【海外ニュース】AACR サパシタビンとセリチクリブは、ゲムシタビンをしのぐのか?

海外ニュース2013-04-09   サパシタビン(sapacitabine)とセリシクリブ(seliciclib)がBRCA遺伝子に変異を持つ治療不能膵臓がん患者に有用の可能性 4月6日から米ワシントンDCで開催されたAmerican Association for Cancer Research(AACR2013)において、米Cyclacel Pharmaceuticals社が開発した、サパシタビン(sapacitabine)とセリシクリブ(seliciclib)の連続投与が、BRCA遺伝子変異を有する患者に有用の可能性が示唆された。 プレスリリースされたアブストラクト(abstract LB-202) によれば、BRCA遺伝子機能欠如の固形癌患者を主に登録したフェーズ1試験において、、サパシタビンとセリチクリブが逐次投与され、抗腫瘍効果が認められた。患者は7日間sapacitabineを1日2回投与され、その後3日間seliciclibを1日2回投与された。 フェーズ1試験では、1年以上の病勢安定(SD)が認められた患者もいたとDana-Farber Cancer Instituteの早期医薬品開発センター(EDDC)所長のGeoffrey Shapiro氏が説明した。その結果、BRCA遺伝子変異はこの併用療法の恩恵を受けやすい患者を識別するためのバイオカーカーとなる可能性もでてきたとShapiro氏は述べた。 BRCA遺伝子変異のある16人の患者がフェーズ1試験に参加。乳がんが8人、卵巣がんが7人、膵がんが1人。うち4名は腫瘍が30%以上縮小し、部分奏功(PR)だった。PRの最長は19.5か月で、発表時はPR状態が継続中。他の2人のBRCA遺伝子異常を有する乳がんと卵巣がんの患者は、PRがそれぞれ21週目と64週目であった。残りの22名のうち、6名がSDを12週以上経験した。 フェーズ2の推奨用量は、sapacitabine 50mg、seliciclib 800mgであった。   ソース:日経メディカルオンライン 癌Expertニュース4月11日

Continue Reading【海外ニュース】AACR サパシタビンとセリチクリブは、ゲムシタビンをしのぐのか?

海外ニュース:NET患者対象第II相CAPTEM臨床試験結果の発表

  2014-01-016 ロバート・L・ファイン氏は、サンフランシスコ、カリフォルニア州で開催されたASCO GIにおいて、神経内分泌腫瘍の様々なタイプの患者を対象とした「テモゾロミド+カペシタビン(CAPTEM)」併用療法の第II相臨床試験結果を発表した。膵神経内分泌腫瘍、消化管神経内分泌腫瘍/カルチノイド(様々な原発巣) 、および神経内分泌腫瘍の他のタイプのある28人の患者が参加した臨床試験であった。無増悪生存期間中央値(PFS)は、ほぼ2年に達したなか、患者の11%で完全奏功(CR)、32 %で部分奏功(PR)、54 %で安定(SD)がみられたとファイン氏が報告した。 この試験はまだ進行中であり、この段階ではサンプルサイズは小さかったものの、データはキャプテム(CAPTEM)が将来的に神経内分泌腫瘍患者のための有望な治療戦略になり得ることを示唆した。 この臨床試験結果が有望なことから、膵神経内分泌腫瘍の患者を対象とした、大規模な無作為化第II相臨床試験が実施されている。この試験では、コントロールアームがテモゾロミドで試験薬が±カペシタビンとなっている。また、対象は、ガストリノーマ、グルカゴノーマ、インスリノーマ、膵頭細胞がん、膵臓ポリペプチド腫瘍、再発膵島細胞癌、ソマトスタチン産生腫瘍とされている。(参照:Clinicaltrials.gov) 

Continue Reading海外ニュース:NET患者対象第II相CAPTEM臨床試験結果の発表

国内ニュース:術後化学療法 JASPAC試験について

【術後化学療法 JASPAC試験について】静岡がんセンター上坂克彦先生(静岡がんセンター 副院長 兼 肝・胆・膵外科部長)のコメントをご紹介します。    「今回の私たちの研究結果は、当初の私たちの予想を大きく上回る、たいへんすばらしいものでした。従来、膵がんの手術の後には、再発率を下げるためにゲムシタビンによる補助化学療法(抗がん剤治療)を行ってきました。  手術の後にゲムシタビンを使うと、使わない場合に比べて、明らかに再発率が下がり、結果として生存率が向上するからです。しかし、今回の研究結果は、ゲムシタビンのかわりにTS-1を用いると、ゲムシタビンよりも再発のリスクを減少させ、死亡のリスクを44%減少させること、結果として生存率が一層向上することを明らかにしました。  難治がんの代表である膵がんに対する手術後の死亡のリスクをこれだけ飛躍的に減少させた研究は近年にはなく、画期的な進歩と言えます。また、TS-1は飲み薬であり、有害事象(副作用)の頻度もゲムシタビンと遜色なく、使いやすい薬と言えます。  今回の研究結果に基づいて、日本の膵癌診療ガイドラインが書き換わることを期待しています。またこの結果が、膵がんに苦しむ患者さんやご家族にとって、大きな福音となれば幸いです。最後に、今回の研究に参加してくださった患者さん、そのご家族、そして私たちの研究グループ(JASPAC)の参加施設のスタッフの皆様に感謝申し上げます。」   膵がん患者のS-1(抗がん剤)術後補助化学療法の臨床試験で生存率が大幅上昇 静岡県立静岡がんセンター公益財団法人静岡県産業振興財団 ファルマバレーセンター

Continue Reading国内ニュース:術後化学療法 JASPAC試験について

海外ニュース: アブラキサン(ABRAXANE®)は、転移性膵臓がん患者の全生存期間を改善する

海外ニュース   アブラキサン(ABRAXANE®)は、転移性膵臓がん患者の全生存期間を改善する   昨年11月、セルジーン社(Celgene)が膵臓がんにおける重要な第3相臨床試験に関連するニュースを発表しました。セルジーン社は、ゲムシタビン単剤と比較した場合、ゲムシタビン(Gem)と新薬ナブパクリタキセル(商品名:アブラキサン ABRAXANE®)の併用療法は未治療の転移性膵臓がん患者の全生存期間を改善することを期待するとした内容でした。ゲムシタビン単剤は、膵臓がんの標準療法です。   2013年1月22日にセルジーン社が期待する結果を支持するデータが発表されました。ゲムシタビン(Gem)とアブラキサン ABRAXANE®)併用療法を受けた患者は、全生存期間がほぼ2ヶ月(8.5ヵ月 対 6.7ヵ月)延長していることを示しました。 1年生存率も59%の増加が報告されました。この情報は、アブラキサンとゲムシタビンの2剤併用療法は未治療の転移性膵臓がん患者に対する安全かつ有効な治療選択肢であることを示唆しています。また、併用療法は良好な忍容性を示しましたが、アブラキサンとゲムシタビンの併用療法を受けた患者は、ゲムシタビン単剤で治療された患者よりも多くの副作用を経験したと報告されました。 本研究の完全な調査結果は、2013年1月25日にサンフランシスコで消化器癌シンポジウム(GI-ASCO)で発表されました。セルジーン社はその後、膵臓がんにおける承認を得るために米国食品医薬品局(FDA)に、このデータを提供します。 アブラキサンは、すでに乳がんと非小細胞肺がんの治療で米国で承認されています。(注:日本では乳がんで承認済)それが患者の最善の選択肢であると判断された場合は、米国では米国食品医薬品局(FDA)の承認の前に医師は処方することができます。   (※日本では現在、杏林大学病院、国立がん研究センター中央病院、国立がん研究センター東病院の3施設にて治験が進行中。詳しくは、JapicCTI-121987 切除不能進行・再発膵癌患者を対象としたABI-007+Gemcitabine(GEM)療法の第I/II相試験 を参照ください)       これらの肯定的な結果は、この病気の治療に新たな一歩を示しています。この成功はまた、現在進行中の臨床試験に参加することが、最先端の治療へのアクセスを可能とする、患者さんにとっては最善の選択肢になるかもしれません。パンキャンでは、膵臓がんに対する治療の進歩は、唯一治験・臨床試験のプロセスによって達成されことから、治験・臨床試験への参加を推奨しています。 アブラキサンとゲムシタビン併用療法についての質問は、パンキャンジャパン事務局まで、電子メール([email protected])までお寄せください。   膵臓がんアクションネットワーク(パンキャン本部)では、治療の選択肢を考えるとき、すべての患者に治験・臨床試験を考えることをお勧めしています。現在進行中の治験・臨床試験についての質問は、パンキャンジャパン事務局までご連絡ください。     All of this article are copyrighted. (記事の転載には、申請が必要です)    …

Continue Reading海外ニュース: アブラキサン(ABRAXANE®)は、転移性膵臓がん患者の全生存期間を改善する

国内ニュース:Gem+nabPTX (アブラキサン®)併用療法の第I/Ⅱ相試験がスタート

国内ニュース: ゲムシタビン+ナブパクリタキセル併用療法の第I/II相試験がスタート 11月にセルジーン社より、ゲムシタビン+ナブパクリタキセル(商品名:アブラキサン)併用療法の第III相試験が進行膵癌患者の全生存期間を統計的に有意に延長したとのプレスリリースがありました。その詳細は、今月1月24日からMascone West Building, San Franciscoにて開催されるGastrointestinal Cancers Symposium 2013 ASCO にて発表される予定です。通常は、ポジティブな結果であれば、米国FDAが承認します。それから、日本での治験が開始されるわけですが、今回は日本の患者のためにすこしでも早く有効な薬剤を届けたいと、杏林大学医学部付属病院 腫瘍内科学教授 古瀬純司氏を中心に、米国の第III相試験結果を待たずして日本国内で第I/II相試験がスタートしました。   ■お問い合わせ窓口 日本における進行膵がん対象のゲムシタビン+ナブパクリタキセル(GEM+nabPTX)試験の専用窓口ではありませんが、治験に関するお問い合わせ窓口は下記となります。   大鵬薬品医薬品情報室:Tel:0120-20-4527   ■治験情報 また、一般公開されている本第I/II相試験の情報は、下記のリンク(JAPICデータベース)から閲覧できます。Japic用の本試験番号(121987)を入力して検索して頂ければ閲覧できます。お試しください。JapicCTI → 121987http://www.clinicaltrials.jp/user/cteSearch.jsp              

Continue Reading国内ニュース:Gem+nabPTX (アブラキサン®)併用療法の第I/Ⅱ相試験がスタート

国内ニュース:膵臓がんの国際共同治験

国内ニュース   オキサリプラチンのDDS製剤MBP-426を使った膵臓がんの国際共同治験を9月から開始するとメビオファーム社が発表。   膵臓がんの化学療法に承認されている抗がん剤の数は少なく、また延命効果も限定的であるため、より効果に優れた化学療法が求められています。   欧米ではGEM、エルロチニブに加え、オキサリプラチンが組み込まれた多剤併用療法であるFOLFIRINOX、FOLFOX、CapeOx、GEMOX 等が使用され、生存期間の延長に寄与していますが、これらの治療法はいぜんとして我が国の膵臓がん患者は使用することができません。   MBP-426は、オキサリプラチンをリポソームに内包することで血液滞留性を高め、リポソームの表面にトランスフェリンを結合させることで癌細胞の内部に取り込まれやすく改良したDDS製剤です。   オキサリプラチンには副作用として末梢神経毒性がみられ治療継続上の問題となっていますが 、MBP-426は末梢神経毒性が少ないため、より安全でかつ投与期間の延長も期待されています。     http://www.mebiopharm.com/hoyu1.html  

Continue Reading国内ニュース:膵臓がんの国際共同治験

国内ニュース 「がんペプチドワクチン療法」について

国内ニュース   2012年2月6日 NHK「あさイチ」にて「がんペプチドワクチン療法」について取り上げられました。出演された中村祐輔先生は、パンキャンジャパンの科学諮問委員会のメンバーでもあり、会員及び患者の方々より多くのお問い合わせを頂きました。   以下、参考にして頂きたいサイトのリストを掲載致しますので、ぜひご覧ください。   NHK「あさイチ」驚き!がんワクチン治療最前線(2012.2.6)  解説:東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター 中村祐輔教授   ロハスメディカル「がんワクチンなぜ効くのか」  監修:石井浩 がん研有明病院消化器内科ペプチドワクチン療法担当副部長   ロハスメディカル「あなたにオーダーメイド医療を①」⑫までのシリーズ  解説:内閣官房・医療イノベーション推進室 中村祐輔室長(当時)   がんサポート「進行がん患者さんに希望を与える東大医科研版がんペプチドワクチン療法」  監修:中村祐輔 東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター長

Continue Reading国内ニュース 「がんペプチドワクチン療法」について

国内ニュース ペプチドワクチン療法、治験最終段階

国内ニュース   2011年12月1日から和歌山市で行われた日本バイオセラピィ学会(会長・山上裕機和歌山県立医科大学教授)において膵がんに対する「がんペプチドワクチン療法」の臨床試験(治験)が最終段階を迎えていることなどについて明らかにされました。パンキャンジャパンも出展、参加しました。   関連ニュース記事「膵がん新薬開発へ指針 ペプチドワクチン療法、治験最終段階」msn産経ニュース    

Continue Reading国内ニュース ペプチドワクチン療法、治験最終段階

国内ニュース 中村祐輔教授の研究室 ゲノム創薬 仏で実験

  国内ニュース   パンキャンジャパンの科学諮問委員会メンバーでもある東大医科学研究所の中村祐輔教授の研究(肉腫)がフランスで治験開始へ。日本国内での補助金申請はすでに却下されているおり、今後はフランスから欧州各国で臨床試験が拡大する計画も。   詳しくは、こちらからどうぞ → msn産経ニュース

Continue Reading国内ニュース 中村祐輔教授の研究室 ゲノム創薬 仏で実験