膵臓がんのプレシジョンメディシンに関する5つのポイント
■プレシジョンメディシン(精密医療/ゲノム医療)
「プレシジョンメディシン」という言葉を聞いたことありますか。
簡単に言うと、プレシジョンメディシンでは、患者は自分の膵臓がんの特徴、分子プロフィールにあった治療を受けるということです。膵臓がんを生検して解析してみると、すべての膵臓がんが似ているわけではないことがわかります。つまり、あたかもひとつのがんのように扱われるべきではないのです。
■プレシジョンメディシン(精密医療/ゲノム医療)
「プレシジョンメディシン」という言葉を聞いたことありますか。
簡単に言うと、プレシジョンメディシンでは、患者は自分の膵臓がんの特徴、分子プロフィールにあった治療を受けるということです。膵臓がんを生検して解析してみると、すべての膵臓がんが似ているわけではないことがわかります。つまり、あたかもひとつのがんのように扱われるべきではないのです。
2017年3月23日~24日に、パンキャン代表ジュリー・フレシュマン氏は、権威あるヘルスリサーチアライアンス(HRA)の春季会において、パンキャンは、2020年までに患者の生存率を2倍にするという組織の目標を達成するために、「プレシジョンプロミスsm」臨床試験を開始すると発表した。これは膵臓がん患者のために個別化された治療法の開発を進めるためにデザインされた大規模臨床試験で、腫瘍の分子プロフィールをもとにして患者は複数の治療グループに分けられる前例のない試験である。「膵臓がんの治療成績を改善するためにはこの試験は不可欠です。」とパンキャン代表ジュリーフレッシュマン氏は述べた。さらに「パンキャンは臨床試験のために患者を探すのではなく、 個々の患者に適した臨床試験をデザインします。」と説明した。

Unprecedented approval of Keytruda based on molecular characteristics dMMR of patient tumor
2017年5月23日
米国FDAは、ミスマッチ修復(Mismatch Repair: MMR)に欠損がみられる進行膵臓がんを含む固形がんのファーストライン治療薬として、ペンブロリズマブ(商品名:キイツルーダ)を前例のない迅速な審査にて承認した。ペンブロリズマブは米国FDAにより「効果予測腫瘍マーカー(predictive tumor marker)をもとにして承認された初の医薬品となった。この免疫チェックポイント阻害薬の研究をすすめたジョンズホピキンス大学のBert Vogelstein氏 (Ludwing Center at the Johns Hopkins Kimmel Cancer Center)は、「これは個別化免疫療法の最初のケース。特定の免疫療法が腫瘍の遺伝的特性によって推奨できるようになった。もし患者の腫瘍にミスマッチ修復欠損がみつかれば、患者の腫瘍の進行度にかかわらず、非常に高い確率で腫瘍はこの抗PD-1抗体薬に反応する可能性がある」と語った。
http://enetsconference.org/ Meeting: March 18– 10, 2017, Barcelona, Spain
http://incalliance.org/blog/ Meeting: March 10– 11, 2017, Barcelona, Spain
【募集概要】
1.すい臓がんのゲノム医療(プレシジョンメディシン)に資する研究
2.すい臓がんの早期発見に資する研究
【研究開発費】
1.上限1,000,000USD
2.上限1,000,000USD
海外ニュース:膵がんの早期発見を可能にするIMMRAY™ PANCAN-D血液検査
2016年10月16日
パンキャンジャパンの米国本部(Pancreatic Cancer Action Network)が中心となり、第一回世界膵癌連合(World Pancreatic Cancer Coalition (WPCC))と、第三回米国癌学会膵癌特別会議(American Association for Cancer Research (AACR))Pancreatic Cancer Special Conference)が、世界中から患者支援団体と著名な膵癌研究者並びに臨床研究医を集めて2016年5月10日から15日の6日間、米国フロリダ州オーランドにて開催された。パンキャン米国本部は、2020年までに膵がん生存率を倍増するという「Double survival by 2020」という、膵癌患者の切実な要望に応えるための、高い目標を打ち出した。
2016年7月27日 イプセン社/帝人ファーマ株式会社プレスリリース
帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:宇野 洋)は、本日、イプセン社(本社:フランス・パリ、Euronext:IPN、ADR:IPSEY)から導入している「ランレオチド酢酸塩(商品名:ソマチュリン)」について、本日、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)に対し、神経内分泌腫瘍への適応追加申請を行ったことを発表した。これにより治療薬の少ない神経内分泌腫瘍に新たな治療の選択肢が加わることになるので、迅速な保険償還に期待したい。
海外ニュース:研究者へのお知らせ Funding & Job Opportunities (2016.6)
Compiled by Allison Rosenzweig, PhD
Below please find some funding and job opportunities from the pancreatic cancer field.
6月26日
カペシタビン+テモゾロミド併用療法(CAPTEM)の保険償還を目指して
欧米では膵神経内分泌腫瘍患者が使えるカペシタビン+テモゾロミド(CAPTEM)併用療法が日本ではいまだに使えません。(サバイバーストーリー:的場直子 CAPTEM体験記を参照してください)
その状況を打開するために昨年要望書を提出し、厚生労働省の担当官と協議の結果、「医療上必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」を通して保険償還に向けて駒を進めることになりました。