新年のご挨拶
2020年、明けましておめでとうございます。
パンキャンジャパンでは、この10年、「膵がん撲滅」を合言葉に、がん研究者、医療関係者とともに膵がん患者の予後改善とアドボカシー活動に努めてまいりました。その結果、新しい1次治療薬として「フォルフィリノックス」「ゲムシタビン+ナブパクリタキセル(商品名アブラキサン)」が承認されました。これに続き、米国では、2次治療薬としてナノリポソーム化イリノテカン(商品名オニバイド 1月現在国内未承認)が承認され、日本でも適応が期待されています。
国内では2019年6月に2つのがん遺伝子パネル検査(ファウンデーションワンとNCCオンコパネル)が保険償還されました。遺伝子変異に関してはMSI-H、NTRK融合遺伝子変異陽性に対する分子標的薬も承認されるなど、まさに膵臓がんにもゲノム医療が到来した感があります。
米国の臨床試験では、「がん遺伝子変異に有効な分子標的薬がある場合、その薬で治療を受けた患者の方が、標準治療よりも予後が改善される(予後が良い)こと」がわかり、大きな反響を呼びました。この研究により、米国NCCNの膵がん診療ガイドラインが改訂となり、転移性膵がん患者には診断時にがん遺伝子パネル検査を受けることが推奨されました。また、すべての膵がん患者は、生殖細胞系遺伝子検査(Germline Mutation Test)を受けることが推奨されました。まさに大きな足跡といえます。
新年のご挨拶
2020年、明けましておめでとうございます。
パンキャンジャパンでは、この10年、「膵がん撲滅」を合言葉に、がん研究者、医療関係者とともに膵がん患者の予後改善とアドボカシー活動に努めてまいりました。その結果、新しい1次治療薬として「フォルフィリノックス」「ゲムシタビン+ナブパクリタキセル(商品名アブラキサン)」が承認されました。これに続き、米国では、2次治療薬としてナノリポソーム化イリノテカン(商品名オニバイド 1月現在国内未承認)が承認され、日本でも適応が期待されています。
国内では2019年6月に2つのがん遺伝子パネル検査(ファウンデーションワンとNCCオンコパネル)が保険償還されました。遺伝子変異に関してはMSI-H、NTRK融合遺伝子変異陽性に対する分子標的薬も承認されるなど、まさに膵臓がんにもゲノム医療が到来した感があります。
米国の臨床試験では、「がん遺伝子変異に有効な分子標的薬がある場合、その薬で治療を受けた患者の方が、標準治療よりも予後が改善される(予後が良い)こと」がわかり、大きな反響を呼びました。この研究により、米国NCCNの膵がん診療ガイドラインが改訂となり、転移性膵がん患者には診断時にがん遺伝子パネル検査を受けることが推奨されました。また、すべての膵がん患者は、生殖細胞系遺伝子検査(Germline Mutation Test)を受けることが推奨されました。まさに大きな足跡といえます。
しかし一方で、このような進歩がみられるものの、膵がんの5年生存率は依然として一桁台のままであり、「難治がんの筆頭」であり続けていることを鑑みると、がん研究のさらなる活性化が課題といえます。
米国癌学会(AACR)では、5年前から「膵臓がんの特別セッション」を開催するようになりました。パンキャンジャパンでは、米国パンキャン本部と連携をとり、日本でパンキャン賞を授与された研究者のなかから毎年1名の方にこのAACR膵臓がんスペシャルセッションに参加してもらうことにしました。
その膵臓がんスペシャルセッションが、なんと今年は日本癌学会と米国癌学会の共催で日本において開催されることになりました。米国と比較し、日本では膵臓がんの粗罹患率が高い「膵がん大国」であるため、膵臓がんの研究を国内でも活性化させようと研究者が主体的に動いてくださり、実現した国際会議なのです。
過去40年間5年生存率が一桁台を続けてきた膵臓がん。その終焉の始まりが2020年となりますよう、全力で膵臓がんの研究支援を行い、新薬創出につながるよう、治験・臨床試験の数を増やすための活動を進めたいと思います。いままでサイドラインで観客として見守ってくださっていた方にお願いします。ぜひ、このゲームに参加して、膵がんを押しかえし、患者のために実態解明、治療法開発、診断薬・治療薬創出、そして膵癌の克服というゴールをとるために、力を貸してください。よろしくお願いいたします。
この新年が膵臓がん患者さん、ご家族にとり、実り多い年になりますよう、アクションを進めたいと存じます。ご支援、ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます
2020年元旦
理事長 眞島喜幸
※画像は他よりお借りしました
