膵臓がん専門医ビデオ:神戸中央市民病院 辻晃仁先生(1)
神戸中央市民病院 辻晃仁先生「膵臓癌と立ち向かう」(前編) >>後編はこちら ※パープルリボンキャラバン2012 in大阪にて収録
神戸中央市民病院 辻晃仁先生「膵臓癌と立ち向かう」(前編) >>後編はこちら ※パープルリボンキャラバン2012 in大阪にて収録
北里大学東病院 北里大学東病院消化器内科 助教 岩井智久先生「診断の最前線」 前編 後編 ※パープルリボンキャラバン2012 in横浜にて収録 >ページの目次に戻る
横浜市立大学医学部 消化器・腫瘍外科学 主任教授遠藤 格先生 >>つづき ※パープルリボンキャラバン2012 in横浜2012にて収録
横浜市立大学医学部 消化器・腫瘍外科学 主任教授遠藤 格先生 >>つづき ※パープルリボンキャラバン2012 in横浜2012にて収録
和歌山県立医科大学第二外科 山上 裕機先生 ※パープルリボンキャラバンin大阪2012にて収録
神戸中央市民病院 辻晃仁先生「膵臓癌と立ち向かう」 前編 後編 ※パープルリボンキャラバン2012 in大阪にて収録
関西医科大学 外科学講座講師 柳本 泰明先生 その1 その2 ※パープルリボンキャラバンin大阪2012にて収録
本年は大変お世話になりました。みなさまのご支援に心より感謝申し上げます。 良いお年をお迎えください 2013年12月30日 本年はみなさまからご支援、ご援助をいただき、心より感謝申し上げます。 お陰様で、特定非営利活動法人パンキャンジャパンは、そのミッション (研究支援、患者家族支援、希望を創る)にそって事業を進め、大きな 成果をあげることができました。 心より感謝申し上げます。 日本では使える薬剤が欧米(9剤)に比べ、3剤と著しく少ないというドラッグラグ問題が 患者・家族を苦しめてきました。パンキャンジャパンでは、ドラッグラグ問題に苦しむ患者の現状を 「厚生労働省がん対策推進協議会」、「今後のがん研究のあり方に関する有識者会議」、メディアなどを 通して訴えるとともに、署名活動で集まった患者・家族の願いを田村厚生労働大臣に直接届けるなど、 政策提言活動に力を注いできました。 その結果、2013年12月にFOLFIRINOX療法(4剤併用療法)の早期承認が実現しました。 来年にはもう1剤(nab-Paclitaxel)承認申請される可能性も見えてきました。これからも、 ドラッグラグ解消につながるアクションをさらに活発化するとともに、その成果をタイムリーに 切除不能進行膵がん患者に還元していきます。 米国パンキャン本部では、2020年までに膵臓がん患者の5年生存率をいまの倍に 向上するべく、がん研究を積極的に支援しています。パンキャンジャパンでは、国内における 早期発見につながる腫瘍マーカーの研究開発、治癒に繋がる治療法の開発などを研究者、 研究施設、企業、学会、国などと協力していきます。 膵臓がんで悲しむ人のいない社会の実現をを目指して、 私どもパンキャンジャパン・スタッフ一同邁進していく所存です。 新しい年に向かい、益々のご指導、ご支援を賜りますようお願いいたします。 みなさま、良い年をお迎えください。 特定非営利活動法人パンキャンジャパン 理事長 眞島喜幸 …
ジャック・アンドレカ:前途有望な十代の科学者が、全国的に話題を集め、世界のお茶の間にすい臓がんの話題を届けています。 メリーランド州の十代の青年ジャック・アンドレイカ君はすい臓がんの早期発見ツールを研究したことで、初のインテル国際科学技術賞を含めた幾つかの素晴らしい賞を受けました。そして10月13日の日曜日、ジャックはCBSテレビの「60 Minutes」で取り上げられました。私たちパンキャンは彼のすい臓がん研究に関する進展への熱意と情熱に感激するとともに、全国的な注目の目が、最も難治な「がん」であるすい臓がんの早期診断ツールに集まったことに感謝しています。 ジャック君のオリジナルのプロジェクトは、体内を循環するすい臓がん患者の尿や血液に含まれるが他の人には含まれていない特異的なタンパク質を、特別に識別する抗体でコーティングされた小紙片の検診棒に関するものでした。60minuitesで示されたように、彼の発見はまだ初期段階のもので、実用化までにはさらに多くの年数を要します。しかし私たちはジャック君のようなアイデアが一般の早期診断で利用可能になる日が将来くることを心待ちにしています。 まさにジャック君がしめしたように、すい臓がんを全国的な問題として議論されるようにし続けましょう。以下に米国のすい臓がんの早期診断に関する科学研究の詳細を記しました。 ジャック君のすい臓がん発見テストの技術から分かることはなんでしょうか? ジャック君がプロジェクトのために活用した検診棒の技術は、ナノチューブと呼ばれるデバイスにつけられた、特殊な抗体でコーティングされた小紙片です。抗体はすい臓がんや他のいくつかの癌患者にはあるが健康な人にはない、血液や尿と一緒に体内を循環する特異的なタンパク質を識別します。家庭の妊娠検査薬や糖尿病検査テストのように、この技術は標準的な研究室の検査より、ずっと早く安価です。ジャック君が関心をもったメソテリンと呼ばれるタンパク質のために開発した試験方法は、人間とマウスの両方の血流で極めて少量に含まれていても発見する方法として信頼性の高い、よいものであると、彼の研究により示されています。 ジャック君はまずAnirban Maitra(MBBS)の研究室、次いでジョンホプキンス大学で試験をしました。(Dr.Marita はMDアンダーソンがんセンターへ移籍しています)。Dr.Maritaはすい臓がんの研究分野では第一人者であり、2004年にパンキャンのキャリアデベロップメント賞を授与され、パンキャンのメディカルアドバイザリーボードの委員長です。ジャック君はマウスを使った試験で、すい臓がんのマウスは血中のメソテリンが他の健康なマウスより高いことを示しました。そして数人の進行性すい臓がんとそうでない患者のサンプルを試し、再びメソテリンレベルがその病気に罹患していると診断された人の方が高いことを発見しました。ジャック君の試験が正確にすい臓がんを早期発見できるか知るために、より多くのサンプルテストと実験が必要だとしても、これら事前に得られた結果は、たいへん励まされるものです。 ポジティブなアウトカムのためには、すい臓がんが外科手術可能な、早期に発見できることこそ最高の時機です。しかしながら、早期のすい臓がん患者と癌になる前の人たちの血流でどれだけの量のメソテリンが循環しているかいまだにわかっていません。 現在すい臓がんはどうやって診断されていますか? 標準なすい臓がんの診断検査法はいまだ存在しません。しかしながら、特別なタイプの超音波検査、CTスキャン、MRIといった複数の画像技術がこの病気の診断に使われています。バイオプシー(生体組織診断)とよばれる検査において、小さな腫瘍片が摂られ、顕微鏡によって確かにすい臓癌であると診断されます。 科学者達は、多くの人をスクリーニングし、画像技術によってより精密な検査を受けるべき人々を突き止める簡単な血液や尿のテストの開発に取り組んでいます。なぜなら、そういう人々はすい臓がんのかなり初期の段階だからです。これを実現するためには、すい臓がん診断のために有用な「バイオメーカー(生物指標化合物)」と呼ばれる化合物が血液や尿中にあるのを突き止める研究を多くこなさなければなりません。 科学者が直面している最大の困難は、バイオメーカーが機能するかを試験する、すい臓がんの初期段階にある人々を見つけることです。いくつもの科学者のグループが、家族性膵癌を含むすい臓がんハイリスクの個々人から、バイオメーカーのうちのどれが初期段階のすい臓がんの検知に有用か調査しています。 バイオメーカー(生物指標化合物)とはなんですか? バイオメーカーとは、身体の中で指標となることができる物質です。バイオメーカーの量は、健康な人と病気に罹っている人の間で異なります。したがって、その病気の診断を容易にします。加えて、バイオメーカーは治療が特定の患者にとって効果がでているかどうかモニターしたり、特定な治療に対する患者の反応を予想するためにも利用されることもあります。 近年の生物医学誌の記事によると、2,000以上の研究が出版され、2,000以上の遺伝子をすい臓がんのバイオメーカーとして調査していると述べています。しかしながら、現在FDA(Food and Drug Administration, 米食品医薬品局)がすい臓がんにおいて承認しているバイオメーカーはCA19-9( serum carbohydrate antigen 19-9, 腫瘍マーカーCA19-9)だけです。それでも、大規模研究は、CA19-9の測定レベルは、ハイリスクの個人やすい臓がん患者の診断には有用とはいいきれないと示しています。そのかわり、CA19-9を出す腫瘍を持つ患者においては、レベルをモニターでき、かつ、患者の病気が治療によってその病気から回復しているかどうかを測定できます。 どうやってバイオメーカーが機能しているかどうか特定できるのですか? FDAにすい臓がんのバイオメーカーが診断有用と認めるようにしてもらうには、厳格な試験が必要です。まず研究所の科学者達がすい臓がん患者からとれるサンプル(血液や、細胞、尿、膵液やその他)を分析し、健康な人からは出ないが、患者からでる遺伝子、タンパク質、あるいは他の指標を特定します。候補となるバイオメーカーとは、正確かつしっかりと測定できるもので、すい臓がん患者と健康な個人のサンプルの間で十分かつ明確に分泌量に差違が認められるものでなくてはなりません。ひとつの遺伝子や、タンパク質では、常に十分で正確とはいえません。現在、いくつかのテストは、…