国内ニュース:1回の採血で13種類のがんを診断する次世代がん診断プロジェクト

20014年8月22    独立行政法人国立がん研究センターは、東レ株式会社、東芝、及びアカデミア、企業等他7機関と共に、健康診断などで簡便にがんや認知症を検査できる 世界最先端の診断機器・検査システムの開発に着手すると発表しました。 これまでよりも早期に一度に様々ながんを診断できる技術を開発することで、早期治療につなげることを意図しています。 このプロジェクトの診断技術によって早期診断が期待されるのは13種類のがん(胃がん、食道がん、肺がん、肝臓がん、胆道がん、膵臓がん、大腸がん、卵巣がん、前立腺がん、膀胱がん、乳がん、肉腫、神経膠腫)となっています。 国立がん研究センタープレスリリース パンキャンジャパンは10月5日(日)開催予定の『パープルリボンセミナー東京2014』において国立がん研究センター研究所から講師を招き、本プロジェクト概要を国内で初めて一般向けに説明する予定です。※セミナーは予約制になります。応募方法については近日中に公開いたします。    

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海外ニュース:MM-398は転移性膵がん患者の生存期間を有意に延長

2014年6月28日更新 http://investors.merrimackpharma.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=856551http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-06/esfm-mat062414.php   バルセロナで開催された消化器がんESMO第16回World Congressで、スペインメリマック医薬品は、ゲムシタビンベースの治療に耐性のできた転移性膵がん患者を対象とした新薬MM-398のNAPOLI-1、フェーズ3の詳細な結果を発表した。5FU/leucovorin単独投与群に比べ、MM-398プラス5FU/leucovorinの併用療法では全生存期間が改善した。 全生存期間(OS)の中央値は、5FU/leucovorinで標準的治療を受けた群では4.2カ月であったのに比較して、MM-398プラス5FU/leucovorin群では6.1カ月であった。無増悪生存期間(PFS)は、標準療法で1.5ヶ月から、MM-398プラス5FU/leucovorinを受けた患者では3.1カ月に、大幅に改善。MM-398だけを単独投与された群は、標準的な治療と比較して延命効果はなかった。メリマックは、2014年にMM-398の組合せレジメンについて米国食品医薬品局(FDA)に新薬承認申請を提出する予定である。 臨床ポスターはここをクリックしてください。 ESMO-GIで発表されたスライドにアクセスするには、ここをクリックしてください。   参照元:ScienceNewsline, http://www.sciencenewsline.com/summary/2014062520190012.html 

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海外ニュース:AACR 新しい血液検査バイオマーカーパネルは、膵癌の早期診断を可能にする

2014年5月19日 5月18日から21日の間、米国ニューオーリンズ市にて開催されたAACR第2回膵がんスペシャル会議において、膵癌の早期発見につながる新しいバイオマーカーパネルが田口歩氏により発表された。 既知の膵がんバイオマーカーCA19-9と3つの新しいバイオマーカーを組み合わせた4つのバイオマーカーからなるパネルは、健常者、慢性膵炎患者、膵嚢胞のある人から膵がんのある人を90%の確率で識別できると報告された。 4つの血液バイオマーカーを一緒に使うと、健常者のサンプルでは92パーセント、 慢性膵炎のサンプルでは85パーセント、および膵嚢胞のサンプルの92%の確率で膵癌の陽性患者を同定した。また、このパネルは、膵臓がんの陰性患者を健常者のサンプルでは 94パーセント、 慢性膵炎患者では90パーセント、膵嚢胞の患者からのサンプルでは91パーセントで陰性結果を検出した。 「我々のバイオマーカーパネルは、CA 19-9単独と比較して、健康な人、慢性膵炎の患者、膵嚢胞のある人から膵癌のある人を識別する能力に優れている」と田口歩氏(MD, PhD テキサス大学MDアンダーソンがんセンター助教)は述べた。 「この結果は、我々のパネルが実質的に非常に侵襲的なスクリーニング検査を受けなければならない患者を減らす可能性があることを意味する」 " 田口氏によれば、「膵臓がん患者の約10%しか予後の改善が期待できる状態、まだがんが局在化された段階でみつかっていない。また、膵がん検出のために利用される現在の画像診断技術は、スクリーニングプログラムには適切ではなく、また、血液検査の CA19-9バイオマーカーは、広く健診目的で使用されるには、十分に信頼できるものではない」と田口氏は付け加えた。 田口氏らは、 膵臓がん98例、健常者 50例、および慢性膵炎29例の血液サンプルを用いて、 CA19-9と20の他の潜在的なバイオマーカーの血中濃度を分析した。この最初の分析を通して、彼らはさらなる研究のための潜在的なバイオマーカーの最良の組み合わせを決定することができた。 4つのバイオマーカーのパネルは、2つの独立したコホートの血液サンプルを使用して検証された。一つは、早期膵臓がんの42人の患者、 50人の健常者、および50人の慢性膵炎患者、他のコホートは初期段階の膵臓がん患者22人と14人の良性膵嚢胞保有者であった。 これらの分析では、 CA19-9単独では膵臓がん患者を健常者のなかからは78パーセント、慢性膵炎患者からは 78パーセント、膵嚢胞の患者からは76パーセントの確立で検出した。4バイオマーカーパネルでは、健常者のグループでは94ぱセント、慢性膵炎患者のグループでは90パーセント、膵嚢胞の患者の91パーセントから正しく膵臓癌を識別できた。 「我々は、さらに早期膵臓癌の診断前に採取したより大きな数のサンプルを使用して私たちのパネルを検証する必要がある」と田口氏は言った。 「しかし、我々は臨床で応用できるパネルを開発することができると期待している。」 この研究は、米国立癌研究所(NCI)の早期発見ネットワークとラストガーテン財団からの資金によって支えられている。 参照元:New Blood-based Biomarker Panel…

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海外ニュース:より小規模な、効率のよい臨床試験を目指して

海外ニュース より小規模な、効率のよい臨床試験を目指してThe Push for Smaller, Smarter Trials 米国臨床腫瘍学会(ASCO)は膵臓がんを含む4つの一般的ながんの今後の臨床試験においてより大きな成果を達成するために、研究者達に対して臨床試験の設計を見直すよう促しています。たとえば、膵臓がんの専門家達は、FOLFIRINOX療法が可能な患者には少なくとも全生存期間中央値(OS)を50%あるいは4-5ヶ月延長させようとする臨床試験を、そして、ナブパクリタキセルとゲムシタビンの併用療法が可能な患者には全生存期間中央値を3-4ヶ月は向上させるような臨床試験をデザインするよう提言してきました。その結果、最終的には、設定によって変わりますが、臨床的に意義があるとして定義された最小限の上乗せ効果は、全生存期間中央値2.5~6ヶ月の延長でした。 この提言は、漸進的な改善は現在の標準療法に新たな毒性を全く、あるいはあまり加えることなく、そして、毒性の高いレジメンには、最大級の生存期間向上が認められてこそ、はじめて臨床的に有意義と認められることに注意してください。少し目標を低く設定した臨床試験の場合、臨床試験のエンドポイントがクリアされた場合、また、治療の恩恵を受ける可能性が最も高い患者を特定する方法がある場合、それぞれの患者に有益であると言えます。   ソース:The Push for Smaller, Smarter Trials www.oncologypractice.com

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海外ニュース: 小さな膵神経内分泌腫瘍(PNETs)はいまだ悪性の可能性をもちうる

海外ニュース 小さな膵神経内分泌腫瘍(PNETs)はいまだ悪性の可能性をもちうるSmall Pancreatic Neuroendocrine Tumors PNETs may still harbor malignant potential 米国デューク大学の研究者は小さな膵神経内分泌腫瘍は、悪性腫瘍の可能性があり、切除や綿密なモニタリングが必要だと報告している。 直径2cm以下の非機能性膵神経内分泌腫瘍(PNETs)が見つかった患者のために行われた後ろ向きコホート研究の結果により、全ての手術の種類間に有意な生存率の違いは認められなかったものの、手術のタイプによって段階化された未調整の分析において、手術を受けなかった患者の診断後5年生存率が深刻に悪化していることが発見された。 研究者達は、PNETs患者1367人の生存コホートを分析した。このグループの内訳は、368人(27%)が外科手術をしない、586人(43%)が部分的膵切除、324人(24%)部分的に胃切除術をした場合としない場合両方で膵頭十二指腸切除術をした場合、そして89人(6%)が全膵切除を施行である。研究者達は、非機能性膵神経内分泌腫瘍(PNETs)が1998年の7%から2010年の20%へと時間とともに深刻に増加していることをつきとめた。2cm以下の非機能性膵神経内分泌腫瘍(PNETs)患者の5年全生存率は、いずれかのタイプによる手術をうけた患者より、単独の観察・治療をしただけの患者の方が大幅に悪化していた。   ソース:The Oncology Report, Small Pancreatic Neuroendocrine Tumors PNETs may still harbor malignant potential, 03/26/14

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NET(神経内分泌腫瘍)アンケート参加者を募集しています

ヘルスケア コミュニティおよび一般社会における NET (神経内分泌腫瘍) 癌への関心を高めるというjNETコミュニティ(pgiNETの集い)の使命の一環として、この度、初めてとなるグローバル NET (神経内分泌腫瘍) 患者アンケートを実施することになりました。このアンケートを通じて、NET (神経内分泌腫瘍) 癌患者は NET (神経内分泌腫瘍) に関する自らの体験および意見を世界中の人たちと共有することができます。ぜひともご参加ください。

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ジャック・アンドレイカ:前途有望な十代の科学者とその研究について

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ジャック・アンドレカ:前途有望な十代の科学者が、全国的に話題を集め、世界のお茶の間にすい臓がんの話題を届けています。   メリーランド州の十代の青年ジャック・アンドレイカ君はすい臓がんの早期発見ツールを研究したことで、初のインテル国際科学技術賞を含めた幾つかの素晴らしい賞を受けました。そして10月13日の日曜日、ジャックはCBSテレビの「60 Minutes」で取り上げられました。私たちパンキャンは彼のすい臓がん研究に関する進展への熱意と情熱に感激するとともに、全国的な注目の目が、最も難治な「がん」であるすい臓がんの早期診断ツールに集まったことに感謝しています。 ジャック君のオリジナルのプロジェクトは、体内を循環するすい臓がん患者の尿や血液に含まれるが他の人には含まれていない特異的なタンパク質を、特別に識別する抗体でコーティングされた小紙片の検診棒に関するものでした。60minuitesで示されたように、彼の発見はまだ初期段階のもので、実用化までにはさらに多くの年数を要します。しかし私たちはジャック君のようなアイデアが一般の早期診断で利用可能になる日が将来くることを心待ちにしています。 まさにジャック君がしめしたように、すい臓がんを全国的な問題として議論されるようにし続けましょう。以下に米国のすい臓がんの早期診断に関する科学研究の詳細を記しました。 ジャック君のすい臓がん発見テストの技術から分かることはなんでしょうか? ジャック君がプロジェクトのために活用した検診棒の技術は、ナノチューブと呼ばれるデバイスにつけられた、特殊な抗体でコーティングされた小紙片です。抗体はすい臓がんや他のいくつかの癌患者にはあるが健康な人にはない、血液や尿と一緒に体内を循環する特異的なタンパク質を識別します。家庭の妊娠検査薬や糖尿病検査テストのように、この技術は標準的な研究室の検査より、ずっと早く安価です。ジャック君が関心をもったメソテリンと呼ばれるタンパク質のために開発した試験方法は、人間とマウスの両方の血流で極めて少量に含まれていても発見する方法として信頼性の高い、よいものであると、彼の研究により示されています。 ジャック君はまずAnirban Maitra(MBBS)の研究室、次いでジョンホプキンス大学で試験をしました。(Dr.Marita はMDアンダーソンがんセンターへ移籍しています)。Dr.Maritaはすい臓がんの研究分野では第一人者であり、2004年にパンキャンのキャリアデベロップメント賞を授与され、パンキャンのメディカルアドバイザリーボードの委員長です。ジャック君はマウスを使った試験で、すい臓がんのマウスは血中のメソテリンが他の健康なマウスより高いことを示しました。そして数人の進行性すい臓がんとそうでない患者のサンプルを試し、再びメソテリンレベルがその病気に罹患していると診断された人の方が高いことを発見しました。ジャック君の試験が正確にすい臓がんを早期発見できるか知るために、より多くのサンプルテストと実験が必要だとしても、これら事前に得られた結果は、たいへん励まされるものです。 ポジティブなアウトカムのためには、すい臓がんが外科手術可能な、早期に発見できることこそ最高の時機です。しかしながら、早期のすい臓がん患者と癌になる前の人たちの血流でどれだけの量のメソテリンが循環しているかいまだにわかっていません。 現在すい臓がんはどうやって診断されていますか? 標準なすい臓がんの診断検査法はいまだ存在しません。しかしながら、特別なタイプの超音波検査、CTスキャン、MRIといった複数の画像技術がこの病気の診断に使われています。バイオプシー(生体組織診断)とよばれる検査において、小さな腫瘍片が摂られ、顕微鏡によって確かにすい臓癌であると診断されます。 科学者達は、多くの人をスクリーニングし、画像技術によってより精密な検査を受けるべき人々を突き止める簡単な血液や尿のテストの開発に取り組んでいます。なぜなら、そういう人々はすい臓がんのかなり初期の段階だからです。これを実現するためには、すい臓がん診断のために有用な「バイオメーカー(生物指標化合物)」と呼ばれる化合物が血液や尿中にあるのを突き止める研究を多くこなさなければなりません。 科学者が直面している最大の困難は、バイオメーカーが機能するかを試験する、すい臓がんの初期段階にある人々を見つけることです。いくつもの科学者のグループが、家族性膵癌を含むすい臓がんハイリスクの個々人から、バイオメーカーのうちのどれが初期段階のすい臓がんの検知に有用か調査しています。 バイオメーカー(生物指標化合物)とはなんですか? バイオメーカーとは、身体の中で指標となることができる物質です。バイオメーカーの量は、健康な人と病気に罹っている人の間で異なります。したがって、その病気の診断を容易にします。加えて、バイオメーカーは治療が特定の患者にとって効果がでているかどうかモニターしたり、特定な治療に対する患者の反応を予想するためにも利用されることもあります。 近年の生物医学誌の記事によると、2,000以上の研究が出版され、2,000以上の遺伝子をすい臓がんのバイオメーカーとして調査していると述べています。しかしながら、現在FDA(Food and Drug Administration, 米食品医薬品局)がすい臓がんにおいて承認しているバイオメーカーはCA19-9( serum carbohydrate antigen 19-9, 腫瘍マーカーCA19-9)だけです。それでも、大規模研究は、CA19-9の測定レベルは、ハイリスクの個人やすい臓がん患者の診断には有用とはいいきれないと示しています。そのかわり、CA19-9を出す腫瘍を持つ患者においては、レベルをモニターでき、かつ、患者の病気が治療によってその病気から回復しているかどうかを測定できます。 どうやってバイオメーカーが機能しているかどうか特定できるのですか? FDAにすい臓がんのバイオメーカーが診断有用と認めるようにしてもらうには、厳格な試験が必要です。まず研究所の科学者達がすい臓がん患者からとれるサンプル(血液や、細胞、尿、膵液やその他)を分析し、健康な人からは出ないが、患者からでる遺伝子、タンパク質、あるいは他の指標を特定します。候補となるバイオメーカーとは、正確かつしっかりと測定できるもので、すい臓がん患者と健康な個人のサンプルの間で十分かつ明確に分泌量に差違が認められるものでなくてはなりません。ひとつの遺伝子や、タンパク質では、常に十分で正確とはいえません。現在、いくつかのテストは、…

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海外ニュース:米FDAがアブラキサンを進行性すい臓がんに承認

  2013年9月6日発表 すい臓がんアクションネットワーク(米パンキャン本部)は、9月6日(米国時間)転移性すい臓がん患者を対象とした治療薬アブラキサン(ABRAXANE®)(一般名 ナブ-パクリタキセル)が米国食品医薬品局(FDA)によって承認された発表しました。 転移のみられるすい臓がん患者において、アブラキサン®は標準治療薬であるゲムシタビンとの併用で使われます。 今回の米FDAによるアブラキサン®の承認は、過去8年間で膵臓がんのために承認された最初の新しい治療薬となります。 "進行性すい臓がんは現在、米国でがん死因の第4位です。この厳しいがんの治療を改善する新しい選択肢が登場することは大変嬉しいことです”、膵臓がんアクションネットワークの社長兼最高経営責任者(CEO)Julie Fleshmanは述べました。"5年生存率がわずか6%のすい臓がん患者にとり、FDAによるアブラキサンの承認は予後改善につながる重要なステップです。すい臓がんアクションネットワークは、2020年までにすい臓がんの生存率を倍増するという目標を達成するためにこれからも医学界と協力していきます。” この度の承認は、2013年1月に発表された進行すい臓がん患者を対象とした第III相臨床試験結果を受けたものですが、アブラキサンは2005年に乳がんで承認され、2012年10月には肺がんでも承認されています。 アブラキサンは、アルブミンと呼ばれるヒトタンパク質を添加することによって化学療法薬パクリタキセルの形態を変更したものです。ゲムシタビン単独と比較してゲムシタビンとアブラキサンの併用療法は、転移性すい臓がん患者の全生存期間をほぼ2ヶ月(8.5カ月対6.7カ月)延長しました。また、1年生存率の増加は59%(35% vs. 22%)、2年生存率はゲムシタビン単独投与の2倍(9% vs 4%)と報告されました。 このような成功は、臨床試験が膵臓がん患者のアウトカム改善を可能にするメカニズムであることを示しています。 "転移性すい臓がん患者の治療薬、アブラキサンの承認は、すい臓がん治療の重要なマイルストーンです。すい臓がんと診断された人々の生活を改善するために我々のコミットメントは、これで終わりません"とMarkus Renschler MD、セルジーン社副社長は言いました。 "セルジーン社は、ユニークな科学的なアプローチを追求します。そして重要なのは、すい臓がんと診断された人々の生活を改善するような様々な方法をサポートし、新たな治療法の開発につながるような、すい臓がんの背後にある科学を理解するための投資をしていきます。" すい臓がんアクションネットワーク(パンキャン)は、治療の選択肢を模索するとき、すべての患者が臨床試験を検討することを奨励しています。パンキャンはすべての承認されたすい臓がんに特化された臨床試験の最新の包括的なデータベースを所有しているので、PALSプログラムを通じて個々の患者のために、個別化された適格性チェックを行うことができます。 すい臓がんアクションネットワーク(パンキャン本部)と臨床試験の詳細については、www.pancan.orgを参照ください。   【特定非営利活動法人パンキャンジャパンについて】パンキャンジャパンは、米国カリフォルニア州に本社を置く全米最大のすい臓がん患者支援団体であるPancreatic Cancer Action Network (すい臓がんアクションネットワーク)の日本支社として2006年に設立されました。2009年以来、「すい臓がん啓発パープルリボンキャラバン」を通して、すい臓がん早期発見・早期治療の重要性を患者さんや一般の方々に理解していただくための啓発活動を継続的に支援しています。 このニュースについてのお問い合わせは、こちらまでご連絡ください。

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国内ニュース:日本膵臓学会・パンキャンにより家族性膵癌登録制度がスタート

    家族性膵癌登録制度がスタートすい臓がんの予防、早期発見、早期治療をめざして すい臓がんの予防、早期発見、早期治療をめざして 特定非営利活動法人パンキャンジャパン(東京都千代田 事務局長・理事:眞島喜幸、以下、パンキャンジャパン)は、2009年以来膵(すい)臓がんの早期発見、早期診断、早期治療の重要性を訴える医療セミナー「パープルリボンキャラバン ~ 膵臓がんに光をあてる ~」を全国で開催してきました。 厚生労働省の人口動態調査※によると2011 年の日本における膵臓がんによる死亡数は29,017人で、男性14,092人、女性13,448人となっています。がんの死因別では男第5位、女第4位で、食生活の欧米化、喫煙、糖尿病、慢性膵炎、家族歴などの膵臓がんの危険因子などとも関連し、年々増加傾向にあります。また、膵臓がんは早期発見が非常に困難な上に進行が早く、きわめて予後の悪い疾患です。(※厚生労働省 平成22年人口動態統計の年間推計) 危険因子のひとつが家族歴ですが、最近家族性乳癌患者の予防的全摘が世界のニュースに登場しました。家族性乳癌、家族性卵巣癌とならんで家族性膵癌も同じような遺伝子変異が関係していることがわかってきました。米国では、ジョンズホプキンス大学を中心に1996年から全国家族性膵癌登録(NFPTR)が実施されており、2012年3月までに4,322家族が登録されています。また、家族歴のある方の最適な経過観察法に関する前向き研究(PanSCAN)も進んでいます。海外ではハイリスクな方を対象とした研究活動が盛んですが、日本では予防に関するがん研究が進んでいないことから、いまだに家族歴のあるハイリスクな方々を守るすべがありません。 昨年、国際膵癌シンポジウムが京都で開催され、はじめて日本における家族性膵癌登録制度についての説明があり、その後、日本膵臓学会が主体となり家族性膵癌登録制度を構築するとの発表がありました。今年7月末に開催されます第44回日本膵臓学会大会において、そのキックオフが行われました。 米パンキャン本部代表のジュリーフレッシュマン氏は「膵臓がんは早期発見が難しいがんのひとつです。しかし、医学の進歩により、小さながんでも見つけることができるようになってきました。日本で家族性膵臓がん登録制度ができることは大変喜ばしいことです。定期的に検査を受けることで、早期発見が可能となり、生存率向上につながることを期待します」と述べました。 日本の家族性膵癌登録制度について、日本膵臓学会家族性膵癌登録制度の責任者、京都大学肝胆膵外科准教授の高折恭一先生にお話いただきます。また、家族性膵癌患者、家族性膵癌患者遺族から家族性膵癌の体験談についてお話いただきます。 京都大学肝胆膵外科准教授:高折恭一先生 「家族性膵癌」は、親子または兄弟姉妹に2人以上の膵癌患者さんのいる家系の方に発症する膵癌です。膵癌の5~10%が家族性膵癌で、家族性膵癌家系の方は一般の方よりも膵癌になるリスクが高いとされています。日本膵臓学会は、家族性膵癌家系の方を対象として、登録制度を始めることを決定しました。登録作業は、登録実施施設での倫理委員会の承認を受けてから開始されます。倫理委員会での承認作業には通常数ヶ月以上を要しますので、開始時期は今のところ未定ですが、平成25年12月ころには開始時期をご案内したいと考えています。登録施設は、当初は全国に10施設程度の予定ですが、徐々に登録施設を増やしていきます。登録施設についても、倫理委員会の承認を待って、あらためてご案内いたします。原則として、親子・兄弟姉妹に膵癌の確定診断(手術・生検による膵癌の組織診断)を受けた方があれば、登録の対象となりますが、詳しくは実際の登録の際にご案内いたします。登録は無料ですが、診察・検査・カウンセリングには、各医療施設で定められた費用が発生します。また、登録は、集団を対象とした研究(疫学研究)を目的としていますので、登録された皆様に診察・検査等の診療行為を行うものではありません。診察・検査・カウンセリングについては、かかりつけの医師にご相談ください。また、家族性膵癌登録制度について、現時点では個別のご案内はできませんので、ご了承ください。膵癌は、治療が難しいがんですが、家族性登録制度を利用して、早期診断と新しい治療法の開発に取り組んでいきたいと思います。登録が始まりましたら、皆様のご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。日本膵臓学会家族性膵癌レジストリ委員会委員長 高折恭一 日本膵臓学会インフォメーション(7月20日)より   家族性膵がん患者からの体験談:石森恵美さん 私の家族の膵臓癌石森恵美 私は平成22年5月に、主人が膵臓癌であること、それもステージⅣbで、 手術不可能との告知を受けました。 そしてその1週間後に、主人の姉(私にとっては義姉)も同じように、膵臓癌であることの告知を受けました。姉は、腎臓病を患っており、透析患者、障碍者1級です。 当時、膵臓癌における抗がん剤は、2剤しか認可されておらず、 手術のできない主人は、医者からの指示に従うしかなく、2剤のうちの1剤を使い、効果も実感できないまま、5か月後に亡くなりました。 その間、普通の生活ができたのはわずか3週間。満足な食事もできないまま、20キロ以上も痩せて、意識が混濁したまま亡くなりました。 私たち夫婦には、2人の息子がおり、当時は中学3年と1年でした。 そして、主人が亡くなって半年後、義姉も主人と同じように苦しんで、亡くなりました。 認知症が進んでいた姑の体調がすぐれず、精密検査を受けたところ、やはり末期の膵臓癌だとわかり、息を引き取ったのは、義姉が亡くなってから丁度1年後のことでした。 私は、次々と告知される家族の癌に向き合うことに精一杯で、遺伝のこと 家族性癌のことなど、全く考えもしませんでした。 ただ、姑が亡くなった時に(主人と義姉は公立病院、姑は開業医)お世話になったお医者さんから、同じ時期に家族のなかで3人が膵臓癌というのは…

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