海外ニュース:膵臓がんの早期発見ー液体生検/血液検査

LetsWin Early Detection

膵臓がんの液体生検/血液検査 -「膵臓がんの早期発見」

バート・フォーゲルシュタイン医学博士とジョンズホプキンス・キンメルがんセンターが率いる研究者たちは、膵臓がんのほか、卵巣がん、肝臓がん、胃がん、食道がん、大腸がん、肺がん、乳がんの存在を検出できるCancerSEEKと呼ばれる血液検査を設計しています。この検査は、初期がんの存在を特定するだけでなく、がんの発生源である臓器を特定する能力も備えています。膵臓がんの血液スクリーニング検査を開発することは、長期的な生存に大きく役立ちます。

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海外ニュース:膵癌のナノナイフ治療に焦点を当てるDIRECT試験

Letswin DIRECT

膵癌のナノナイフ治療に焦点を当てるDIRECT試験

2020年6月19日

膵臓がん患者の生活の質を改善することを期待して、新薬、新薬の組み合わせ、分子標的治療、および免疫療法などがすべて研究されています。

研究者たちは、薬物療法に加えて、医療機器がどのように役割を果たす可能性があるかについても検討しています。そのようなデバイスの1つは、ナノナイフ(NanoKnife)というの不可逆的エレクトロポレーション(IRE)システムです。これは、複数のニードルプローブを使用してパルス状の低電流、高電圧の電気エネルギーを供給し、腫瘍細胞を破壊する低侵襲テクノロジーです。 2008年、この技術はFDAにより軟組織の外科的アブレーションについて承認されました。現在、局所進行ステージIIIの膵臓がん治療を目的としたダイレクト(DIRECT)と呼ばれる多施設共同臨床試験が行われています。

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ASCO:膵癌の免疫療法を改善する新しい治療法

ASCO:膵癌の免疫療法を改善する新しい治療法

著者: キャロライン・ヘルウィック

2020年4月10日

新しいクラスの阻害剤は、チェックポイント阻害剤への反応を高めるため、膵臓がんなどの免疫原性の低い腫瘍に対する免疫療法の効果を高める可能性があります。この新しい阻害剤は、多くの腫瘍タイプの細胞膜に発現する糖タンパク質であるセマフォリン4D(SEMA4D)を標的としています。 セマフォリン4D (SEMA4D)は免疫抑制性の腫瘍微小環境と関連しており、それを阻害する抗体は、微小環境をより免疫原性のある状態に反転させることで、HOTな状態にすることができると考えられています。

2020年のASCO-SITC臨床免疫腫瘍学シンポジウムでは、進行性非小細胞肺癌(NSCLC)で第Ib / II相臨床試験の中間結果が報告され、膵臓癌の前臨床試験も同時に報告されました。膵臓癌は免疫療法で治療することは非常に困難である(COLDな状態である)ことが知られています。今回の初期段階の発表は、期待できる内容でした。

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AACR:プラチナ化学療法は一部の転移性膵臓がん患者の生存を改善する

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AACR:プラチナ化学療法は一部の転移性膵臓がん患者の生存を改善する可能性

2020年5月22日

著者:メモリアルスローンケタリングキャンサーセンター(MSKCC)の腫瘍内科医アイリーン・オライリー博士、ウンギ・パーク博士

 

背景:転移性膵臓がんは、困難な予後と関連しており、相対5年生存率は2.9%です。転移性膵臓がんの現在の標準治療には、プラチナベースの化学療法が含まれます。 しかし、「残念ながら、どの患者が標準的な治療から恩恵を受ける可能性があるかを予測する検証済みのバイオマーカーはありません」とオライリー氏は述べています。

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海外ニュース:免疫療法併用膵がんセカンドラインの臨床試験(モチキサフォルチド)

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海外ニュース:免疫療法併用セカンドライン治療の臨床試験(モチキサフォルチド)

~ペンブロリズマブ、モチキサフォルチド、オニバイド/5FU/LEV併用COBAT試験~

2020年5月26日

膵臓がんの長期生存率は少しずつ改善されていますが、まだ非常に困難な状況です。
特に難しい研究分野の1つが免疫療法です。 メラノーマや肺がんなど、他のがんは免疫療法でいくつかの驚くべき進歩を遂げていますが、膵臓がんは依然として頑固に難しいままです。 この有効性の欠如の1つの理由は、膵臓がんが非免疫原性になる傾向があるためです。 つまり、がんは強い免疫反応を引き起こしません。 科学者はしばしば膵臓がんを「冷たい」と呼びます。 彼らの目標は、腫瘍を免疫療法の影響を受けやすくする、つまり「熱い」状態にすることです。

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AACR:データにみるコロナ感染とがんの関係

CancerToday COVID19 and Cancer

がん登録データに見るCOVID-19とがんの関係

~データは、コロナウイルスに感染したがん患者の死亡の危険因子を明らかにしています~

2020年5月28日

著者 ケイト・ヤンデル

医療専門家は、がんの患者がCOVID-19の重症例に特に脆弱である可能性があることを懸念しています。がん患者は高齢になって罹る傾向があり、複数の健康上の問題もあります。どちらの条件も、誰ががんにかかっているかどうかに関係なく、COVID-19による死亡リスクの増加に関連する要因です。医師はまた、がん患者が頻繁に通院しなければいけないことから、病院やクリニックなどでは感染の可能性を減らすための対策を講じているにもかかわらず、コロナウイルスへの曝露のリスクが高まる可能性があることを心配しています。また、医師たちは、がん自体やがん治療による患者の免疫系の変化がリスクを高める可能性があるかどうかも疑問に思っています。

COVID-19に感染したがん患者のアウトカムに関するデータを収集する2つのグループが、オンライン上で開催されている2020年米国臨床腫瘍学会(ASCO)バーチャル年次総会で5月30日の新しいデータを発表します。

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AACR:がん遺伝子パネル検査は、すい臓がん治療の選択に重要な指針となる

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がん遺伝子パネル検査は、すい臓がん治療の選択に重要な指針となる

がんの遺伝子変異にマッチした治療をうけた患者は、生存率を高める結果につながった

2020年4月16日 

著者:シェリル・プラッツマン・ウェインストック

進行すい臓がん患者で、がん組織の分子検査をおこない、その遺伝子変異にマッチした分子標的薬(がん狙い撃ちする薬剤)の治療を受けた患者は、そうでない患者(変異にマッチした治療を受けられなかった)より長生きした、とLancet Oncolgyが研究結果を発表した。

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海外ニュース:FDAはペミガチニブをFGFR2融合遺伝子陽性進行胆管がんに承認

pemigatinib FDA approved

Pemigatinib

海外ニュース:FDAはペミガチニブをFGFR2融合遺伝子陽性進行胆管がんに承認

WILMINGTON, Del.–(BUSINESS WIRE)

2020年4 月17 日

Incyte社の発表によると、米食品医薬品局(FDA)は、FGFR2融合遺伝子または遺伝子再構成の発現が認められる胆管がん患者に対し、過去に治療歴のある、または切除不能/局所進行/転移性の胆管がんのセカンドライン治療薬として、キナーゼ阻害剤のペマジルPemazyre™(一般名:Pemigatinib、ペミガチニブ)を承認した。この胆管がんへの適応は、ペミガチニブが初のFDA承認薬となり、全奏効率と奏功期間(DOR)に基づいて迅速承認された。

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海外ニュース:FDAは膵がん新薬エリスパーゼに優先審査を付与

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海外ニュース:FDAは膵がん新薬エリスパーゼに優先審査を付与

2020年4月28日

ERYTECH Pharma社は、米国食品医薬品局(FDA)がエリスパーゼにFast Track Designationを付与したと本日発表しました。ERYTECH社は、赤血球内に治療薬をカプセル化する革新的な治療法を開発するバイオ製薬会社で、エリスパーゼは、転移性膵臓がん患者のセカンドライン治療薬として開発されています。

編集注:ファーストトラックプログラムとは、米国食品医薬品局(FDA)による、完治が難しい疾患に対し、高い治療効果が期待できそうな新薬を優先的に審査する制度。指定を受けると、新薬承認申請(NDA)の提出前や申請途中にもFDAとの協議が促進され、臨床試験デザインやデータ提出に関する問題を回避しやすくなっています。

エリスパーゼは、欧米の11か国で転移性膵臓がんの第3相試験(TRYbeCA-1)で現在評価されています。試験に登録される約500人の患者の75%以上が無作為化されました。イベントの3分の2が発生したときに独立データ監視委員会(IDMC)が実施する暫定的な優位性分析は、2020年末頃に行われ、最終分析は2021年後半に行われる予定です。

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海外ニュース:コロナ感染COVID19の治療薬ファモチジンの治験始まる



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海外ニュース:新型コロナ感染症の治療薬ファモチジンの治験始まる

新型コロナ感染症では、患者の命を救うために重症化予防に向けた治療薬開発が最優先されています。現在、治験中の薬剤の一つは、ドラッグストアで売られている胸やけ剤ガスター10に含まれているファモチジンです。

Dr. David Tuveson says “Famotidine is like penicillin to COVID19.”

2020年4月26日

著者 ブレンダン・ボレル

COVID19に有効な治療薬を調べる治験リストには、ありそうもない候補が含まれています:それは市販の胸焼け治療薬Pepcid(ペプシド)の活性化合物であるファモチジンfamotidineです。(注:このファモチジンは、日本で販売されている胃腸薬ガスター10に含まれています) 4月7日、ニューヨーク市地域のNorthwell HealthにいるCOVID-19患者は、胸焼けで使われる薬の通常の用量の9倍となるファモチジンを静脈投与されました。 リジェネロンのサリルマブやギリアドサイエンスのレムデシビルなど、23病院システムがテストしている他の薬とは異なり、ノースウェルヘルスではファモチジン試験を秘密裏に準備し、他の病院、または連邦政府さえもそれを購入し始める前にファモチジン注射剤の研究備蓄を確保しました。 「これについて間違った人々に話したり、メディアへの露出が早すぎたりすると、薬物の供給がおいつかなくなるでしょう」と、病院システムの臨床試験を担当していた元脳神経外科医のケビン・トレーシー氏は言います。

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