AACR:データにみるコロナ感染とがんの関係

CancerToday COVID19 and Cancer

がん登録データに見るCOVID-19とがんの関係

~データは、コロナウイルスに感染したがん患者の死亡の危険因子を明らかにしています~

2020年5月28日

著者 ケイト・ヤンデル

医療専門家は、がんの患者がCOVID-19の重症例に特に脆弱である可能性があることを懸念しています。がん患者は高齢になって罹る傾向があり、複数の健康上の問題もあります。どちらの条件も、誰ががんにかかっているかどうかに関係なく、COVID-19による死亡リスクの増加に関連する要因です。医師はまた、がん患者が頻繁に通院しなければいけないことから、病院やクリニックなどでは感染の可能性を減らすための対策を講じているにもかかわらず、コロナウイルスへの曝露のリスクが高まる可能性があることを心配しています。また、医師たちは、がん自体やがん治療による患者の免疫系の変化がリスクを高める可能性があるかどうかも疑問に思っています。

COVID-19に感染したがん患者のアウトカムに関するデータを収集する2つのグループが、オンライン上で開催されている2020年米国臨床腫瘍学会(ASCO)バーチャル年次総会で5月30日の新しいデータを発表します。

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サバイバーストーリー:ドロン・ブロマン(ステージ4)

Lets Win BRCA

サバイバーストーリー:ドロン・ブロマン(ステージ4)

がん遺伝子パネル検査はゲノム治療につながります

著者:ドロン・ブロマン

2018年10月23日

•IV期の診断により、マイアミからボストンのダナファーバーがんセンターに転院
•FOLFIRINOX治療に対する優れた反応
•がん遺伝子パネル検査により、BRCA2変異があることが示される
•維持療法のPARP(パープ)阻害剤について

私はフロリダ州マイアミの不動産開発会社で働いています。 2015年の秋に、私はステージIVの膵臓がんと診断されました。

数か月間、胃の痛みがありました。だんだん痛みがひどくなり、最後はがまんできず、アベンチュラ病院の緊急治療室に行くことにしました。CTスキャンの後、医師は悪い知らせを持って戻ってきました。肝臓に6つの転移がある、平均余命が6〜10か月のステージIVの膵臓がんでした。私は「すい臓がん治療の最高の病院」をグーグル検索したところ、ボストンのダナファーバーがん研究所がでてきました。 早速、ボストンのダナファーバーがんセンターを訪れ、キミー・ング博士と面会し、2週間後、FOLFIRINOXによる治療を開始しました。FOLFIRINOXによくみられる神経障害や脱毛などの副作用に直面しながら、治療のために2週間ごとにマイアミからボストンに通院しました。FOLFIRINOXのお陰で、私の腫瘍は6ヶ月後にほぼ完全に消えました。

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AACR:がん遺伝子パネル検査は、すい臓がん治療の選択に重要な指針となる

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がん遺伝子パネル検査は、すい臓がん治療の選択に重要な指針となる

がんの遺伝子変異にマッチした治療をうけた患者は、生存率を高める結果につながった

2020年4月16日 

著者:シェリル・プラッツマン・ウェインストック

進行すい臓がん患者で、がん組織の分子検査をおこない、その遺伝子変異にマッチした分子標的薬(がん狙い撃ちする薬剤)の治療を受けた患者は、そうでない患者(変異にマッチした治療を受けられなかった)より長生きした、とLancet Oncolgyが研究結果を発表した。

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海外ニュース:FDAはペミガチニブをFGFR2融合遺伝子陽性進行胆管がんに承認

pemigatinib FDA approved

Pemigatinib

海外ニュース:FDAはペミガチニブをFGFR2融合遺伝子陽性進行胆管がんに承認

WILMINGTON, Del.–(BUSINESS WIRE)

2020年4 月17 日

Incyte社の発表によると、米食品医薬品局(FDA)は、FGFR2融合遺伝子または遺伝子再構成の発現が認められる胆管がん患者に対し、過去に治療歴のある、または切除不能/局所進行/転移性の胆管がんのセカンドライン治療薬として、キナーゼ阻害剤のペマジルPemazyre™(一般名:Pemigatinib、ペミガチニブ)を承認した。この胆管がんへの適応は、ペミガチニブが初のFDA承認薬となり、全奏効率と奏功期間(DOR)に基づいて迅速承認された。

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海外ニュース:FDAは膵がん新薬エリスパーゼに優先審査を付与

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海外ニュース:FDAは膵がん新薬エリスパーゼに優先審査を付与

2020年4月28日

ERYTECH Pharma社は、米国食品医薬品局(FDA)がエリスパーゼにFast Track Designationを付与したと本日発表しました。ERYTECH社は、赤血球内に治療薬をカプセル化する革新的な治療法を開発するバイオ製薬会社で、エリスパーゼは、転移性膵臓がん患者のセカンドライン治療薬として開発されています。

編集注:ファーストトラックプログラムとは、米国食品医薬品局(FDA)による、完治が難しい疾患に対し、高い治療効果が期待できそうな新薬を優先的に審査する制度。指定を受けると、新薬承認申請(NDA)の提出前や申請途中にもFDAとの協議が促進され、臨床試験デザインやデータ提出に関する問題を回避しやすくなっています。

エリスパーゼは、欧米の11か国で転移性膵臓がんの第3相試験(TRYbeCA-1)で現在評価されています。試験に登録される約500人の患者の75%以上が無作為化されました。イベントの3分の2が発生したときに独立データ監視委員会(IDMC)が実施する暫定的な優位性分析は、2020年末頃に行われ、最終分析は2021年後半に行われる予定です。

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海外ニュース:コロナ感染COVID19の治療薬ファモチジンの治験始まる



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海外ニュース:新型コロナ感染症の治療薬ファモチジンの治験始まる

新型コロナ感染症では、患者の命を救うために重症化予防に向けた治療薬開発が最優先されています。現在、治験中の薬剤の一つは、ドラッグストアで売られている胸やけ剤ガスター10に含まれているファモチジンです。

Dr. David Tuveson says “Famotidine is like penicillin to COVID19.”

2020年4月26日

著者 ブレンダン・ボレル

COVID19に有効な治療薬を調べる治験リストには、ありそうもない候補が含まれています:それは市販の胸焼け治療薬Pepcid(ペプシド)の活性化合物であるファモチジンfamotidineです。(注:このファモチジンは、日本で販売されている胃腸薬ガスター10に含まれています) 4月7日、ニューヨーク市地域のNorthwell HealthにいるCOVID-19患者は、胸焼けで使われる薬の通常の用量の9倍となるファモチジンを静脈投与されました。 リジェネロンのサリルマブやギリアドサイエンスのレムデシビルなど、23病院システムがテストしている他の薬とは異なり、ノースウェルヘルスではファモチジン試験を秘密裏に準備し、他の病院、または連邦政府さえもそれを購入し始める前にファモチジン注射剤の研究備蓄を確保しました。 「これについて間違った人々に話したり、メディアへの露出が早すぎたりすると、薬物の供給がおいつかなくなるでしょう」と、病院システムの臨床試験を担当していた元脳神経外科医のケビン・トレーシー氏は言います。

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海外ニュース: COVID19感染者の呼吸、会話から感染性エアロゾル発生の可能性

covid19 virus

海外ニュース: COVID19感染者の呼吸、会話から感染性エアロゾル発生の可能性

SARS-CoV-2の伝播における液滴とエアロゾル
Droplets and Aerosols in the Transmission of SARS-CoV-2

せき、くしゃみだけでなくCOVID19感染者の呼吸、会話により発生するエアロゾルから感染する危険性が指摘される

2020年4月15日

NEJMで発表されたAnfinrudの研究により、COVID19感染者から会話中に吐き出された液滴が空気中に滞留することが説明されました。大きな粒子は、重力のために沈降する前に、ほんの少しだけ空中に残ります。これらの粒子は、近くにいる人が吸入した場合は感染の脅威となる可能性があり、他の人の鼻腔または口路に移動した場合は接触の危険があります。このようにして、SARS-CoV-2のウィルスに感染した人は、感染拡大の一因となる可能性があります。

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AACR:リキッドバイオプシーは膵臓がんの早期発見に役立つ可能性

aacr clinical cancer reesarch 2020 April

AACR:リキッドバイオプシー(液体生検)は膵臓がんの早期発見に役立つ可能性

著者:エミリー・ヘンダーソン

2020年4月16日

血液検査は、膵臓がんがまだ初期段階にあるときに最も一般的な形態の膵腺がんを検出できると同時に、医師が患者の疾患を正確に病期分類し、適切な治療に導くのに役立つ可能性があります。ペンシルベニア大学の学際的研究では、リキッドバイオプシー(液体生検)として知られている血液検査が、他の既知のバイオマーカー単独よりも、盲検研究で疾患を検出する際により正確であり、また、イメージング単独よりは疾患の病期分類においてより正確であると2020年4月版米国癌学会のジャーナルであるAACR Clinical Cancer Researchに発表しました。

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AACR:「コロナウイルスは癌の臨床試験に影響を与える」

AACRの雑誌 CancerTODAYの記事ー

「コロナウイルスは癌の臨床試験に影響を与える」

米国国立癌研究所(NCI)および食品医薬品局(FDA)は、新型コロナウイルス感染症の蔓延の中で臨床試験を管理するためのガイダンスを提供しています。米国のがんセンターは、試験に登録されている一部の患者のケアに変更を加えています。

2020年3月24日

著者 アンナ・アズヴォリンスキー

 CancerToday April2020

Nordrodenによる画像/ iStock / Getty Images Plus

 

米国におけるコロナウイルスの継続的な蔓延と増加するCOVID-19の症例に対応して、国立癌研究所(NCI)と食品医薬品局(FDA)は、臨床試験を実施している企業と管理している医師のための試験中の患者および研究への患者の募集に関する「実用的なガイドライン」を発表しました。

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臨床試験の詳細

臨床試験に光をあてるシリーズ その3 臨床試験の詳細 ケイトミラー 2019年1月3日 1月は膵臓がん臨床試験啓発月間です。 臨床研究に参加することで膵臓がん患者は、より良い生存期間、無再発期間、生活の質を与えられる可能性を受け取ります。ただし、臨床試験に参加する患者はごく少数です。 試験に参加することに、恐怖を感じる患者さんもいます。参加する前に考慮すべきことがたくさんあり、情報が理解しにくい場合もあります。 1月中、米国パンキャン本部では、患者とその家族が臨床試験に参加するためのプロセスをより良く理解し、参加するための準備ができていると感じられるように、臨床試験の経験を詳しく説明しています。   黒板は「デマンドベター。臨床研究。膵臓がんのアウトカムを改善する」   今月は米国パンキャン本部が提供するウェビナーに参加して、次のことを学んでください。 臨床試験の作成には多くの作業と準備が必要です。臨床試験がどのように機能するのか、時とともにどのように発展してきたのか、そして将来に向けて何が待ち受けているかを学びます。 適格基準 登録に関するルールをより深く理解します。これらの適格基準パラメーターが研究をどのようにサポートするのか、どのような標準的な要件があるのか、そしてそれらが患者に及ぼす影響について説明します。 安全対策 患者の安全は臨床試験プロセスのなかで大きな部分を占めており、安全チェックポイントは最初から最後まで組み込まれています。臨床試験の倫理審査委員会、レビューボードからプラセボの使用までの臨床試験における安全の優先順位を理解します。 適切な臨床試験の選択、医師への質問、および臨床試験の多様性が非常に重要である理由についての役立つ情報をご覧ください。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 臨床試験のリソースの詳細、臨床試験のよくある質問などもご覧ください。 臨床試験または膵臓がんに関連するその他のトピックについて質問がある場合は、パンキャンジャパン事務局(MAIL: [email protected])までご連絡ください。  

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