9月25日(土)【Web】「第52回日本膵臓学会大会 市民公開講座 ~膵臓がんの最前線―私たちは今、何が可能になったか~」開催』

写真:左から自見厚生労働政務官、パンキャン眞島理事長、古谷理事、小崎理事
政策提言:自見厚生労働政務官へ「すい臓がん生存率向上のための施策への要望書」を提出
2020年6月2日
パンキャンジャパンは、厚生労働省に対し膵臓がんの研究促進を求める要望書を提出し、治療薬の開発などを支援するよう求めました。要望書では、膵臓がんの根治を目指し、十分な研究予算を割り当てるよう求めています。要望の要点は、下記の3点です。
①原因究明や早期発見につながる検査の開発、再発・転移を抑える治療薬の開発
②膵臓がん研究者への支援
③ドラッグラグを解消し、患者の選択肢を広げるための研究への支援
『 【パンキャンTV】膵臓がん先進医療シリーズ』(PanCAN TV) Advanced Medical Therapy 膵がんの先進的な治療について紹介する「膵臓がん先進医療シリーズ(Advanced Medical Therapy)」がスタートしました。視聴されたい講演のサムネイル(画像)をクリックすると、動画を視聴できます。 【膵臓がんの重粒子線治療】膵臓がんの治療には、手術療法、化学療法、放射線療法がありますが、膵臓がんは放射線療法に耐性があると言われていて、治療効果は限定的とみられてきました。そこに登場したのが日本で開発され、実用化された重粒子線治療です。従来の放射線の3倍の威力がある重粒子線で治療された膵臓がんは壊滅し、術前化学放射線治療で重粒子線を使用した研究がありますが、膵臓がんを手術で摘出した外科医が跡形もなくがん細胞が死滅していたと言います。現段階では、先進医療として行われている膵臓癌の重粒子線治療ですが、保険償還に向けて研究を進めてくださっているのが、世界的な権威の山田滋先生です。ぜひご視聴ください。 【膵臓がんとナノナイフ治療】手術適応になる患者さんは約2割と言われていますが、膵臓近くの大きな血管とかリンパ節に拡がっているがんの場合、手術で取り除くことはできません。そのような患者さんに朗報です。米国で開発されたナノナイフ(不可逆電気穿孔法)治療が膵臓がんにも登場しました。国際医療福祉大学山王病院の森安史典先生が保険適応に向けた臨床データ収集を進めています。ナノナイフ治療は、腫瘍のまわりにCT画像下で外から数本の電極針を刺し、電極針の間に3,000ボルトの高電圧の直流電流を1万分の1秒という極めて短時間流すことで、針の間にある膵臓がん細胞を死滅させます。腫瘍が血管に隣接しているために切除不能と言われた患者さんにも適応できることから期待されています。ぜひご視聴ください。 【腹膜播種膵癌に対する多剤併用療法の腹腔内投与】従来、腹膜播種の患者さんには、全身治療として化学療法が適応されてきました。しかし、腹膜播種への治療効果は限定的であったため、里井先生の臨床研究グループは、S-1とパクリタキセルを腹腔内に直接投与する治療法を開発し、クラウドファンディングで資金を集め、全国の多施設において第3相試験を進めています。多剤併用療法を使い、抗がん剤をがん細胞に直接浴びせることで、いままで以上の治療効果が期待されています。ぜひご視聴ください 【膵臓がんのロボット手術】膵臓がんの手術は、最も難しい手術のひとつと言われています。そのため、患者さんが安心して手術を受けられるようにと日本肝胆膵外科学会が認定医制度を始め、高度技能認定医、認定施設が誕生しました。また、膵癌診療ガイドラインでは手術適応の患者さんに、膵臓がんの手術を毎年多数行って実績のあるハイボリュームセンターを推奨しています。最近、膵臓外科医に新たなツールが登場し、保険償還されました。低侵襲ロボット支援手術機器ダヴィンチ(da Vinci Surgical System)です。ダビンチはロボット支援下手術の代表的な機器です。この手術は、腹部に小さな穴をあけ、内視鏡でおこなうため患者負担が少なく回復も早いことが特徴です。ぜひご視聴ください 膵がんの先進的な治療について紹介する「膵臓がん先進医療シリーズ(Advanced Medical Therapy)」がスタートしました。パンキャンジャパンでは、米パンキャン本部と一緒に皆様の治療の選択肢が増えるよう、膵がんを抑えるよい治療が見つかるよう、継続して膵がん撲滅活動を続けております。皆様が元気に過ごすことができますよう、皆様とご一緒に膵がん研究者を支援して、膵がん撲滅活動を進めることができれば幸いです。
『 パンキャンTV(PanCAN TV) 膵臓がんMeet The Expert シリーズ 膵がん治療の最前線』 国立がん研究センター東病院の先生方による「膵臓がんMeet The Expertシリーズ」は、患者さんとご家族が知っておくと得する『膵臓がんの医療知識』をまとめた基礎講座です。全部で6つの講座から構成されています。下記のサムネイルをクリックしますと視聴することができます。 【化学療法】 講演のテーマは、膵がん治療の最前線―早期発見からゲノム医療までー「化学療法」についてとなります。国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科の池田先生より、ご講演いただきます。抗がん剤を用いた化学療法は、新しいお薬の開発が進み、最近では多くの抗がん剤から選択できる様になりました。1次治療としてどのような抗がん剤を選択したら良いのか、また、2次治療の抗がん剤についても詳しく解説しています。また、2年前にスタートしたゲノム医療ですが、その進歩も目覚ましく、がん遺伝子パネル検査の結果からがん遺伝子変異にマッチした、良く効くお薬を選択して治療をする新しい治療の形も始まっています。この点についても最新状況を解説されています。多くの膵がん患者さんが使われる化学療法について、是非ご視聴ください。 【外科療法】 講演のテーマは、膵がん治療の最前線―「外科療法」についてとなります。国立がん研究センター東病院 肝胆膵外科の後藤田先生より、ご講演いただきます。以前は手術適応となり患者さんは全体の2割でしたが、最近は、局所進行膵臓がんの患者さんのみならず転移性膵がんの患者さんでも強力な膵臓がんの多剤併用療法(一次治療)を受けることで手術が適応可能となるケースがでてきました。外科療法の治療成績は、新しい抗がん剤を組み合わせた多剤併用療法が導入され、(術前化学療法、術前化学放射線療法、さらに術後の補助化学療法により)大きく改善されてきています。また、膵臓がんに内視鏡手術やロボット支援下手術が保険償還されたことにより、一定の条件のもとで行われるようになってきました。多くの膵がん患者さんが使われるようになってきた外科治療のやさしい解説について、是非ご視聴ください。 【患者さんを支える情報と制度】 講演のテーマは、膵がん治療の最前線―「患者さんを支える情報と制度」についてとなります。国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター/がん相談支援センターの医療ソーシャルワーカーの坂本先生に登壇いただきます。膵臓がんの患者さんやそのご家族にとり、チーム医療を活用することが予後を改善するためには重要な要素となります。しかし、残念なことに、通常のがん医療では、なかなかチーム医療について、診断時に手ほどきを受ける機会がありません。チーム医療では一番進んでいる施設のひとつである国立がん研究センター東病院において、患者さんがより良い治療、トータルケアを受けることが出来るようサポートしてきた坂本先生が、サポートを手厚く行う仕組みや制度、最新の情報や入手の仕方などをわかりやすく解説してくださります。それでは坂本先生の講座をご視聴ください。 【病気との上手な付き合い方】 講演のテーマは、膵がん治療の最前線―「病気との上手な付き合い方」となります。国立がん研究センター東病院 がん看護専門看護師の小林先生より、知っていると得する病気との上手な付き合い方についてご講演いただきます。病気と向き合うために患者さんご本人がどのように治療や生活に気をつけて行けば良いか、どのような気持ちでいることが良いのか、また、患者さんが副作用や特に痛みと上手に付き合う方法、さらに患者さんだけでなく、患者さんのQ O L(生活の質)向上について、さらに患者さんを支えるご家族のためのヒントなど、わかりやすく解説してくださります。小林先生の講座をご視聴ください。 【がんと食事】 講演のテーマは、膵がん治療の最前線―「がんと食事」となります。国立がん研究センター東病院 栄養管理室長の千歳先生より、お話を聞きます。抗がん剤治療もさることながら普段の生活に欠かせないのが食事です。膵がんの患者さんが治療を行いながら、どのような食事をしながら栄養管理を行なってけば体重減少に苦しむことなく治療を続けることができるのか、疑問や不安もあることと思います。毎日の事ですので最善な食事は何かとわからないことがたくさんあると思います。ご家族とともに、普段の生活においての栄養管理の注意点や具体的な食事のメニューなどについて詳しく解説して下さります。また、“食べる”心構えや副作用など体調が悪い時の食事についてなどもわかりやすく説明して下さりますので、患者さんの現在の状況と照らし合わせてご覧いただき、良いヒントが得られればと思います。それでは千歳先生の講座をご視聴ください。 【膵がんと遺伝】 講演のテーマは、膵がん治療の最前線―「膵がんと遺伝」となります。国立がん研究センター東病院 遺伝子診療部門 認定遺伝カウンセラーの平岡先生よりお話いただきます。遺伝によって発症する遺伝性腫瘍、近親者に罹患歴がある場合の家族性膵がん、近年大いに進化し期待が持たれるがんゲノム医療と遺伝疾患について、さらに、偶然、遺伝性の遺伝子変異が発見された時どのように考え、家族についての対応はどう進めていけば良いかなどについても説明します。また、詳しくアドバイスして下さる遺伝カウンセラーとのアポはどうしたらよいのか、遺伝カウンセリングはいつ受けたらよいのかなど、わかりやすく解説します。それでは平岡先生の講義を是非ご視聴ください。
7月24日(土) 【Web】「がん患者さんのための相談支援と地域医療連携」開催』(パンキャン北海道支部)

2019年5月1日
概要:
全米家族性膵がん登録制度(National Familial Pancreatic Tumor Registry;NFPTR)は、膵がんの発症メカニズムの解明、また、特定の家系に膵がんが発症する理由を解明することを目的として1994年にJohns Hopkins大学内に設立されました。NFPTRに登録されている家族のなかには、膵臓がんを早期に発見するためのサーベイランスを受けている人がいます。その人達の生殖細胞系遺伝子変異を解析したところ、膵臓がんの累積発生率は、強い家族歴があるが変異が確認されていない個人よりも、膵臓がん感受性遺伝子に特定可能な有害な生殖細胞変異がある個人の方が有意に高いことがわかりました。
政策提言:6月10日 山本厚労副大臣へ「すい臓がん生存率向上のための施策への要望書」を提出しました
パンキャン米国本部では、膵臓(すいぞう)がんの予後改善につながる早期発見のプロジェクト(Early Detection Initiative:EDI)が開始され、また、日本でも早期発見のプロジェクトがスタートしつつあります。一方、日本では膵臓がんへの研究費が不足しており、改善が最も急がれている膵臓がんの研究及び、早期発見ツールの開発等が進んでいない状況があります。6月10日、山本博司 (やまもと ひろし) 厚生労働副大臣に面談し、膵臓がんの生存率向上のための施策について要望書を提出させていただきました。ご多用の中、お時間をいただきました山本副大臣、及び関係者の皆様ありがとうございました。出席は、パンキャンジャパン 眞島理事長、小崎理事、松本眞由美さん、田辺睦子さん、赤間純子さん、白岩剛さん、中川圭さんです。膵臓がんの環境がよりよく改善するために、多くの方にご協力をお願い申し上げます。


Mr. Majima With California Orange County Affiliate Members
【Web】パンキャンサロン~膵臓がんと向き合う患者さん・ご家族のために~
パンキャンジャパンの会員の方対象で、膵臓がんに向き合う患者さん・ご家族とのサロンを、月1回のペースで開催いたします。 ファシリテーターはパンキャンの眞島理事長です。電話相談等でお聞きになりたかった内容や、現在思っていることなど、このサロンでお話ください。ZOOMで開催します。申し込まれた方にZOOMリンクをお送りします。
開催日時: 6月27日(日) AM 10:00~11:30
参加無料: 会員とそのご家族
お申込み: ☞ こちらをクリック


司会 松本裕子 谷口浩也先生 品川尚文先生 水上祐輔先生 清水八恵先生
6月20日(日)【Web】「難治性がん啓発キャンペーン—がんゲノム医療を活かそう」
~肺がん・すい臓がんの診断と治療 患者と家族が期待すること~(パンキャン北海道支部)
北海道は難治性がんの死亡率で全国ワースト1位になるなど、難治性がん患者が多く、最先端医療の情報ニーズが高い地域です。多くの難治がん患者は、手術ができないなどの理由からゲノム医療を始めるために必須のがん遺伝子パネル検査に必要ながん組織の提供が難しい状況におかれています。しかし、リキッドバイオプシーが国内で承認となり、簡便な血液検査を通してがん遺伝子パネル検査ができることになりました。
国立がん研究センター東病院にてリキッドバイオプシーの研究を進めてこられて、この度、リキッドバイオプシーの国内早期導入に大きく貢献された谷口浩也先生を特別講演の演者としてお招きしています。がん患者としては知っておきたい「リキッドバイオプシー」について、詳しく説明いただきます。また、北海道大学の品川先生からは肺がん治療の最前線について、旭川医科大学の水上先生には膵臓がんの診断と治療についてご講演いただきます。その後で、講師の先生方とのパネルディスカッションもありますので、これからのがん医療の標準となるリキッドバイオプシーについて学ぶ有意義な機会になります。皆様のご参加、また、ご質問をお待ちしています。
日程:2021年6月20日(日)
時間:13:00~16:00
場所:YouTubeLive(URLは申込後にお知らせ致します)