研究

  家族性膵癌登録制度 家族性すい臓がん登録制度がスタート 膵臓がん研究の最前線: 遺伝子と家族性膵がんについて 「家族性膵癌登録制度について」外部リンク:日本膵臓学会(2013年7月20日) パンキャン賞 2012年度パンキャン賞授与 2013年度パンキャン賞授与   すい臓がんに対するよりよい診療、究極的な治療のためには、科学・医療の研究からすべてが始まります。パンキャンはがん研究促進を戦略的に進めています。パンキャンは包括的なすい臓がん研究へのアプローチをとり、研究を促進させています。 2008年からの家族性膵癌登録の紹介、2012年からのパンキャン賞の授与など、複数の方法でパンキャンはすい臓がん研究を前進させようとしています。 これらに加え、ドラッグラグ解消といった政策提言の努力もすることで、新薬が国内で使用できる働きかけも行っています。    

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2013年10月27日(日)すい臓がん啓発パープルリボンセミナー2013 in 東京

    2013年10月27日(日) 東京医科大学病院 本館(6F)臨床講堂 午後1時 (アクセス:地図) 膵臓がん市民公開講座:膵臓がん治療の最前線 - 膵臓がんの最先端医療をひもとく- すい臓膵臓がん治療の進歩には目覚しいものがあります。 新しい診療ガイドラインと家族性膵がん、膵のう胞などのリスク因子と経過観察、外科手術とBR術前化学放射線療法、再発予防と予後改善のための術後化学療法、FOLFIRINOXなどに代表される多剤併用療法、腹水、腹膜播種の治療、疼痛医療と緩和ケア、がんとリハビリなど、最新の膵がん医療情報を提供いたします。  膵がんと告知された方の予後を改善するには、正しい情報と患者家族の情熱です。 パンキャンジャパンが膵がん患者さんとそのご家族に自信を持ってプレゼントする最前線セミナーです。お席に限りがありますので、早目にお申し込み下さい。定員になり次第、締め切らせていただきます。 必ずご参加いただきたい有益な情報が満載です。 ※定員200名。お席に限りがあります。事前登録のうえご参加ください。     ■プログラム:膵臓がん啓発パープルリボンセミナー(膵臓がん市民公開講座:膵臓がん治療の最前線) 12:30 開場   13:00-13:10 オープニング 開会あいさつ東京女子医科大学 東京女子医科大学病院長 消化器内科教授 白鳥 敬子 13:10-13:30 基調講演(1) 膵癌診療ガイドライン2013のハイライト国立がんセンター中央病院 肝胆膵内科 科長 奥坂 拓志…

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2014年4月20日(日)膵臓がん啓発パープルリボンセミナー2014 in 静岡(終了)

    2014年4月20日(日)12:30開場, 日本大学国際関係学部 三島駅北口校舎  膵臓がん市民公開講座:膵臓がんに光をあてる 主要ながんの中でも最も生存率の向上が望まれている「すい臓がん」。日本ではすい臓がんの患者さんは年々増加しており、がんによる死因の5位に位置するようになっています。一方で、近年すい臓がんの治療の研究は進歩を遂げています。そこでこの度、NPO法人パンキャンジャパンと静岡がんセンターとの共催で、皆様に最新で正しい知識を提供することを目的にセミナーを開催いたします。 パンキャンジャパンが膵がん患者さんとそのご家族に自信を持ってプレゼントする最前線セミナーです。お席に限りがありますので、早目にお申し込み下さい。定員になり次第、締め切らせていただきます。  必ずご参加いただきたい有益な情報が満載です。 静岡新聞(4月10日)にご紹介をいただきました。   ※満員御礼:受付を締切ました。ありがとうございました.     ■プログラム:膵臓がん啓発パープルリボンセミナー(膵臓がん市民公開講座:膵臓がん治療の最前線) 12:30 開場   13:00-13:05 開会あいさつ 開会あいさつ静岡県立静岡がんセンター 総長 山口 建 13:05-13:10 オープニング パープルリボン活動についてNPO法人パンキャンジャパン 理事長 眞島喜幸 13:10-13:30 基調講演(1) すい臓がんの診断とスクリーニング 講師:静岡県立静岡がんセンター内視鏡科 医長 松林 宏行 13:30-13:50 基調講演(2)…

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すい臓がんとは

まずはご自分のがんについて知ることが大切です Know Your Tumor Project by PanCAN HQ                            更新日:2021年4月 ■すい臓がんの種類  すい臓には消化液をつくる腺房、膵液を運ぶ膵管、インスリンなどのホルモンをつくる内分泌腺などがあります。消化液をつくる腺房細胞から発生する「腺房細胞がん」、膵管から起きる「膵腺がん」、内分泌細胞から発生する「膵神経内分泌腫瘍」など、「すい臓のがん」といわれる腫瘍は20種類ちかくあります。いわゆる「すい臓がん」は膵管から発生します。このタイプが一番多く、発見が難しいために、見つかったときには進行していることが多いのが特長です。種類によっては進行がゆるやかなものもあり、長期生存が可能なものもあります。例えば、スティーブジョブズ氏のがんは膵神経内分泌腫瘍(pNET)という、ホルモンを産生する細胞ががんになるもので、早い段階で見つけて切除すれば完治できる可能性があります。 ■すい臓がんの発がんモデル  すい臓がんはいくつかの重要な遺伝子変異が起こる段階を踏みながら発生すると言われています。すい臓がんの多段階発がんモデルです。正常な膵管の上皮細胞は、KRAS、TP53、CDKN2、SMAD4などの遺伝子変異が積み上がり、一連の組織学的に定義された前駆体(パ二ンPanIN)を介して、浸潤がんへと左から右へと進行するといわれています。 KRAS遺伝子の変異は、早い段階に起こり、中間段階ではCDKN2(P16)遺伝子が不活性化し、TP53、SMAD4(DPC4)の不活性化は比較的遅く起こると言われています。がん抑制遺伝子であるSMAD4に変異がない患者は、変異のある患者より予後がよくなるとの報告もあります。(Ref1) ■すい臓がんのゲノム医療・プレシジョンメディシン  すい臓がんには多様な遺伝子変異がみられます。そのうち、48%の遺伝子変異には治療薬が存在することがわかりました。例えば、ARID1A/ARID2にはmTOR阻害剤、BRCA2にはPARP阻害剤などです。米国では、ゲノム解析の報告書に記載されている分子標的薬(FDA承認)、あるいは未承認の適応外薬(オフレ―ベル)を使用した治療、あるいはそれらの医薬品を使った治験に参加する患者が増えてきています。  日本では国立がん研究センターの「NCCオンコパネル」に代表されるようながん遺伝子パネル検査の一般的な利用が2019年6月から始まりましたが、米国のように診断時にパネル検査を受けることが推奨されていないため、米国パンキャン本部が進めているようながん遺伝子パネル検査の報告書に触れる機会がまだありません。厚生労働省では、プレシジョンメディシンを早期に国内で実現するために準備を進めてきましたが、すい臓がんの領域では、ゲノム医療ではなく、標準治療を先行させなければならないため、すい臓がんに承認された4つの分子標的薬を使うことができる患者が非常に厳しく規制されており、ゲノム医療のアクセスラグ問題が発生しています。いままでは、承認されないために新薬が使えないという「ドラッグラグ問題」が患者を苦しめてきましたが、日本では新たに「ゲノム医療のアクセスラグ問題」が発生しています。   ■すい臓がんのゲノム解析と遺伝子変異にマッチした治療薬の選択(PanCAN Know Your Tumor)  パンキャンでは2015年よりすい臓がん患者の検体を集めて遺伝子解析をし、遺伝子変異にマッチした治療を推奨する研究(Know Your Tumor)を進めてきました。1000以上の検体が集まった時点で、遺伝子解析された結果とその後の治療選択肢、さらに予後をまとめたKYT研究の結果を米国臨床腫瘍学会(GI-ASCO2018)にて発表しました。遺伝子変異にマッチした治療を受けた患者群(OS=2.58年)は、受けなかった患者群(OS=1.51年)、または標準治療を受けた患者群(OS=1.32年)と比較して、予後が大幅に改善されていたことがわかりました。遺伝子変異にマッチした治療を受けたゲノム医療群 vs 標準療法群では、HR=0.34と驚異的な成績を上げました。(p-value = 0.0000023, HR =…

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サバイバーストーリー:木下義高

サバイバーストーリー 2013年4月12日 木下義高    膵体尾部を切除してから6年になろうとしている。いま振り返ると、何度かの転機があった。のどが激しく渇き、足がこむら返りを起こす。血糖値を測ったら急激に上がっていた。ここで膵臓がんを疑うかどうかが、早期発見の明暗を分けることになった。掛り付け医の勧めもあって、超音波で膵臓を丹念に診てもらった。明らかに主膵管に異常がある。CTでも同様の所見だった。  その日のうちに、電話でがん専門病院に診察予約を入れた。診察までの2日間はパソコンにかじりついて、インターネットで膵臓がんの情報を漁りまくった。 2日後のがん専門病院でのCT、血液検査の結果は、ステージIIIの浸潤性膵管癌である。「切れますか?」「ぎりぎりだが何とかなるでしょう」「じゃあ、お願いします」。 こうして、その場で2週間後の手術日を決めた。 (1)がんに関して基本的な知識を準備しているか? (2)必要なときに正しい知識を得ることができるか? (3)知識をもとにして、正しく判断し選択することができるか?   これらが、がん患者の生死を分けることもある。私自身は、概ね満足できる選択をしたと考えている。  膵臓がん全体の5年生存率は約5%だ。予後の厳しいこのがんでも、生存率曲線で恐竜の尾のように延びた右端には必ず「例外的患者」がいる。統計は平均を表わしているだけで、患者の個性は無視している。しかし、私たちは統計データではない。鼻の形が一人一人違うように、がん細胞の性格だって違うはずだ。誰にでも恐竜の尾=例外的患者になる可能性がある。   がんと戦うことは、喫緊の課題には違いない。しかし、がんとの闘いだけに費やした人生なんてつまらない。”がんが治ったら”いつかはやりたいと思っていることがあれば、”今”それをやれば良い。誰にでも治る可能性がある。だから希望を持つべきだ。しかし、往々にして希望は執着に変りやすい。  人間には力の及ばないことがある。今やるべきことをやり、その結果を受入れる。ま、こんなものか、との思い切りが必要なときもある。 人間には「死」があるからこそ、困難に挑戦できる。永遠の命が与えられたとしたら、それは何でもできるということだ。しかし実際には、全てにおいてやるべきことに期限がないということでもある。あらゆることを先延ばしにできる。「今ここ」に、私たちに与えられた課題と義務を果たすことが、唯一人間として実行可能なことなのだ。

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サバイバーストーリー:木下義高(アップデート)

サバイバーストーリー:アップデート 2013年12月1日 木下義高    ペットボトルの水を一気に飲み干すほど異様に喉が渇く、ひどいこむら返りが頻繁に起きる。境界型の糖尿病予備軍でもあった私は、かかりつけの病院で血糖値を測ると360mg/dLを越えていた。これは膵臓がんに違いないと、そのとき確信しました。で、まずは闘病記ブログを書き始めたのです。膵臓がんなら助からないだろうから、遺言代わりにブログを残しておこうという、なんとも手回しの良いことです。   忘れもしないが、それが2007年6月11日のこと。その後の超音波検査、膵臓がんの告知については前回のサバイバーストーリーに書いたとおりです。今回は、再発・転移の可能性が高い膵臓がんに、私はどのような考え方で対処してきたのかを書きます。 超音波検査で膵臓に影があると分かってから48時間後には、がん研での最初の診察で膵臓がんと告知されました。診察までの2日間は、必死でインターネットで膵臓がんについて調べたのです。がんの王様。予後はがんの中でもっとも悪く、5年生存率は数%。発見時には手術できないことが多い。この程度の知識はあったので「ぎりぎりだが何とか手術できるだろう」という先生の言葉に、「じゃあ、お願いします」と、その場で手術日を設定していただいた。セカンドオピニオンや家族との相談に時間を浪費している場合ではないと判断したのです。 告知されたときに「頭の中が真っ白になる」「医者の話をよく覚えていない」などと言いますが、私の場合は冷静にメモを取っていましたね。事実を淡々と受けとめていました。迷いは一切ありませんでした。手術しなければ高い確率で死ぬのだから、選択肢がないときに手術以外の方法はないか、どうしようかなど、あれこれ悩むことはない。膵臓がんはいわゆる「足が速い」。時期を逃せば手術ができなくなることもある。こうした考えでした。まだこの世に少しは未練もあるし。人生には、目をつぶって「えい、やっ」で決めなければならないときがあります。 無事に手術が終わったが、気がかりなことは手術ができても5年生存率は15%前後だという統計データです。再発・転移を防ぐために私にできることは何だろうか? インターネットや書籍を漁るが、こと膵臓がんに関しては極端に情報が少ない。パンキャン・ジャパンも数ヶ月前に立ちあがったばかりで、まだほとんど情報らしきものがなかったのです。 最初のころは、がん患者なら誰しも考えるように、がんをきれいに消してくれる「魔法の弾丸」がどこかにあるはずだと探しました。しかしすぐに、そんなものがあるはずはないと知ります。それでも「私はこれでがんが消えた」という言葉は魅力的でした。奇跡的治癒例・例外的患者は確かに存在しますが、問題は、どうすれば私に、彼らと同じことが起きるのかが分からないことです。 治らないがんを宿した患者は少しでも長生きしたいと思う。あわよくば、自分にだけは奇跡が起きて治ることを切に願う。どうすればこのがんが消えて治るのかを知りたいということは、Aという選択をしたときに未来がどうなるかを予測したい、予測できることを期待するということです。しかし、これは不可能です。なぜならば、ヒトの身体もがん細胞も「複雑系」だからです。ボールや大砲の弾丸なら、初速度と角度が決まれば、あとはニュートンの運動方程式に従って、どこに落ちるかが計算して予測できます。しかし、一週間先の天気予報はまず当たらない。それは気象が「複雑系」であり、気温、気圧、地形、湿度、海水温などなどの多数の因子によって左右されるからです。しかもそれが互いに複雑な因果関係を構成しています。だからスーパーコンピュータを使っても天気予報の精度はなかなか上がらない。初期値のちょっとした違いが、結果を大きく左右するのが複雑系の特徴です。奇跡的治癒例はたぶん、なんらかの行為、初期値のちょっとした違いが「バタフライ効果ーブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こす」として治癒を引き起こしたのではないかと考えられます。 人間はひとりひとりが性別、年齢、食生活、生活習慣など全て違います。これらをある一つの病気になっているというだけで十把一絡げにして統計処理し、効いた効かないを表したのがエビデンスです。エビデンスがないということは効果がないのではなく、統計的に効果を証明できないというだけのことです。あたりまえですが、エビデンスの証明された治療法であっても、それが私に効果があるかどうかはやってみなければ分かりません。 逆に、代替療法で科学的なエビデンスの確立されたものは一つもありません。しかし、それは私に効果がないということではないのです。かといってやみくもに何にでも手を出すことは非効率で間違っています。ヒトに対して試験で、ある程度の効果が認められたもののなかから、自分が納得できるものを選ぶべきです。私の考える、やるべきことの優先順位は、 1. 第一に心の平安を保つこと。心の有り様はがんに大きく影響します。プラシーボ効果があるということは、心が身体に大きく影響することの証しです。そして自分なりの「死生観」を持つこと。「死」に怯えているとネシーボ効果(プラシーボ効果の反対)で悪影響を被ります。 2. 次が、適切な運動。運動の効果には多くのエビデンスがあります。とにかく「歩け、歩け」です。 3. そして食事と栄養。がんと戦うには体力が必要です。必要な栄養素を過不足なく摂り標準体重を維持するよう努めること。サプリメントや極端な食事療法、ジュース療法などはエビデンスの有無をよく考える必要があります。 食事療法などの「もの」に頼るのは、優先順位としては低いのです。しかし、これが一番だと考えているがん患者が多いです。がん細胞ができたときに、すでに運命は決まっている。だから放置するのが一番だと説く医者もいますが、がん細胞にニュートン力学を持ち出すような荒唐無稽な運命論です。がん細胞も人間の身体もそんなに単純なものではない。宇宙以上に神秘的です。これをやれば絶底に大丈夫だというものは、複雑系にあるはずがないのですが、がんに影響を与えうる可能性を秘めた方法はいくつもあるのです。 こうした考えで、私はこの6年間を過ごしてきました。 「がんとは闘え、死とは闘うな」なぜなら、死と闘って勝利した人は、歴史上ひとりもいないのだから。   >>最初の他の投稿サバイバーストーリー:木下義高はこちらから。>>木下さんのブログ『膵臓癌サバイバーへの挑戦』 >>パンキャンへ皆様のストーリーをお寄せください  

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