海外ニュース:難治癌の免疫療法に対する反応のバイオマーカーとしての腫瘍遺伝子変異量(TMB)

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海外ニュース:免疫療法に対する反応のバイオマーカーとしての腫瘍遺伝子変異量(TMB)

2018年8月10日

著者: Yanis Boumber et al.

腫瘍は、細胞死を促進する可能性があるさまざまなT細胞の細胞傷害性経路を不活性化することによって免疫監視を回避する(1-3)。CTLA-4およびPD-1は、主に細胞傷害性Tリンパ球に発現している。対照的に、PD-L1は、抗原提示リンパ系および非リンパ系組織、腫瘍細胞、およびウイルス感染細胞に発現している。標的細胞で発現されたPD-L1はPD-1と結合し、標的細胞に対する細胞傷害性T細胞の作用を直接阻害する(4)。同様に、抗原提示細胞(APC)上に発現するB7-1(CD80)/ B7-2(CD86)によるCTLA-4への結合は、T細胞活性化をブロックする別の重要な阻害チェックポイントシグナルを提供し(1)、腫瘍生存の一因となる。

 

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海外ニュース:FDAは膵臓癌を含む固形腫瘍に対する遺伝子検査FoundationOne CDx™を承認

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 海外ニュース:FDAは膵臓癌を含む固形腫瘍に対する遺伝子検査FoundationOne CDx™を承認

2017年11月30日

米国マサチューセッツ州ケンブリッジ – (BUSINESS WIRE) – (ファウンデーションメディカル社)は本日、米国食品医薬品局(FDA)が固形腫瘍の包括的なコンパニオン診断テストであるFoundationOne CDx™を承認したと発表しました。 FoundationOne CDxは、固形腫瘍患者のための専門的ガイドラインに従って癌治療管理に情報を提供するのを助けるために医療専門家による使用を意図しています。すべての固形腫瘍に対するこの種の最初で唯一のFDA承認試験、FoundationOne CDxは以下のように作用する検査です。

(編集注:FoundationOneCDx(中外製薬)は2018年12月27日に厚生労働省により承認されました。この包括的ながんゲノムプロファイリング検査は、がんの診断や治療に関連する324遺伝子の変異等の検出結果、マイクロサテライト不安定性の判定結果及び主要遺伝子変異量スコアの情報の一括取得が行える。また複数の遺伝子変異等について、特定医薬品の適応の判定補助が行える機能があるとされています。)

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海外ニュース:成人および小児のTRK融合遺伝子陽性の膵臓癌におけるラロトレチニブの有効性(NEJM)

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 Pancan clinical trial

海外ニュース:成人および小児のTRK融合遺伝子陽性の膵臓癌におけるラロトレチニブの有効性(NEJM)

2018年2月22日

著者:
Drilon A1,et al.

背景:
3つのトロポミオシン受容体キナーゼ(TRK)のうちの1つを含む融合は、小児および成人の多様な癌において起こる。我々は、これらの融合を有する腫瘍を有する成人および小児において、非常に選択的なTRK阻害剤であるラロトレチニブの有効性および安全性を評価した。

 

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海外ニュース:2019年予想される膵臓がん患者の増加

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海外ニュース:2019年予想される膵臓がん患者の増加

2019年1月8日

Allison Rosenzweig、PhD –

今日発表されたアメリカがん協会の「癌の事実と統計(Cancer Facts & Figures)」によると、2019年には56,700人以上のアメリカ人が膵臓がんと診断されると予想されています。これは昨年診断された患者数より2%増加しています。この報告書はまた、この膵臓がんの5年生存率は9%を維持し続けているとしていますが、今日あるいは将来、膵臓がんに直面する患者の寿命を延ばし、改善するために研究所と診療施設では前例のない進歩がおきています。米国パンキャン本部(PanCAN)の社長兼最高経営責任者(CEO)であるJulie Fleshman氏(JD、MBA)は、「今日、研究者や臨床医は、これまで以上に、この病気の生物学と患者への影響について 知っています。」と述べています。 

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国内ニュース:膵がんの予後不良型に血液がんの薬が効くかもしれない

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国内ニュース:膵がんの予後不良型に血液がんの薬が効くかもしれない

2018年12月17日

研究発表の記事から。東京医科歯科大学(文京区)の研究グループが、多くの膵がん患者さんのがん組織の遺伝子変異を詳細に研究し、3つのタイプに分かれること、さらに最も予後が悪いタイプの膵がんに血液がんの治療薬が有望であるとする研究結果をまとめ、がん研究の国際科学誌International Journal of Cancerの2018年12月17日のオンライン版に発表しました。

本研究は重要な2つの点を示唆しています。1つは「膵がんでもほかのがんのように遺伝子変異をもとにした個別化治療を研究する価値があること」、もう1つは「そこから新しい治療薬が見出される可能性があること」です。論文の解説も掲載していますので、詳細は以下をご参照ください。

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AACR:膵臓がんの遺伝子変異にマッチした治療の臨床結果

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AACR:膵臓がんの遺伝子変異にマッチした治療の臨床結果

2018年6月28日

Allison Rosenzweig, PhD

米国パンキャン本部(PanCAN)は、膵臓がんの治療選択を患者の腫瘍の分子プロファイルを基にすることで患者のアウトカム改善に繋がることを示しました。

本日、米国癌研究学(AACR)の会誌であるClinical Cancer Researchにおいて、米国PanCAN本部の『あなたの腫瘍を知ろう(Know YourTumor)』精密医療サービスを受け、遺伝子変異にマッチした分子標的薬を投与された患者の有望な試験結果が発表されました。精密医療(がんゲノム医療)では、患者の腫瘍の特定生物学的特徴に基づいて患者の治療を選択し、決定することができます。患者の腫瘍の特性・遺伝子変異に合わせた分子標的薬で治療を受けた患者の予後・アウトカムは標準療法と比較して改善されたと発表されました。

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国内ニュース:国立がん研究センターが開発した国産遺伝子パネル検査「NCCオンコパネル」システムが製造販売承認取得

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国内ニュース:国立がん研究センターが開発した国産遺伝子パネル検査「NCCオンコパネル」システムが製造販売承認取得

2018年12月26日

国立がん研究センター(理事長:中釜 斉/所在地:東京都中央区)は、がんのゲノム医療を提供する遺伝子パネル検査システムとして、当センターで開発した遺伝子検査試薬「NCCオンコパネル」と遺伝子変異を検出する解析プログラム「cisCall(シスコール)」の有用性や、解析結果に基づき薬剤選択の検討を行うエキスパートパネルの体制などを、中央病院の臨床研究TOP-GEAR(トップギア)プロジェクトで検証し、保険適用を目指し先進医療での確認を進めています。遺伝子パネル検査については、シスメックス株式会社(代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒/本社:神戸市)と共同で開発を進め、薬事承認を目指してまいりました。そして、2018年6月に同社より製造販売承認申請が行われ、この度2018年12月25日に遺伝子パネル検査システムで初めて体外診断用医薬品・医療機器として承認されました。

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ASCO:NTRK/ROS1融合遺伝子のある転移性膵臓癌患者に対するエントレクチニブの臨床的有用性

ASCO NTRK ROS1 inihibitor

NTRK/ROS1融合遺伝子のある転移性膵臓癌患者に対するエントレクチニブの臨床的有用性

Abstract No:521

著者:Michael J. Pishvaian, Christian Diego Rolfo, Stephen V. Liu, Pratik S. Multani, Edna Chow Maneval, Ignacio Garrido-Laguna

背景:生存率の改善を示した膵臓癌に対する化学療法の最近の改善にもかかわらず、奏効率は50%未満のままである。特定の実用的な分子変化を有する膵臓癌の異なる分子サブグループが最近同定された。これらには、受容体型チロシンキナーゼNTRKおよびROS1の融合遺伝子が含まれる。エントレクチニブは、CNS活性で強力かつ選択的なTRKおよびROS1阻害剤であり、NTRKまたはROS1融合を有する局所進行性または転移性固形腫瘍を有する患者において実質的な臨床活性を示した。(Drilon A, et al. Cancer Discov. 2017;7[4]:400-409).

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AACR: 標的化学療法

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 CANCER TODAY 2018 FALL Targeted Chemotherapy

 AACRの雑誌 CancerTODAYの記事ー「標的化学療法」より

「Targeted Chemotherapy(標的化学療法)」  FALL2018号/Vol.07

Sue Rochman著

2018年9月25日

ほとんどの癌患者は化学療法を含む治療計画を立ててもらいます。患者が受ける化学療法の薬の多くは、何十年もの間一般的に使われてきた細胞障害性抗がん剤です。これらの治療法は、しばしば人々の生命を延ばすことができるので、提供され続けていますが、それらの抗がん剤をより効果的に使用する方法がある可能性があります。カリフォルニア大学サンフランシスコ校のHelen Diller Family総合がんセンターの計算および分子生物学者、Sourav Bandyopadhyay氏は、がん細胞内の生物学的ネットワークががん治療が腫瘍の反応に与える影響を研究しています。

Bandyopadhyay氏のチームは、2018年4月17日のCell Reportsに、患者の腫瘍の遺伝学を分析することが化学療法に対するよりターゲットを絞ったアプローチにつながる可能性を示唆する研究を発表しました。 Cancer Todayは、Bandyopadhyay氏の研究と、なぜ従来の細胞障害性抗がん剤を使用する伝統的な治療法を再考することが重要なのかについて話しました。

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AACR:癌について読み解く

CancerTODAY 2018Winter FrontPage

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AACR:癌について読み解く

「Getting a Read on Cancer (癌について読み解く)」  WINTER2018号/Vol.08
https://www.cancertodaymag.org/Pages/Winter2018-2019/Getting-a-Read-on-Cancer-Genomic-Testing-Disparities.aspx

(日本語訳)
がん患者は、がん細胞の分子特性に基づいて治療を受けることが増えています。しかし、患者さんによって、遺伝子検査や分子標的療法へのアクセスが異なる場合があります。

ステファン・エストラダ氏は、2014年にヘアスタイリストとしてのキャリアを始めようとしていた28歳のとき、IV期の大腸がんと診断されました。同時に大腸がん患者の3から5パーセントにみられ、がんの罹患リスクを高めるリンチ症候群という遺伝性の疾患があることもわかりました。しかし彼の主治医はそれが彼の治療方針には影響を及ぼさないと言いました。デンバー市在住のエストラダ氏は、化学療法とナノナイフ(Nano Knife)での治療を受けました。ナノナイフとは、がん細胞を電流で殺す治療法です。しかし彼のがんは増え続けました。

(編集注:膵がん治療にナノナイフがFDAのEAPを獲得 ~現在治験中~https://bit.ly/2rYxu6m)

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