、NCCNを参照してください。(Resource: https://www.nccn.org/covid-19/  )

このように米国のがん患者さんは、コロナワクチンの接種を推奨されていますので、日本でのワクチン接種が始まれば日本でもすぐに受けたい患者さんも多いと思います。いままではどのようにワクチン接種プログラムが進むのかががわからないという声があがっていました。そのような声を受け、厚労省では、『コロナワクチンナビ』というホームページを開催してくれましたので、そちらから都道府県別のコロナワクチン接種会場などの情報を調べることができます。ぜひ下記から試してみてください。

厚生労働省コロナワクチンナビ:https://v-sys.mhlw.go.jp/about/

 

(more…)

Continue Reading国内ニュース:がん患者と『コロナワクチンナビ』のご紹介

祝 膵臓がんにイリノテカンリポソーム製剤(オニバイド)承認される



Onyvide Small

祝 膵臓がんにオニバイド(イリノテカン リポソーム製剤)承認される

2020年2月26日の厚労省 薬食審・医薬品第二部会において「治癒切除不能な膵がん」を対象疾患として オニバイド(一般名:イリノテカン塩酸塩水和物)を承認することを了承しました。そして3月25日、日本セルヴィエとヤクルト本社は「オニバイド」の承認を取得したと発表しました。

2013年末に保険承認されたフォルフィリノックス(FOLFIRINOX)療法という5-FU・イリノテカン・オキサリプラチン・レボホリナートによる多剤併用療法)、2014年末に保険承認されたゲムシタビン・ナブパクリタキセル療法(Gem/nab-PTX療法, GnP療法)の後、6年の長い間、新薬の承認がなかった膵臓がんの領域でひさびさの新治療薬の登場です。

(more…)

Continue Reading祝 膵臓がんにイリノテカンリポソーム製剤(オニバイド)承認される

国内ニュース:がんゲノム検査まもなく保険適用へ

膵臓がん患者は自分のがんの遺伝子変異を知ることが重要

がんゲノム検査(分子プロファイリング)について聞いたことがありますか? がんにどのような遺伝子の変異が存在するかを判断するための検査です。膵臓がんには多数のがん遺伝子変異が見つかっており、その多く(KRAS,TP53,CDKN2A(p16),SMAD4,BRCA1/2,ALK,NTRKなど)は他の癌にも見られる遺伝子変異です。あなたの膵臓がんに、もし他のがんで使われている治療が対象とする遺伝子変異が見つかれば、それで治療できるかもしれません。

米国パンキャン本部の調査では、回答者の約半数しかいまだにがんゲノム検査を受けていないことがわかりました。しかし、がんゲノム検査を受けた患者の半数に、治療の決定に影響を与える遺伝子変異が見つかっており、他のがんで使われている分子標的薬などによる治療、臨床試験への参加が可能となります。

(more…)

Continue Reading国内ニュース:がんゲノム検査まもなく保険適用へ