2014年度パンキャン賞授与

      本年度は第45回日本膵臓学会大会(7月11日)においてパンキャン賞を授与いたしました。(集合写真について)   希望は膵臓がん研究からも生まれます。パンキャンは毎年皆様からいただいた寄付をもとにして、精力的に研究をしている国内の医療従事者支援し、「パンキャン賞」として表彰しています。みなさまのご寄付とご声援は、日夜研究を続ける研究者、医療従事者たちの原動力となっています。 「若手研究者を含め、大変レベルの高い研究をされている先生方が多数応募してくださり、感謝の気持ちで一杯です。これらの研究者は患者の希望です。これらが実り、膵がん患者の治療に貢献することを願ってやみません。」パンキャンジャパン理事長眞島     PanCAN Basic Research Award(基礎研究)坂本仁美 東京女子医科大学 統合医科学研究所「膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)におけるRNF43体細胞変異の臨床病理学的意義」 PanCAN Clinical Research Award(臨床研究) 松田陽子 東京都健康長寿医療センター 病理診断科「高齢者の病理解剖症例における膵病変の検討」   PanCAN Young Investigator Award1位(若手研究者賞) 池澤賢治 大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学「膵癌の発生・進展におけるBcl-xL発現亢進機構およびその意義の解明」   PanCAN Young…

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パンキャン賞:歴代受賞者リスト(~2023年)

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希望は膵臓がん研究から生まれます。

毎年、米国パンキャン本部では、米国癌学会(AACR)を通して優秀な米国の膵臓がん研究者にパンキャン賞を授与してきました。その伝統を受け継ぎパンキャンジャパンでも、皆様から預かった寄付をもとにして、2012年より日本膵臓学会(理事長 下瀬川徹)のご支援ご協力のもとパンキャン賞審査委員会(委員長 高折恭一)のピアレビューにより選出された優秀な研究論文に対してパンキャン賞を授与してきました。最優秀臨床研究 最優秀基礎研究、若手研究者x3名、合計5名の研究者に授与されます。

授与式は、日本膵臓学会大会の懇親会にあわせて行われます。すい臓がんを体験した患者または家族の代表による研究者、臨床医への感謝と期待、受賞者のコメント、最後に下瀬川理事長、高折審査委員長、受賞者、体験者代表、パンキャン代表によるフォトセッションで終了します。みなさまのご寄付とご声援は、日夜研究を続ける研究者、医療従事者たちへのエールとなっています。

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海外ニュース:MM-398は転移性膵がん患者の生存期間を有意に延長

2014年6月28日更新 http://investors.merrimackpharma.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=856551http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-06/esfm-mat062414.php   バルセロナで開催された消化器がんESMO第16回World Congressで、スペインメリマック医薬品は、ゲムシタビンベースの治療に耐性のできた転移性膵がん患者を対象とした新薬MM-398のNAPOLI-1、フェーズ3の詳細な結果を発表した。5FU/leucovorin単独投与群に比べ、MM-398プラス5FU/leucovorinの併用療法では全生存期間が改善した。 全生存期間(OS)の中央値は、5FU/leucovorinで標準的治療を受けた群では4.2カ月であったのに比較して、MM-398プラス5FU/leucovorin群では6.1カ月であった。無増悪生存期間(PFS)は、標準療法で1.5ヶ月から、MM-398プラス5FU/leucovorinを受けた患者では3.1カ月に、大幅に改善。MM-398だけを単独投与された群は、標準的な治療と比較して延命効果はなかった。メリマックは、2014年にMM-398の組合せレジメンについて米国食品医薬品局(FDA)に新薬承認申請を提出する予定である。 臨床ポスターはここをクリックしてください。 ESMO-GIで発表されたスライドにアクセスするには、ここをクリックしてください。   参照元:ScienceNewsline, http://www.sciencenewsline.com/summary/2014062520190012.html 

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海外ニュース:AACR 新しい血液検査バイオマーカーパネルは、膵癌の早期診断を可能にする

2014年5月19日 5月18日から21日の間、米国ニューオーリンズ市にて開催されたAACR第2回膵がんスペシャル会議において、膵癌の早期発見につながる新しいバイオマーカーパネルが田口歩氏により発表された。 既知の膵がんバイオマーカーCA19-9と3つの新しいバイオマーカーを組み合わせた4つのバイオマーカーからなるパネルは、健常者、慢性膵炎患者、膵嚢胞のある人から膵がんのある人を90%の確率で識別できると報告された。 4つの血液バイオマーカーを一緒に使うと、健常者のサンプルでは92パーセント、 慢性膵炎のサンプルでは85パーセント、および膵嚢胞のサンプルの92%の確率で膵癌の陽性患者を同定した。また、このパネルは、膵臓がんの陰性患者を健常者のサンプルでは 94パーセント、 慢性膵炎患者では90パーセント、膵嚢胞の患者からのサンプルでは91パーセントで陰性結果を検出した。 「我々のバイオマーカーパネルは、CA 19-9単独と比較して、健康な人、慢性膵炎の患者、膵嚢胞のある人から膵癌のある人を識別する能力に優れている」と田口歩氏(MD, PhD テキサス大学MDアンダーソンがんセンター助教)は述べた。 「この結果は、我々のパネルが実質的に非常に侵襲的なスクリーニング検査を受けなければならない患者を減らす可能性があることを意味する」 " 田口氏によれば、「膵臓がん患者の約10%しか予後の改善が期待できる状態、まだがんが局在化された段階でみつかっていない。また、膵がん検出のために利用される現在の画像診断技術は、スクリーニングプログラムには適切ではなく、また、血液検査の CA19-9バイオマーカーは、広く健診目的で使用されるには、十分に信頼できるものではない」と田口氏は付け加えた。 田口氏らは、 膵臓がん98例、健常者 50例、および慢性膵炎29例の血液サンプルを用いて、 CA19-9と20の他の潜在的なバイオマーカーの血中濃度を分析した。この最初の分析を通して、彼らはさらなる研究のための潜在的なバイオマーカーの最良の組み合わせを決定することができた。 4つのバイオマーカーのパネルは、2つの独立したコホートの血液サンプルを使用して検証された。一つは、早期膵臓がんの42人の患者、 50人の健常者、および50人の慢性膵炎患者、他のコホートは初期段階の膵臓がん患者22人と14人の良性膵嚢胞保有者であった。 これらの分析では、 CA19-9単独では膵臓がん患者を健常者のなかからは78パーセント、慢性膵炎患者からは 78パーセント、膵嚢胞の患者からは76パーセントの確立で検出した。4バイオマーカーパネルでは、健常者のグループでは94ぱセント、慢性膵炎患者のグループでは90パーセント、膵嚢胞の患者の91パーセントから正しく膵臓癌を識別できた。 「我々は、さらに早期膵臓癌の診断前に採取したより大きな数のサンプルを使用して私たちのパネルを検証する必要がある」と田口氏は言った。 「しかし、我々は臨床で応用できるパネルを開発することができると期待している。」 この研究は、米国立癌研究所(NCI)の早期発見ネットワークとラストガーテン財団からの資金によって支えられている。 参照元:New Blood-based Biomarker Panel…

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家族性膵がん研究について

    Johns Hopkins大の家族性膵がん登録制度の案内ページより「家族性膵癌」は、親子または兄弟姉妹に2人以上の膵癌患者さんのいる家系の方に発症する膵癌です。膵癌の5~10%が家族性膵癌で、家族性膵癌家系の方は一般の方よりも膵癌になるリスクが高いとされています。しかし家族性膵がんの場合、遺伝子等を調査することで特定の早期診断と治療法が開発 できる可能性があり、そのために多くの家族性膵がんと思われる方の協力が必要になっています。 2008年以降、パンキャンジャパンは日本膵臓学会と協力して国内での家族性膵がんと、この研究を進展させるための家族性登録制度の設立に努力しています。 現在厳格なプライバシー管理のもと、パンキャンジャパンは家族性膵がんの懸念のある方・関心のある方に登録していただき、国内研究機関が登録制度の準備をした際に、登録者の架け橋となるための準備をしています。  2013年には国内で初めて一般向けに家族性膵がんのセミナーを行いました。   今後の情報についてはこちらのニューズレターから配信する予定です。       関係のある記事  国内ニュース:日本膵臓学会・パンキャンにより家族性膵癌登録制度がスタート 膵がんリスク因子と家族性膵癌登録制度 膵臓がん研究の最前線: 遺伝子と家族性膵がんについて ボランティアストーリー:石森恵美 膵がん研究の最前線から見えてきた膵がん発症のメカニズム(外部リンク:「がんナビ」)

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家族性膵がん研究への登録について

  家族性膵がんの研究に誰が参加することはできますか?     あなたやご家族が膵臓がんと診断された場合は、参加できます。   Johns Hopkins大の家族性膵がん登録制度の案内ページより●家族性膵がん研究について 米国では4000以上の家族がジョンズホプキンス大学の家族性膵がんレジストリーに登録されています。これらの家族のなかで、1376の家族では、複数の第1度近親者(親、兄弟姉妹、子供)が膵臓がんと診断されていて、家族性膵がんに分類されています。2946の家族では、ひとりのメンバーが、膵臓がんと診断されています。 膵がんと告知されたご家族にこの研究に参加いただくことは、膵臓がん研究に不可欠であり、私たちは皆様のご支援に感謝しています。 もし、ご家族のどなたかが膵臓がんと告知された場合、家族性膵がんレジストリへご参加ください。家族性膵がんの疑いのある方は、膵がんドック健診を受けることをお勧めします。膵がんドックを受診できる施設のリストは9月より公開する予定です。 家族性膵がんの研究をすすめる医療施設につきましては、10月より公開する予定です。 家族性膵がんの疑いがあり、経過観察について不安な方、家族性膵がんについて質問のある方、レジストリーに関する質問のある方など、家族性膵がんについてより詳しく知りたい方は、こちらから登録してください。   家族性膵がん登録制度の最新情報にご関心のある方も同様にこちらのニューズレターで情報発信をする予定です。   関係のある記事  国内ニュース:日本膵臓学会・パンキャンにより家族性膵癌登録制度がスタート 膵がんリスク因子と家族性膵癌登録制度 膵臓がん研究の最前線: 遺伝子と家族性膵がんについて ボランティアストーリー:石森恵美 膵がん研究の最前線から見えてきた膵がん発症のメカニズム(外部リンク:「がんナビ」)

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海外ニュース:より小規模な、効率のよい臨床試験を目指して

海外ニュース より小規模な、効率のよい臨床試験を目指してThe Push for Smaller, Smarter Trials 米国臨床腫瘍学会(ASCO)は膵臓がんを含む4つの一般的ながんの今後の臨床試験においてより大きな成果を達成するために、研究者達に対して臨床試験の設計を見直すよう促しています。たとえば、膵臓がんの専門家達は、FOLFIRINOX療法が可能な患者には少なくとも全生存期間中央値(OS)を50%あるいは4-5ヶ月延長させようとする臨床試験を、そして、ナブパクリタキセルとゲムシタビンの併用療法が可能な患者には全生存期間中央値を3-4ヶ月は向上させるような臨床試験をデザインするよう提言してきました。その結果、最終的には、設定によって変わりますが、臨床的に意義があるとして定義された最小限の上乗せ効果は、全生存期間中央値2.5~6ヶ月の延長でした。 この提言は、漸進的な改善は現在の標準療法に新たな毒性を全く、あるいはあまり加えることなく、そして、毒性の高いレジメンには、最大級の生存期間向上が認められてこそ、はじめて臨床的に有意義と認められることに注意してください。少し目標を低く設定した臨床試験の場合、臨床試験のエンドポイントがクリアされた場合、また、治療の恩恵を受ける可能性が最も高い患者を特定する方法がある場合、それぞれの患者に有益であると言えます。   ソース:The Push for Smaller, Smarter Trials www.oncologypractice.com

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海外ニュース: 小さな膵神経内分泌腫瘍(PNETs)はいまだ悪性の可能性をもちうる

海外ニュース 小さな膵神経内分泌腫瘍(PNETs)はいまだ悪性の可能性をもちうるSmall Pancreatic Neuroendocrine Tumors PNETs may still harbor malignant potential 米国デューク大学の研究者は小さな膵神経内分泌腫瘍は、悪性腫瘍の可能性があり、切除や綿密なモニタリングが必要だと報告している。 直径2cm以下の非機能性膵神経内分泌腫瘍(PNETs)が見つかった患者のために行われた後ろ向きコホート研究の結果により、全ての手術の種類間に有意な生存率の違いは認められなかったものの、手術のタイプによって段階化された未調整の分析において、手術を受けなかった患者の診断後5年生存率が深刻に悪化していることが発見された。 研究者達は、PNETs患者1367人の生存コホートを分析した。このグループの内訳は、368人(27%)が外科手術をしない、586人(43%)が部分的膵切除、324人(24%)部分的に胃切除術をした場合としない場合両方で膵頭十二指腸切除術をした場合、そして89人(6%)が全膵切除を施行である。研究者達は、非機能性膵神経内分泌腫瘍(PNETs)が1998年の7%から2010年の20%へと時間とともに深刻に増加していることをつきとめた。2cm以下の非機能性膵神経内分泌腫瘍(PNETs)患者の5年全生存率は、いずれかのタイプによる手術をうけた患者より、単独の観察・治療をしただけの患者の方が大幅に悪化していた。   ソース:The Oncology Report, Small Pancreatic Neuroendocrine Tumors PNETs may still harbor malignant potential, 03/26/14

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NET(神経内分泌腫瘍)アンケート参加者を募集しています

ヘルスケア コミュニティおよび一般社会における NET (神経内分泌腫瘍) 癌への関心を高めるというjNETコミュニティ(pgiNETの集い)の使命の一環として、この度、初めてとなるグローバル NET (神経内分泌腫瘍) 患者アンケートを実施することになりました。このアンケートを通じて、NET (神経内分泌腫瘍) 癌患者は NET (神経内分泌腫瘍) に関する自らの体験および意見を世界中の人たちと共有することができます。ぜひともご参加ください。

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ジャック・アンドレイカ:前途有望な十代の科学者とその研究について

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ジャック・アンドレカ:前途有望な十代の科学者が、全国的に話題を集め、世界のお茶の間にすい臓がんの話題を届けています。   メリーランド州の十代の青年ジャック・アンドレイカ君はすい臓がんの早期発見ツールを研究したことで、初のインテル国際科学技術賞を含めた幾つかの素晴らしい賞を受けました。そして10月13日の日曜日、ジャックはCBSテレビの「60 Minutes」で取り上げられました。私たちパンキャンは彼のすい臓がん研究に関する進展への熱意と情熱に感激するとともに、全国的な注目の目が、最も難治な「がん」であるすい臓がんの早期診断ツールに集まったことに感謝しています。 ジャック君のオリジナルのプロジェクトは、体内を循環するすい臓がん患者の尿や血液に含まれるが他の人には含まれていない特異的なタンパク質を、特別に識別する抗体でコーティングされた小紙片の検診棒に関するものでした。60minuitesで示されたように、彼の発見はまだ初期段階のもので、実用化までにはさらに多くの年数を要します。しかし私たちはジャック君のようなアイデアが一般の早期診断で利用可能になる日が将来くることを心待ちにしています。 まさにジャック君がしめしたように、すい臓がんを全国的な問題として議論されるようにし続けましょう。以下に米国のすい臓がんの早期診断に関する科学研究の詳細を記しました。 ジャック君のすい臓がん発見テストの技術から分かることはなんでしょうか? ジャック君がプロジェクトのために活用した検診棒の技術は、ナノチューブと呼ばれるデバイスにつけられた、特殊な抗体でコーティングされた小紙片です。抗体はすい臓がんや他のいくつかの癌患者にはあるが健康な人にはない、血液や尿と一緒に体内を循環する特異的なタンパク質を識別します。家庭の妊娠検査薬や糖尿病検査テストのように、この技術は標準的な研究室の検査より、ずっと早く安価です。ジャック君が関心をもったメソテリンと呼ばれるタンパク質のために開発した試験方法は、人間とマウスの両方の血流で極めて少量に含まれていても発見する方法として信頼性の高い、よいものであると、彼の研究により示されています。 ジャック君はまずAnirban Maitra(MBBS)の研究室、次いでジョンホプキンス大学で試験をしました。(Dr.Marita はMDアンダーソンがんセンターへ移籍しています)。Dr.Maritaはすい臓がんの研究分野では第一人者であり、2004年にパンキャンのキャリアデベロップメント賞を授与され、パンキャンのメディカルアドバイザリーボードの委員長です。ジャック君はマウスを使った試験で、すい臓がんのマウスは血中のメソテリンが他の健康なマウスより高いことを示しました。そして数人の進行性すい臓がんとそうでない患者のサンプルを試し、再びメソテリンレベルがその病気に罹患していると診断された人の方が高いことを発見しました。ジャック君の試験が正確にすい臓がんを早期発見できるか知るために、より多くのサンプルテストと実験が必要だとしても、これら事前に得られた結果は、たいへん励まされるものです。 ポジティブなアウトカムのためには、すい臓がんが外科手術可能な、早期に発見できることこそ最高の時機です。しかしながら、早期のすい臓がん患者と癌になる前の人たちの血流でどれだけの量のメソテリンが循環しているかいまだにわかっていません。 現在すい臓がんはどうやって診断されていますか? 標準なすい臓がんの診断検査法はいまだ存在しません。しかしながら、特別なタイプの超音波検査、CTスキャン、MRIといった複数の画像技術がこの病気の診断に使われています。バイオプシー(生体組織診断)とよばれる検査において、小さな腫瘍片が摂られ、顕微鏡によって確かにすい臓癌であると診断されます。 科学者達は、多くの人をスクリーニングし、画像技術によってより精密な検査を受けるべき人々を突き止める簡単な血液や尿のテストの開発に取り組んでいます。なぜなら、そういう人々はすい臓がんのかなり初期の段階だからです。これを実現するためには、すい臓がん診断のために有用な「バイオメーカー(生物指標化合物)」と呼ばれる化合物が血液や尿中にあるのを突き止める研究を多くこなさなければなりません。 科学者が直面している最大の困難は、バイオメーカーが機能するかを試験する、すい臓がんの初期段階にある人々を見つけることです。いくつもの科学者のグループが、家族性膵癌を含むすい臓がんハイリスクの個々人から、バイオメーカーのうちのどれが初期段階のすい臓がんの検知に有用か調査しています。 バイオメーカー(生物指標化合物)とはなんですか? バイオメーカーとは、身体の中で指標となることができる物質です。バイオメーカーの量は、健康な人と病気に罹っている人の間で異なります。したがって、その病気の診断を容易にします。加えて、バイオメーカーは治療が特定の患者にとって効果がでているかどうかモニターしたり、特定な治療に対する患者の反応を予想するためにも利用されることもあります。 近年の生物医学誌の記事によると、2,000以上の研究が出版され、2,000以上の遺伝子をすい臓がんのバイオメーカーとして調査していると述べています。しかしながら、現在FDA(Food and Drug Administration, 米食品医薬品局)がすい臓がんにおいて承認しているバイオメーカーはCA19-9( serum carbohydrate antigen 19-9, 腫瘍マーカーCA19-9)だけです。それでも、大規模研究は、CA19-9の測定レベルは、ハイリスクの個人やすい臓がん患者の診断には有用とはいいきれないと示しています。そのかわり、CA19-9を出す腫瘍を持つ患者においては、レベルをモニターでき、かつ、患者の病気が治療によってその病気から回復しているかどうかを測定できます。 どうやってバイオメーカーが機能しているかどうか特定できるのですか? FDAにすい臓がんのバイオメーカーが診断有用と認めるようにしてもらうには、厳格な試験が必要です。まず研究所の科学者達がすい臓がん患者からとれるサンプル(血液や、細胞、尿、膵液やその他)を分析し、健康な人からは出ないが、患者からでる遺伝子、タンパク質、あるいは他の指標を特定します。候補となるバイオメーカーとは、正確かつしっかりと測定できるもので、すい臓がん患者と健康な個人のサンプルの間で十分かつ明確に分泌量に差違が認められるものでなくてはなりません。ひとつの遺伝子や、タンパク質では、常に十分で正確とはいえません。現在、いくつかのテストは、…

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