海外ニュース: COVID19感染者の呼吸、会話から感染性エアロゾル発生の可能性

covid19 virus

海外ニュース: COVID19感染者の呼吸、会話から感染性エアロゾル発生の可能性

SARS-CoV-2の伝播における液滴とエアロゾル
Droplets and Aerosols in the Transmission of SARS-CoV-2

せき、くしゃみだけでなくCOVID19感染者の呼吸、会話により発生するエアロゾルから感染する危険性が指摘される

2020年4月15日

NEJMで発表されたAnfinrudの研究により、COVID19感染者から会話中に吐き出された液滴が空気中に滞留することが説明されました。大きな粒子は、重力のために沈降する前に、ほんの少しだけ空中に残ります。これらの粒子は、近くにいる人が吸入した場合は感染の脅威となる可能性があり、他の人の鼻腔または口路に移動した場合は接触の危険があります。このようにして、SARS-CoV-2のウィルスに感染した人は、感染拡大の一因となる可能性があります。

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AACR:リキッドバイオプシーは膵臓がんの早期発見に役立つ可能性

aacr clinical cancer reesarch 2020 April

AACR:リキッドバイオプシー(液体生検)は膵臓がんの早期発見に役立つ可能性

著者:エミリー・ヘンダーソン

2020年4月16日

血液検査は、膵臓がんがまだ初期段階にあるときに最も一般的な形態の膵腺がんを検出できると同時に、医師が患者の疾患を正確に病期分類し、適切な治療に導くのに役立つ可能性があります。ペンシルベニア大学の学際的研究では、リキッドバイオプシー(液体生検)として知られている血液検査が、他の既知のバイオマーカー単独よりも、盲検研究で疾患を検出する際により正確であり、また、イメージング単独よりは疾患の病期分類においてより正確であると2020年4月版米国癌学会のジャーナルであるAACR Clinical Cancer Researchに発表しました。

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AACR:「コロナウイルスは癌の臨床試験に影響を与える」

AACRの雑誌 CancerTODAYの記事ー

「コロナウイルスは癌の臨床試験に影響を与える」

米国国立癌研究所(NCI)および食品医薬品局(FDA)は、新型コロナウイルス感染症の蔓延の中で臨床試験を管理するためのガイダンスを提供しています。米国のがんセンターは、試験に登録されている一部の患者のケアに変更を加えています。

2020年3月24日

著者 アンナ・アズヴォリンスキー

 CancerToday April2020

Nordrodenによる画像/ iStock / Getty Images Plus

 

米国におけるコロナウイルスの継続的な蔓延と増加するCOVID-19の症例に対応して、国立癌研究所(NCI)と食品医薬品局(FDA)は、臨床試験を実施している企業と管理している医師のための試験中の患者および研究への患者の募集に関する「実用的なガイドライン」を発表しました。

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海外ニュース:世界中でCOVID-19 治療薬の開発が進む

COVID19 Kavzara 

海外ニュース:世界中でCOVID-19 治療薬の開発が進む

 

2020年4月8日

 

新型コロナウィルス感染症は、初期段階の症状であればヒドロキシクロロキンとアジスロマイシンなど、ある程度効く薬があることが判明しましたが、一度重症化したら、手の施しようがないといわれています。いまその重症患者を対象とした臨床試験が世界中で行われています。ここでは代表的な臨床試験を紹介します。

 

■COVID19重症患者を対象とした臨床試験

新型コロナウィルス感染症の拡大で大打撃を受けている欧州の製薬企業フランスのサノフィ、スイスのロッシュ、また、緊急事態宣言がでた日本の富士フィルム富山化学などがCOVID-19患者を対象とした臨床試験をいま進めています。

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海外ニュース:米FDAはコロナウイルス治療に抗マラリア薬の使用を許可

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Wikipedia

海外ニュース:米国食品医薬品局(FDA)は、コロナウイルス治療に抗マラリア薬の使用を許可

2020年4月5日

■抗マラリア薬(ヒドロキシクロロキン)について

FDA(米国食品医薬品局)はトランプ政権の計画に緊急承認を与え、抗マラリア薬(ヒドロキシクロロキンとクロロキン)の数百万回分を全国の病院に配布することを承認しました。FDAは3月31日のクロロキン使用の承認で、COVID-19には確立された治療法がないため基本的に抗マラリア薬を試すのは一見の価値があるとしました。

クロロキン(CQ)とヒドロキシクロロキン(HCQ)は、南米のシンコナの樹から採取されてきたクイニンの合成化合物で、長い間抗マラリア薬として使用されてきました。パテントも切れているジェネリック医薬品で、CQと比べて副作用の少ないHCQは、欧米では炎症を抑制する抗炎症剤としてリウマチや全身性エリテマトーデスに使用されています(本邦未承認)。

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新型コロナウイルスと膵臓がんに関するQ&A

Coronavirus FAQ

『新型コロナウイルスと膵臓がんに関するQ&A』

著者 アリソン・ローゼンツヴァイク博士

2020年3月17日

現在、欧米で猛威を振るう新型コロナウィルスについて、パンキャン本部では、すい臓がんとコロナウィルスについての様々な記事をUPし、情報提供を行っています。ここでは「FAQ〔よくある質問〕」と「介護者が留意すること」という記事についてご紹介いたします。アメリカでは、U.S.Centers for Disease Control (CDC:米国疾病対策センター)が新型コロナウィルスについての「ガイドライン」を発表していますので、そちらについての情報も下記に(日本語訳)ダイジェストにしてご案内いたします。

米国編集者注:新型コロナウイルス病(COVID-19)に関する最新の情報とガイドラインについては、米国疾病対策センター CDC)に掲載されていますので、そちらのガイダンスにしたがってください。情報は常に変化していますのでご注意ください。)

新型コロナウィルス感染症については現在ほとんど分かっていません。したがって、健康に関連することはすべて、医師やケアチームと話し合う必要があります。以下に、一般的なアドバイスと提案を示します。
COVID-19と膵臓がんに関してパンキャンに寄せられた質問に関する、パンキャンの最高医療責任者(特任)のジョセフ・ハーマン医師からの回答です。

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膵臓がんの新しい治療薬 オラパリブに関する 5つのポイント

braca olaparib

膵臓がんの新しい治療薬 オラパリブに関する 5つのポイント

著者 ジェニファー・ケネディ—

2020年1月15日

米国食品医薬品局(FDA)は、膵臓がん患者のグループで使用する治療薬オラパリブ(リムパーザLynparza®)を承認しました。IV期の膵臓がんがあり、生殖細胞系BRCA(ブラカ)遺伝子に突然変異のある患者で、プラチナ製剤ベースの化学療法(例:フォルフィリノックス療法で使われるオキサリプラチン)による治療後に腫瘍が進行しなかった患者に対して投与されます。

このオラパリブ(リムパーザ)による治療は膵臓がん患者のBRCA(ブラカ)遺伝子変異が陽性のグループにのみ承認されていますが、腫瘍生物学に基づいて患者を治療することの重要性を強調するエキサイティングな医薬品です。

すべての膵臓がんは異なります。すべての膵臓がん患者もそうです。腫瘍の生物学、または遺伝子構造に基づいてゲノム治療を受ける患者は、より良い結果を得ることができます。米国のNCCN膵がん診療ガイドラインで推奨されたように、米国膵臓がんアクションネットワーク:パンキャン本部(Pancreatic Cancer Action Network:PanCAN)では、すべての膵臓がん患者に対して、1.遺伝的なことを調べる生殖細胞系遺伝子検査と、2.膵臓の腫瘍細胞を検査するがん遺伝子パネル検査/分子プロファイリングの両方の検査を受けることを強く推奨しています。

この度、米国で膵臓がんに承認された重要な新薬について、患者が知っておくべき5つのことを説明します。

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海外ニュース:膵臓がん治療のためのDNA突然変異の活用

Letswin DNA

海外ニュース:膵臓がん治療のためのDNA突然変異の活用

2020年2月26日

分子標的治療は、多くのがん患者の予後を改善しました。

特に興味深いのは、PARP阻害剤と呼ばれる分子標的治療で、ポリ(ADPリボース)ポリメラーゼまたはPARPと呼ばれるDNA修復酵素を停止します。このクラスの薬剤は、選択された乳癌および卵巣がん患者のグループ、および一部の膵臓がん患者の治療成績を変えました。しかし、薬はしばらくしか働きません。最終的に、癌はPARP阻害を克服し、制御されない細胞分裂のプロセスを再び開始する方法を見つけます。

ダナファーバーがん研究所(マサチューセッツ州ボストン)の研究者チームは、これらの患者に対してPARP阻害をより効果的にすることにより、膵臓がんをしのぐ方法を見つけようとしています。米国の膵臓がん集団(The Pancreatic Cancer Collective’s)による「新しい治療チャレンジ」助成金は、彼ら研究者を後押しています。

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AACR:標的困難ながん(KRAS遺伝子変異)に対する新薬

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CancerToday KRAS

AACRニュース:標的困難ながん(KRAS遺伝子変異)に対する新薬

New Drugs for an Elusive Cancer Target

2020年1月23日

著者:アンナ・アズボリンスキー

膵臓がん患者の90%以上にはKRAS(ケーラス)遺伝子変異があることが知られている。しかし、いままではこのKRAS(ケーラス)遺伝子変異による癌細胞の増殖をおさえる薬をつくることは難しい(Undruggable)といわれてきた。しかし、KRASを対象とする治療薬の開発がいま急ピッチで進んでいる。

腫瘍内科医であり、肺がん専門家のロイ・ハースト先生が異常KRASタンパク質を標的とする治療薬に関して初期データについて次のように述べた。

多くのがんに見られる発がん性遺伝子のひとつに、KRAS変異というものがある。KRAS遺伝子とは、細胞増殖のシグナル伝達の核となっているものだ。しかし、このKRAS遺伝子変異の治療薬は創薬が困難とされてきた。だがこのほど、2種類のKRAS阻害薬がヒトの臨床試験により有効を示し、腫瘍が縮小したことが報告された。

 

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AACR: 親から受け継いだかもしれない(遺伝性)癌のリスクを子供に伝えますか

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CancerToday201912

親から受け継いだかもしれない(遺伝性)癌のリスクを子供に伝えますか

Telling Your Children About Inheritable Cancer Risk  

2019年12月27日

著者:マルシ・A・ランズマン

癌のリスクを高める遺伝子突然変異を持っているかもしれない、と我が子に伝えることは簡単なことではありません。専門家はそれを知らせるのにひとつだけの決まったやり方はないと言います。

2009年エイミー・シャンマンさんが乳がん、卵巣がんの要因とされるBRCA1の遺伝子突然変異があると診断されたとき、子供たちは娘が8歳、息子は5歳でした。その後彼女は乳がん、卵巣がんを予防するため卵巣摘出術、両乳房切除手術を受け、そして乳房の再建をしました。そのとき子供には病院へちょっとチェックに行ってくるわ、というごく一般的な言い方をしたと話しています。

しかし彼女にはいつか子供たちとこの話題に向き合わねばならない日がくると分かっていました。

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