海外ニュース:スニチニブ、米欧カナダにて追加適応症の申請

治療選択肢の限られた患者さんのため、米国、欧州、カナダにおいて追加適応症を申請    ファイザー社は2010年1月22日、進行膵内分泌腫瘍患者を対象として実施されたスニチニブの第3相試験の最終結果を発表した。スニチニブは、膵内分泌腫瘍患者の無増悪生存期間をプラセボ比で2倍以上に延長したというものであった。スニチ ニブ(n=86)(1日当り37.5mgを連日投与)に最良の支持療法を加えたグループと、プラセボに最良の支持療法を加えたグループ(n=85)との比較試験において、スニチニブ治療群の無増悪生存期間(PFS)の中央値は11.4ヶ月であり、これに対してプラセボ群は5.5ヶ月であった(ハ ザード比0.418、p<0.001)。また、スニチニブは、二次評価項目の全生存をも延長した(ハザード比0.409、 p<0.204)。その結果は、米国、欧州、カナダの規制当局にスニチニブ追加適応申請が提出された。 

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国内ニュース がんペプチドワクチンの製造販売権を大塚製薬が取得

大塚製薬が膵がん治療用ワクチン「OTS102」の製造販売に関する契約締結 1月26日     OTS102は、オンコセラピー・サイエンス(OTS)社が開発中のがん治療用ワクチンで、新生血管阻害することでがん細胞の成長を阻む作業がある。OTS社では、既に膵臓がんを対象にしたフェーズ2、3試験を終了し、現在、切除不能進行胆道がんおよび再発胆道がん患者を対象としたフェーズ2試験を実施中。   大塚製薬は、2005年、OTS社から日本における独占的製造販売権の許諾を受けていた扶桑薬品と今回契約したが、大塚製薬は、2008年1月にOTS社より「OTS11101」を含む膵臓がんを対象とした治療用ペプチドワクチンの独占的な開発・製造・販売権をすでに取得しており、今回の契約によりがん治療用ワクチン「OTS102」の日本における製造・販売権が加わった。 今後はOTS社が引き続き開発を進め、扶桑薬品と大塚製薬が開発費を共同負担する。上市後は、扶桑薬品と大塚製薬がそれぞれのブランド名で販売する予定。

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海外ニュース: NCI 膵癌コンセンサスレポート

特集記事 SPECIAL ARTICLE 米国立癌研究所(NCI)膵癌治療に関する臨床試験計画会議コンセンサスレポート Consensus Report of the National Cancer Institute Clinical Trials Planning Meeting on Pancreas Cancer Treatment Philip A. Philip, Margaret Mooney, Deborah Jaffe, et al. 膵管腺癌(PDAC)は、手術死亡率と画像診断技術の著しい改善にもかかわらず、がん死亡者数では第4位とリードしている。5年生存率は、診断時の微小あるいは画像診断可能な転移のために、5%以下に留まっている。NCIの胃腸がん運営委員会は、膵管腺癌の臨床試験デザインに関わる基礎的かつ臨床的知識について討議するために「膵臓がん臨床試験計画会議」を招集した 当会議のコンセンサスレポートは、膵管腺癌に関連した標的と分子経路、幹細胞、微小環境を特定し、その有効性を確認するための研究を強化することに重点をおいている。科学的な根拠に基づいた分子標的薬の組合せの開発、小集団の患者を選択するために必要な予測的バイオマーカーの開発にも重点がおかれている。ヒト膵管腺癌の予測的な前臨床腫瘍モデルの研究は、その研究成果となるマウスを研究コミュニティーに対して広く供給する必要があるため、助成されなければならないとした。フェーズ3臨床試験は、フェーズ2の段階で、臨床的に意義のある有効性と安全性の兆しが確認された場合に限り実施されるべきであるあり、従って重点は、生存率をプライマリーエンドポイントとした評価基準と登録基準の統一セットに基づいた、よくデザインされたフェーズ2臨床試験の実施にあるとした。また、遠隔転移、局所進行膵管腺癌の患者は、それぞれ分けて研究されなければならないとされた。…

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海外ニュース:国立癌研究所(NCI) 膵癌報告書は臨床試験の改善を要請

Normal 0 0 2 false false false EN-US JA X-NONE MicrosoftInternetExplorer4 ■NCI報告書:膵臓がん報告書は、臨床試験の改善を要請 Pancreatic Cancer Report Urges Changes in Clinical Trials   過去にゲムシタビンと他の癌で奏功した抗がん剤を組み合わせたフェーズ3試験が期待に反する結果を示したことを踏まえ、大規模試験を始める前に、膵癌に対する有効性を示した分子標的薬を小規模の患者群を対象として、登録と試験評価基準が均一化されるなど、試験デザインが改善されたフェーズ2試験で確認することを提唱した。また、試験対象とする分子標的薬の決定は、ヒトの膵臓癌に近いマウスモデルを使った前臨床試験などによる、科学的根拠に基づいて選択されるべきであるとした。   詳しくは下記をクリックしてください   NCIキャンサーブレティン日本語版;   NCIキャンサーブレティン英語版 :  …

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ASCO:RashはGem+Erlotinib療法の有効性を表すマーカー

■ASCO2009:発疹はゲムシタビン+エルロチニブ療法の薬効マーカー(AViTA試験)   背景:上皮増殖因子受容体(EGFR)阻害剤、エルロチニブ(E)は、ゲムシタビン(G)との組み合わせで進行膵臓がん患者に有意な生存延長をもたらす。上皮増殖因子受容体(EGFR)阻害剤によくみられる毒性である発疹は、多くの癌種において、エルロチニブの薬効を表すマーカーとして提案されてきた。GE+べバシズマブ(B)の第Ⅲ相試験は、この提案を考察する機会を提供した。(Vervenne et al, ASCO 2008)   方法: 進行膵臓がんで、KPSスコアが60~100の患者は、二重盲検方式無作為によって、GE-プラセボとGE-べバシズマブ治療群に割り付けられた。最初の8週間は、べバシズマブ/プラセボ 5mg/kg q2w、 エルロチニブ (100mg/d) とゲムシタビン (1000 mg/m2) 週1回投与を7週繰り返す。続く4週間サイクルは、 3 週投与して1週休む。   結果: 607人の患者が登録された。GEにBを追加することにより、無憎悪生存期間(PFS)が([HR] 0.73, p=0.0002))と有意に改善した。発疹のグレードが高まるほど、全生存期間(OS)に改善がみられたが、発疹グレードについては治療群とプラセボ群の間に差はなかった。発疹のグレードが高いほど、明確に全生存期間(OS)に延長がみられた。この傾向は、治療群とプラセボ群の両方で明確に示された。   結論:観察された発疹のグレードと生存期間の延長の間の相関は、進行膵臓癌を対象としたゲムシタビンとエルロチニブの第Ⅲ相試験結果を支持するものである。(Moore et al. JCO…

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海外ニュース: TNFeradeがFDAより希少薬指定より受ける

Normal 0 0 2 false false false EN-US JA X-NONE MicrosoftInternetExplorer4 ■がん遺伝子治療薬TNFerade、米FDAより希少薬の認定を受ける   2009年11月4日、米国GenVec社は、局所進行性膵がんを対象とした生物学的製剤「TNFerade」が米国食品医薬品局(FDA)のOrphan Drug(希少薬)認定を受けたと発表した。FDAは、年間患者数が20万人以下の疾病で、既存の治療薬と比較して顕著な改善が期待できる薬剤に対して「希少薬」の認定を与えています。希少薬の認定を受けることで、承認後7年間の独占販売権、税控除、FDA費用の免除など、多用な恩恵を受けることができます。   TNFeradeは、TNFα(Tumor Necrotic Factor-α:腫瘍壊死因子)の遺伝子を含む複製欠損性アデノウイルスベクターを用いてがん細胞に攻撃します。TNFαはサイトカインの一種で、がん細胞を死滅させる効果があることは認められてきました。しかし、TNFのレセプターは腫瘍細胞を含め、様々な細胞にも存在することから全身的な毒性の問題があり、有効なドースを投与することが困難でした。TNFeradeは、放射線誘導性プロモーターによってTNFを制御するため、放射線を受ける部位において効果を最大化できる特長があります。腫瘍部位に選択的に薬剤を送達することを可能とする優れた特性のある薬剤です。   参考資料: http://www.genvec.com/download/press/2009%2011.04%20Orphan%20Drug%20Press%20Release.pdf

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臨床試験:進行膵内分泌腫瘍対象エベロリムスオクトレオチド併用療法フェーズ3

  進行性膵内分泌腫瘍の患者さんの無増悪生存期間が約17カ月間に エベロリムスと「サンドスタチン® LAR®」の併用療法により、進行性膵内分泌腫瘍の患者さんの84%で腫瘍が縮小 膵内分泌腫瘍は難治性の希少ながんであり、化学療法が奏効しなくなった患者さんの治療選択肢は限られている 本試験の結果を検証するため、進行性膵内分泌腫瘍の患者さんを対象に、エベロリムスの第III相試験が進行中 2009年6月24日、スイス・バーゼル発 — エベロリムス(米国での製品名:Afinitor®) と「サンドスタチンLAR」注射液(一般名:酢酸オクトレオチド)の併用、あるいはエベロリムスの単独投与によって、膵臓の進行性神経内分泌腫瘍(進行性 膵内分泌腫瘍:Pancreatic Neuroendocrine Tumors)の患者さんの腫瘍の増殖が抑制される可能性があることを示す新しい研究結果が示されました。   RADIANT-1 (RAD001 In Advanced Neuroendocrine Tumors) 試験は、化学療法が奏効しなくなった膵内分泌腫瘍の患者さん160名を対象とする第II相試験です。本試験の最終解析によると、エベロリムスと、数種の神 経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumors;NET)の症状コントロールに対して承認されている「サンドスタチンLAR」の併用投与を受けた患者さんの無増悪期間は中央値で16.7カ 月となり、最初の解析よりも約4カ月延長したことが明らかになりました1,2。さらに、併用投与を受けた患者さんの84%で腫瘍の縮小が見られました。エベロリムスの単独投与を受けた患者さんの無増悪期間は9.7カ月で、約60%の患者さんで腫瘍の縮小が見られました1。   NETは、内分泌系と神経系双方に関与する細胞が腫瘍化するがんの一種で、中でも膵臓のNETは希少疾患です。患者さんの約60%は、すでにがんが 身体の他の部分に広がっている進行した状態で診断されるため、治療はさらに困難になります。進行性膵内分泌腫瘍の患者さんの生存期間の中央値は17カ月で す3。   テキサス大学医学部…

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国内ニュース: 早期膵がん発見システム(尾道方式)

膵がん啓発パープルリボンキャンペーン2009in 尾道   ■8月1日『膵臓がん治療の最前線』でのメッセージ ―― 「膵がんは治る!」   去る8月1日、第40回日本膵臓学会年次総会と共催で開催された「膵がん啓発パープルリボンキャンペーン」第2弾の『膵臓がん治療の最前線」セミナーでのメッセージは「膵がんは治る!」。 このセミナーで、九州大学臨床・腫瘍外科 田中雅夫教授は、「2cm以下で見つかり、切除された膵臓がんの5年生存率は73%」と発表した。また、“早期発見の糸口”として強調したのが「糖尿病」で、「肥満や家族歴がなく、アルコールもあまり飲まないのに初めて糖尿病と言われた人や、糖尿病の経過観察中に理由が不明で悪化した人、経過はいいのに体重が減少した人などは非常に危険」なので、できるだけ早く超音波などの精密検査を受けてほしいと発表した。 しかし、これといった症状のない段階で膵臓がんを発見するには、まずその危険因子について知る必要がある。「できるだけ多くのハイリスクの人に検査をうけていただくためには、膵臓がんの危険因子である糖尿病、慢性膵炎、家族歴、喫煙についての啓発活動が必要だ」と膵がん啓発パープルリボンキャンペーンをすすめているNPO法人パンキャンジャパン理事の眞島喜幸氏は語る。   ■進む 膵臓がん早期発見システム ―― 我が国の先駆を走る「尾道方式」 我が国ではそのような早期発見システムを構築する取組みがすでに始まっている。厚生労働省が地域医療連携の「あるべき姿」のモデルとされている広島県尾道市では、「尾道市医師会方式ケアカンファレンス」を通して、膵がん早期発見の試みが進んでおり、実際に成果を生み始めている。 JA広島厚生連・尾道総合病院・内視鏡センターの花田敬士氏が示す早期膵がん発見のクリニカルパスでは、まず「診療所」において腹部エコー検査を行い、検査を通して、膵管拡張、膵嚢胞などの軽度異常を発見したあと、それを受けて「JA尾道総合病院」にて、EUS検査でフォローするというものだ。「かかりつけ医と専門医が連携し、つねに早期膵がんを拾い上げる努力は大切だ」と花田敬士氏は語る。 JA尾道総合病院では、平成15年からの5年間で138症例(EUS検査症例の13%)の膵臓がんを発見し、そのうち腫瘍径2cm以下(TS1)は20%であったという。膵癌全国登録調査報告と比較すると、Stage1は全体の僅か1.3%(Stage2は2.3%、Stage3が36%、Stage4aが23%、Stage4bが60%)であるが、TS1手術症例におけるStage1は23.8%と高い割合で含まれる可能性があることを示唆する論文1)もあり、このような尾道システムが全国に広ろがることにより、膵がんの早期発見、生存率向上に繋がることが期待される。   文献1)TS1 膵癌手術症例の検討長井和之、和田道彦、細谷亮、梶原建熈.TS1 膵癌手術症例の検討.膵臓2006;21:323―328.  

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海外ニュース: 若年の肥満と膵臓がん

■若年成人期の肥満は、膵臓がんの発病リスクを増大させ、さらに平均発症年齢の若年化をすすめる MD. Anderson Study Finds Even Stronger Relationship Between High Body Mass Index, Pancreatic Cancer Early age of excess weight associated with younger age of diagnosis; obesity before diagnosis linked…

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臨床試験:進行膵がん対象Gem+PeptideVaccineCV療法

■進行膵がん対象ゲムシタビン+ペプチドワクチン併用療法(ファーズ2) がんペプチドワクチンは、人工合成したペプチドを抗原として利用し、膵臓がんに対する免疫力を強化する作用がある。がん化に関連する遺伝子がつくるたんぱく質、あるいはがん細胞がつくるたんぱく質などの断片(ペプチド)がベースとなり、ワクチンが人工合成される。人工合成できるペプチドが使えるのは、「HLA-A2型」と「HLA-A24型」に限られる。「HLA-A2型」または「HLA-A24型」が陽性で(全体の8割)、さらにペプチド特異的反応性の末梢血リンパ球または抗体を認める患者に対して、併用療法が試みられた。1コースとは、毎週ゲムシタビン投与後に最大4種類のペプチドワクチンを大腿部に皮下投与する3投1休を2クール行うことである。 世界初の試みとして4年前に はじめられた膵がんペプチドワクチン+ゲムシタビンの併用療法のフェーズ2結果が7月16日~18日、大阪国際会議場において開催された第64回日本 消化器外科学会において発表された。関西医科大学の柳本泰明氏は、19人の患者を対象として実施された膵がんペプチドワクチンとゲムシタビン併用療法の フェーズ2の結果は、1年生存率(SR)が42%、全生存期間中間値(Median OS)が9.5か月、奏功率(RR)、37%と、ゲムシタビン単剤と比較して良好な成績であったと報告した。詳しくは下記サイトを参照ください。 ●日本消化器外科学会 ●柳本泰明

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