新年のご挨拶 令和6年元旦

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新年を迎えて                               令和6年元旦

 

親愛なる膵臓がんの医療関係者、患者と家族、支援者の皆様へ、

新年を迎えるにあたり、パンキャンジャパンの代表として、心からの挨拶と最も誠実な願いをお伝えいたします。感謝の念と揺るぎない決意を胸に、2024年を迎える準備が整いました。

昨年はコロナが明けた試練の多い一年でしたが、同時に信じられないほどの忍耐力と連帯感の年でもありました。共に、膵臓がんに苦しむ方々の緊急のニーズに注目し、私たちの膵臓がん撲滅を目指すコミュニティの取り組みは意義ある成果を上げました。

2024年には、これまで築いてきた基盤を活かし、次なる成果に向けて努力し続けることを誓います:

1. 提唱と意識向上:  膵臓がんの生存率向上を目指し、早期発見を進める医療関係者との啓発活動、質の高いケアへのアクセスの提唱を今年も続けます。2月12日の第3回家族性膵がんサミット、2月18日のパープルストライド市民セミナー、3月24日のパープルストライド東京2024など、共に最新の膵臓がん医療を啓発し、アクセスを改善し、膵臓がんの危険因子や家族歴に関する誤解を解き、がんに関するスティグマを減少させ、必要な方々に希望をもたらします。

2. 研究と革新: 2030年までに5年生存率を倍増するために、膵臓がんの研究を積極的に前進させる決意は変わりません。画期的な研究と取り組みを支援し、膵臓がんの治療法の改善と、最終的には治癒の希望をもたらすことを目指します。

3. サポートと思いやり: 患者とその家族への揺るぎないサポートを提供することに専念しています。皆様の膵臓がんに対するストーリー、強さ、そして抵抗力は、私たちを日々感銘させてくれます。誰もが孤独にこの膵臓がんに直面し立ち向かうことはありません。

4. 国際的協力: ますますつながりの深まるこの世界で、 AACR、 ESMO、 ASCO、 JPSなどを含む国際的な研究者の協力の重要性を認識しています。また、治験を進める米国パンキャン本部との連携を密にとり、WPCCなどを含む世界中の仲間と手を取り合い、知識と経験を共有しながら、国際的なスケールで膵臓がんの治癒を生み出す治療法の開発を目指します。

5. ドラッグラグ・ロスの解消: 米国で承認される新薬の半分しか承認されない日本の問題は、ますます深刻化しています。患者が必要とする新薬が日本でも使えるようにするために、厚生労働省は「創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会」を立ち上げました。医療関係者と共にパンキャンジャパンも検討会に参加し、いま対応策を討議しています。欧米のEBPにとり日本の難解な医薬品市場がアクセスしやすくなるよう、薬事規制などを見直し、これ以上膵臓がん患者がドラッグラグ・ロスに苦しむことのないよう、改革に取り組みます。

 

膵臓がんコミュニティの仲間は共に膵臓がんに苦しむ方々に希望と癒しをもたらす力を持っています。2030年には膵臓がんの5年生存率を20%にまで倍増するという私たちパンキャンの目標を可能とさせるのは、研究者の揺るぎない信念、さらに膵臓がんコミュニティの皆様のサポートと奉仕の精神です。膵臓がんと闘い、膵臓がんに勝つという、皆様のその精神と努力に対して深く感謝いたします。

新年にあたり、皆様の心に希望が満ち、喜びに触れ、あなた方の決意が揺るがないことを願っています。共に、2024年を進歩、思いやり、揺るがない決意の年にしましょう。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

心からの感謝と温かい願いを込めて、

眞島喜幸
NPO法人パンキャンジャパン 理事長

 

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